[1]概況 |
・ |
ビジネス需要が引き続き堅調な国際線旅客において大幅な増収となり、国内線旅客においても航空他社、他交通機関との競合の中、需要動向に応じた販売施策により前期を上回る収入を確保しました。また、貨物専用機の増機などにより、国際線貨物も増収となりました。 |
・ |
ホテル事業セグメントの売上高が減少要因となっていますが、航空運送事業を中心に大幅に増収し、営業収入は過去最高であった前期とほぼ同水準を確保しました。 |
・ |
燃油費が前期比約300億円増加したことに加え、更新を進めている航空機材の減価償却費などが増加しましたが、引き続きコストの抑制に努めました。 |
|
当期純利益は、ホテル事業資産の譲渡による特別利益を合わせて過去最高となりました。 |
|
|
|
|
|
|
[2]国内線旅客事業 |
・ |
競争が激化するなかでも、「特割」や「旅割」の需給に応じた柔軟な価格設定や、高単価のビジネスマーケット向けのセールスプロモーションを強化し増収に努めました。 |
・ |
「簡単・便利」を追求した「SKiP」サービスの国内線全空港展開、旅行需要喚起策としての「NIPPON2 キャンペーン」の実施など、競争力強化に向けた各種施策を行いました。 |
|
結果として、旅客数は前期を下回りましたが、売上高については過去最高の水準となりました。 |
|
|
|
|
[3]国際線旅客事業 |
・ |
ビジネス需要を中心とした堅調な個人需要に支えられ、欧米路線に加えてアジア路線においても前期に引き続き好調に推移しました。 |
・ |
成田=広州線などの増便や羽田=上海(虹橋)線を開設し、中国・アジア路線へのネットワーク拡充とビジネス需要を取り込みました。一方、中部=上海線などの機材を小型化して需給適合を進めるとともに、燃費効率に優れるボーイング777−300ER型機を北米、ロンドン線に投入し、一層の収益力強化に努めました。 |
|
結果として、売上高、旅客数ともに過去最高の水準となりました。 |
|
|
|
|
[4]貨物事業 |
・ |
国内線では、新規航空会社の参入により競争が一層激化しましたが、売上高、輸送重量とも堅調に推移しました。 |
・ |
国際線では、貨物専用機を4機から6機に増機し、北米・中国・アジア方面へネットワークを拡充し、積極的に需要を取り込みました。 |
|
|
結果として、国内線についてはほぼ前期並み、国際線については売上高、輸送重量ともに前期を大幅に上回り、内際貨物事業の売上高で初めて1,000億円を超えました。 |
|
|
|