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第16‐012号
2016年4月21日
“日本初!樹脂製車いすの導入”
~金属を使用していない車いすで機内まで、保安検査場もストレスフリーに通過~
ANAは2016年4月21日より、ストレスフリーでユニバーサルな空港サービスを実現すべく、国内空港に日本初となる空港・機内用樹脂製車いす「morph モルフ」を導入することとなりました。
今までは車いすをご利用のお客様が保安検査場を通過する場合、車いすの金属部分が検査機に反応してしまうため、別途ボディーチェックが必要となり、お客様にはご不便をおかけしておりました。
樹脂製車いす「morph モルフ」の導入により、カウンターでこの車いすに乗り換えていただければ、ボディーチェックを受けることなく、そのまま保安検査場を通過することが可能となります。(お客様が身に着けていらっしゃる物で保安検査の反応がある場合を除きます)また、この車いすは機内の通路幅にも対応しておりますので、そのまま機内の座席横までご案内ができます。
まずは羽田空港国内線第2旅客ターミナルに64台を導入し、その後、順次全国の就航空港に展開する予定です。
「morph モルフ」は、ANAと車いす製造メーカーである株式会社 松永製作所(岐阜県養老郡)が共同で開発したもので、車輪から荷重を支える小さな軸受に至るまですべて(シートクッション、ベルトを除く)が樹脂でできており、金属に匹敵する構造強度を持ちながら、取り扱いも非常に優れた画期的な車いすです。
ANAはバリアフリーの推進を含むユニバーサルサービスの実現に向けて、これからも各種サービスを拡充してまいります。
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以上