NEWS ANA

第06‐012号
2006年1月27日
 

2006年度ANAグループ航空輸送事業計画を策定
〜旅客事業では、国際・国内線ともに「ネットワークキャリア」のスタンスを強化 〜
〜貨物郵便事業では、国際線貨物事業の積極展開と深夜貨物便の定着 〜

 ANAグループでは、2006年度(2006年4月1日〜2007年3月31日)の航空輸送事業計画を策定、経営ビジョンである「アジアでナンバーワン」の達成に向けた着実な事業展開を進めてまいります。
 2006年度ANAグループ航空輸送事業計画の詳細は次の通りです。
 
1.概要
 
(1) 国際線事業の概要…次世代航空機ボーイング737-700型機などの多頻度運航
 
   2006年6月に成田空港第1ターミナルへの移転も控え、「パートナーハブ戦略」として欧米・中国・アジアの各地域へバランス良く事業展開をはかるとともに、中・小型機の活用により、収益力の向上を図ります。  
 
[1]
中国路線に次世代航空機ボーイング737-700型機を増機、小型化・多頻度運航化を推進
中国路線の需給適合による収益性高位安定に資するため、737-700に加え、成田においては、A320-200型機の「国際線専用仕様機」などの小型機を投入していきます。

[2]

スターアライアンス戦略との融合によるネットワーク競争力の拡充
欧州、北米、アジアにおいてパートナー会社のハブ空港における接続ネットワークの拡充に重点を置いた「ネットワークキャリア型」の事業展開を推進していきます。またアライアンスパートナーとの連携の拡充によりお客様の利便性のさらなる向上を目指します。
 

(2) 国内線事業の概要…お客様利便の向上と「ANAらしい」高品質なサービスの提供
 
   国内線では、パートナーキャリアや地上交通機関を含めた旅客利便の最大限の向上と需要と供給の適合を推進、安全はもとより、高付加価値を約束するスーパーシート・プレミアムにより、お客様に高品質なサービスを提供する「ANAらしさ」をアピールします。  
 
[1]
関西空港発着便を増便
羽田=関西線の増便に加え、関西=札幌・沖縄線の増便を行い、伊丹空港と2月から就航する神戸空港との3空港の有機的な活用を行います。

[2]

他航空会社航空とのコードシェア便を拡大
スカイネットアジア航空*とのコードシェアを行います。
(*2006年1月26日発表済み)
 

(3) 貨物郵便事業の概要…新会社による「国際線エクスプレスサービス」事業の開始
 
   貨物郵便事業では、中型貨物専用機の増機を契機にエクスプレス事業に着手、国内線深夜貨物事業を含めた積極的な展開を図ります。  
 
[1]
ボーイング767型貨物専用機による「北米〜アジア間物流」への参入
貨物専用機の4号機導入を契機にアジア各地で貨物を集荷、日本で集約し、北米に接続するモデルにより収益力の強化を図ります。

[2]

国内線深夜貨物事業の安定供給
運航開始から3年を迎えた国内深夜貨物便についても貨物専用機を活用し「深夜貨物物流」の定着を図ります。
*これらの計画は関係当局の認可を前提としております。
 
 
 
2.内容
 
(1) 国際線事業
 
[1] 成田発着路線…「台北線」を増便します。
 

 


[2] 関西発着路線…「アモイ線」「青島線」に次世代航空機ボーイング737-700型機を投入、小型化することにより「大連線」「アモイ線」を復便*します。(*8〜10月は両国間の取り決めによりそれぞれ一便減便します)
 
 
[3] 777-300型機投入による「北米777化計画」の達成
 機内ではインターネットもご利用可能な最新鋭の777-300ER型機を増機し、「New Style, CLUB ANA」をはじめとする「ANAらしい」サービスが北米線全ての空を快適にします。
 

(2) 国内線事業
 
[1] 関西発着路線…札幌、沖縄をはじめとする長距離路線を増便します。
 

 

[2] 羽田発着路線…発着枠の有効活用により、需要の見込まれる路線を増便します。
 
 
[3] 伊丹発着路線…需給適合と多頻度運航による競争力向上を図るため、「JET&PROP戦略」の一環として9月以降、松山線の増便を計画しております。
 
 
(3) 貨物郵便事業
 
[1] 貨物専用機による路線の開設
 
 
[2] 国内線深夜貨物事業の安定供給
   2003年11月より、羽田=札幌線に就航を開始した「深夜貨物定期便」。好調な航空貨物需要に応えるべく中型貨物専用機(767-300F)を増機し、2006年2月24日より羽田=佐賀線に7往復/週投入する他、中部=佐賀線に7往復/週、羽田=関西線に4往復/週投入、安定供給を図ります。(2006年1月11日発表済み)
 
(4) 機材計画
  ANAグループの機材に関する新規導入および退役計画は次の通りです。
 
(5) 貨物専用便および国際線、国内線の生産量 (コードシェア含む)
 
 
以上
 
(印刷をされる方はこちらをご利用下さい)
2006年度ANAグループ航空輸送事業計画を策定