

第17‐020号
2018年2月1日
平成30年3月期 第3四半期決算について
ANAホールディングスは2月1日(木)、平成30年3月期 第3四半期決算を取りまとめました。詳細は「平成30年3月期 第3四半期決算短信」をご参照ください。
1.平成30年3月期 第3四半期の連結経営成績・連結財政状態
- (1)概況
- ・当第3四半期のわが国経済は、企業収益及び雇用環境の改善が続く中、個人消費の持ち直しが見られる等、景気は緩やかに回復しました。
- ・このような経済情勢の下、航空事業を中心に増収となったことから、売上高は 1兆4,908億円、営業利益は1,659億円、経常利益は1,638億円、また、当期からPeach・Aviation(株)を連結子会社としたことによる特別利益等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,529億円となり、それぞれ過去最高となりました。
- ・なお当社は、世界の代表的な社会的責任投資の指標である「Dow Jones Sustainability World Index」の構成銘柄として、日本の航空会社で初めて選定されました。
- ・また当社グループは、「バリアフリー・ユニバーサルサービスデザイン推進功労者表彰」において、航空運送分野としては、初めて内閣総理大臣表彰を受賞する等、「すべてのお客様に、より安心・快適に飛行機をご利用頂ける環境を創る」ことを目指して、ハード・ソフトの両面からサービスの開発・導入を進めていきます。
- (2)航空事業
①国内線旅客- ・国内線旅客は、10月に発生した台風の影響を受けたものの、需要に応じた各種割引運賃を設定したことに加え、ビジネス需要が堅調に推移したこと等により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
- ・路線ネットワークでは、6月から中部=宮古線を新規開設した他、ウィンターダイヤから広島空港の運用時間延長に伴い、羽田=広島線の最終時間帯に増便する等、需要の取り込みを図りました。
- ・営業面では、様々な旅のシーンに応じた「旅割タイムセール」を定期的に実施し、需要喚起に努めました。また、地域活性化、訪日旅客増加を目的に、まだ知られていない日本の魅力を特設サイトや機内等において国内外に発信する「Taste of JAPAN by ANA -Explore the regions-」を12月から開始しました。
- ・サービス面では、10月よりプレミアムクラスの機内食サービスにおいて、羽田発着の一部路線のメニューと食器を一新するとともに、昼食の提供時間を拡大しました。
- ・また、羽田空港に続いて11月より新千歳空港で、空港での手続きのわかりやすさ、待ち時間の極小化を目的として、出発カウンターのレイアウトを変更し、自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」サービスを導入する等、空港から機内までのプロダクトとサービスのリニューアルを進め、お客様の快適性、利便性の向上に努めました。
結果として、国内線旅客収入は125億円の増収(前年同期比2.4%増)となりました。
- ②国際線旅客
- ・国際線旅客は、国際線ネットワークの拡充に伴い、日本発ビジネス需要が好調に推移していることに加え、旺盛な訪日需要を取り込んだこと等により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
- ・路線ネットワークでは、8月から羽田=ジャカルタ線、10月から成田=ロサンゼルス線を1日2便へ増便し、首都圏発着のビジネス需要に加え、国内地方空港やアジア=北米間の接続需要の取り込みを図りました。
- ・営業面では、マレーシア行きのロングステイ向け運賃を設定し、将来的に市場の拡大が期待される長期滞在需要の取り込みを図る等、新規の需要喚起に努めました。
- ・サービス面では、お客様からの投票で選ばれた機内食の人気メニューを、12月から日本発のプレミアムエコノミーとエコノミークラスで提供する等、サービスの向上に努めました。
結果として、国際線旅客収入は590億円の増収(前年同期比15.2%増)となりました
- ③貨物
- ・国内線貨物では、需要が好調な国際線との接続貨物を取り込んだものの、羽田発貨物の取り扱いが減少したこと等により、輸送重量は前年同期を下回りましたが、運賃単価の改善を図ったことから、収入は前年同期を上回りました。
- ・国際線貨物では、北米・欧州向けの自動車関連部品や電子機器を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本発海外向けは好調に推移しました。海外発においても、アジア・中国発の日本向け貨物が好調に推移したことに加え、中国発北米向けの三国間貨物を取り込んだ結果、輸送重量・収入ともに前年同期を上回りました。
- ・また、当社グループは今後需要の拡大が期待される医薬品輸送サービスの拡充を図るため、日本の航空会社として初めて、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品輸送における国際品質認証である「CEIVファーマ」を取得しました。
結果として、国内貨物収入は微増(前年同期比0.1%増)、国際貨物収入は205億円の増収(前年同期比30.5%増)となりました。
- ④その他
- ・マイレージ附帯収入、バニラ・エア(株)の収入、Peach・Aviation(株)の収入、機内販売収入、整備受託収入等で構成される航空事業におけるその他の収入は2,092億円(前年同期1,517億円、前年同期比37.9%増)となりました。
- ・バニラ・エア(株)では、台湾線を中心した旺盛な訪日需要を取り込んだことに加え、航空券の早期販売を実施する等、増収に努めました。当第3四半期における輸送実績は、旅客数は2,019千人(前年同期比31.8%増)、座席キロは3,746百万席キロ(同23.0%増)、旅客キロは3,205百万人キロ(同23.2%増)、利用率は85.6%(前年同期差0.1%増)となりました。
- ・Peach・Aviation(株)では、9月から仙台=札幌線、仙台=台北線を新規開設し、仙台空港を本格的に拠点化した他、札幌=福岡線、札幌=台北線を新規開設し、ネットワークの充実を図りました。当第3四半期における輸送実績は、旅客数は3,771千人、座席キロは5,073百万席キロ、旅客キロは4,388百万人キロ、利用率は86.5%となりました。
- (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
- ・羽田空港、関西空港における空港地上支援業務の受託が増加したこと等により、売上高は2,115億円(前年同期比9.9%増)、営業利益は114億円(同26.3%増)となりました。
- ・旅行事業では、国内旅行は、ダイナミックパッケージ商品「旅作」では、プロモーションと商品力の強化による需要の早期取り込みを図ったものの、主要な北海道、沖縄、関東方面の集客が伸び悩んだこと等から、売上高は前年同期を下回りました。海外旅行は、「ANAハローツアー」において、重点的に販売を強化しているハワイに加え、北米方面の取扱高が好調に推移したこと等から、売上高は前年同期を上回りました。訪日旅行は、他社との競争激化により取扱高が減少したこと等から、売上高は前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は1,219億円(前年同期比0 .1%減)、営業利益は36億円(同13.2%増)となりました。
- ・商社事業では、リテール部門における国際線旅客数の増加や訪日旅客の嗜好変化にあわせた商品を充実させたこと等により、空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」や空港物販店「ANA FESTA」の売上高は前年同期を上回りました。一方、食品部門では、主力商品であるバナナの取扱高が、マーケットの競争激化により減少したこと等から、売上高は前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は1,065億円(前年同期比3.1%増)、営業利益は36億円(同5.8%減)となりました。
- ・その他では、不動産関連事業や航空保安警備事業が堅調に推移したこと等により、売上高は281億円(前年同期比11.8%増) 営業利益は23億円(同110.7%増)となりました。
- (4)連結財政状態
- (5)連結キャッシュ・フロー
2.平成30年3月期の見通し
- ・平成30年3月期の見通しにつきましては、昨年11月1日に発表いたしました連結業績の見通しどおりに概ね推移しているため、連結業績予想の見直しは行いません。
以上
添付資料: