NEWS ANA

第06‐038号
2006年3月10日


スーパージャンボ、27年間安全運航ありがとう!
〜 3月10日、ANA621・624便(東京=鹿児島の往復)を最後に退役いたしました 〜

 
 ANAグループでは、1979年(昭和54年)から就航し、「スーパージャンボ」の愛称で親しまれたボーイング747SR−100型機が2006年3月10日(金)午後1時59分羽田空港に到着しました。27年間にわたるスーパージャンボの安全運航とご愛顧頂いたお客様に感謝を込めて、ほぼ満席のお客様をお迎えして、就航当時を再現したメモリアルフライトを実施いたしました。

 記念フライトでは、昭和54年の雰囲気を再現し、搭乗ゲートにて当時のユニフォームを着用した地上スタッフが、復刻版の記念搭乗券をお配りし、機内ではスーパージャンボの就航に合わせ一新されたユニフォームを着用した客室乗務員と、スーパージャンボのテーマソングである「シャイニイング スカイ」をBGMに、また機内オーディオも通常の番組を一部変更して当時のヒット曲メドレーをお届けして、お客様をお出迎えいたしました。また、鹿児島発羽田行きANA624便をご利用いただいた多くのお客様により到着後、機体に寄せ書きを行っていただきました。

 このスーパージャンボは、当時世界で初めての「500人乗り」大型旅客機として大量輸送時代の主役を担い、1986年(昭和61年)にはANA便として初めて太平洋を横断、以降、国際線の運航を支えてきました。当社のスーパージャンボの保有機数は、最大時で23機、全機のこれまでの飛行距離合計は約8億キロメートル(地球約2万周分)にあたります。
 スーパージャンボの退役により、当社の平均機齢は9.5年に若返るとともに、ジェット機の使用年数が20年を超える機材はなくなりました。また環境に対する取り組みのひとつに航空機の騒音対策がありますが、ANAグループの全機材は騒音の基準として最も厳しい「チャプター4基準*」を満たすこととなりました。
*「チャプター4基準」・・・ICAO(国際民間航空機関)付属書16に定められた「亜音速ジェット機の騒音基準」の中でも最も厳しい基準値。スーパージャンボはチャプター3.

 長く活躍したスーパージャンボは退役いたしますが、ANAグループでは新たに最新鋭機も迎えて、機材更新を積極的に推進してまいります。これからも、ANAらしさ「あんしん、あったか、あかるく元気。」をスローガンに、皆さまのご搭乗をお待ちしております。

 
 
以上
 
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スーパージャンボ、27年間安全運航ありがとう!