NEWS ANA

第08‐007号
2008年1月23日

2008年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定
〜2010年の「首都圏再拡張」に向けた体制を構築〜

 ANAグループは、2008年度(2008年4月1日〜2009年3月31日)の航空輸送事業計画を策定いたしました。「2008〜2011年度中期経営戦略」の初年度として経営ビジョン「アジアでナンバーワン」の達成に向けた「価値創造経営」を着実に進めるとともに2010年に控えた「首都圏再拡張」に向けた体制構築を図ってまいります。
 2008年度ANAグループ航空輸送事業計画の概要は次のとおりです。

 
 
1.概要
(1) 国際線事業の概要
   2010年「首都圏再拡張」以降の競争力を確固たるものにすべく「ネットワークキャリア型」ビジネスモデルの基盤構築と「自由化の潮流」のなかで、流れの先頭に立つためのグローバリズムの醸成と戦略構築のための「ナレッジ」を蓄積する。
   
 
[1]「アジア・ゲートウェイ構想」に伴い、羽田=香港、北京(南苑空港)線の開設
   拡充された羽田国際チャーター便運航可能時間帯を活用し、2008年4月から羽田=香港線を毎日チャーター運航いたします。また、2008年8月開催の「北京オリンピック」開催を契機に環境条件が整い次第、羽田=北京(南苑空港)路線へチャーター便の運航を計画します。
   
 
[2]ネットワーク型ビジネスモデルの更なる強化
   2008年4月1日から台北線の便名を「ANA」グループ便名に変更し、「ネットワークキャリア型」ビジネスモデルを強化します。ダイヤ変更およびコードシェア拡充を計画し、さらに利用しやすい接続時間帯などの向上に努めます。
   
 
[3]関西線の増便
   2008年3月から、関西=青島線を2008年6月から関西=大連線を増便し、それぞれデイリー運航とします。また関西=杭州線に最新鋭のボーイング737-700型機を投入します。
  *これらの計画は関係当局の認可を前提としております。
   
(2) 国内線事業の概要
   国内線事業では、需要や競争環境を勘案、「強いオペレーション」を実現する「シンプル・ローテーション」の構築とそれを支える乗り継ぎ型運賃など各種戦略の遂行により、収益性を堅持します。
   
 
[1]強いオペレーションを実現する「シンプル・ローテーション」の構築
   定刻運航の必然性やイレギュラーに強い運航、新幹線との競争激化などを勘案し、現状のオペレーションを主基地・目的地間の単純往復化や基地ごとの主要機種設定などに転換させ、今まで以上に「強いオペレーション」を実現させ、利便性の向上に努めてまいります。
   
 
[2]富士山静岡空港開港に伴い、静岡=札幌・沖縄線の開設
   2009年3月開港予定の富士山静岡空港に、札幌・沖縄線をそれぞれ1日1往復ずつ就航いたします。
   
 
[3]高品質なサービスの提供
   2008年4月から開始する上質の「国内線プレミアムクラス」展開を加速すべく、ボーイング777−200型機、777−300型機、737−700型機、767−300型機、747−400型機のシートを順次改修いたします。
   
(3) 貨物郵便事業の概要
   ANAグループの事業領域の「第3のコア・ビジネス化」を目指した収益基盤の構築と事業性の向上を実現する「貨物基本ネットワーク」の構築を行います。加えて「沖縄ハブ構想」確立に向けた販売・生産体制の構築を図ります。
   
 
[1]「貨物基本ネットワーク」の構築
   増機する貨物専用機を活用し、「貨物基本ネットワーク」確立のため、厦門、青島、台北線への増便を行い、「ウイークデーデイリー化」を確立します。
   
 
[2]旅客機を改修した貨物専用機の導入
   ANAで運航していたボーイング767−300型機を貨物機に改造、2008年6月に初号機、12月に2号機が導入されます。同型旅客機を貨物機へ改造することは、世界で初めて行われるのもので、ANAの経営効率の一翼を担うものでもあります。(2005年10月31日 第05−154号にて発表済)
   
 
[3]「第3のコア・ビジネス化」を目指し、事業基盤の強化を実施
   国際エクスプレス新会社の設立と営業開始、関西空港を中心とした貨物ネットワークの拡充等を背景に、2009年度下期に予定される「沖縄ハブ構想」に向けて円滑な貨物事業の基盤強化を行います。
 
 
2.内容
(1) 国際線事業
  ●新規開設
 
   
  ●増便
 
   
  ●運航機材変更路線
 
   
(2) 国内線事業
  ●新規開設
 
   
  ●再開路線
 
   
  ●増便・機種変更等
 
 
*これらの計画は関係当局の認可を前提としております。
   
  ●休止
 
 
*新千歳=中標津線を除く路線は、2007年9月28日に公表済み
   
  ●減便
 
   
(3) 機材計画
  2008年度のANAグループ運航機材の新規導入および退役計画は次の通りです。
 
   
(4) ANAグループの国際線旅客、国内線旅客および貨物郵便事業の生産量
 
 
 
以上
 
 
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2008年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定