NEWS ANA

第08‐060号
2008年5月16日


国際線旅客「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請

 ANAは、本日2008年5月16日(金)、国際線旅客における「燃油特別付加運賃」(いわゆる燃油サーチャージ)の運賃額改定を国土交通省に申請いたしました。
 燃油市況は、引き続き過去に例をみない高騰を続けており、現在の航空燃料市場価格(シンガポールケロシン市場価格)も、1バレル当たり150ドルを超える水準で推移している状況にあります。
 当社では、燃油特別付加運賃額を3カ月ごとに固定するとともに、直近3カ月の航空燃料市況価格の平均に基づき見直すこととしておりますが、本年2月から4月のシンガポールケロシン市場価格の3カ月平均は、1バレルあたり126.05ドルに達する状況となりましたので、当該改定基準に則り、本年7月から9月の燃油特別付加運賃額改定を行うことといたしました。
 当社は、従来同様、様々な費用削減努力や増収努力を講じておりますが、このような状況を踏まえ、国際線ご利用のお客様に更なるご負担をお願いせざるを得ないと判断いたしました。燃油価格高騰に伴い、お客様にご負担いただく本運賃額も極めて高額になっているものと認識しており、引き続き本運賃のあり方について検討を進めていきます。
 何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
 
燃油特別付加運賃額改定の概要
   
1. 適用期間 : 2008年7月1日(火) 航空券発券分より9月30日(火)発券分まで
   
2. 運賃額   : 次の運賃を日本発の国際線区間に適用(1旅客1区間片道当たり)
 
(※)関係国政府の認可等の状況により、適用額が予告なく変更となる場合があります。
   
3.
改定(廃止)条件 :
(1) 2008年7月1日(火)から9月30日(火)発券分につきましては、本申請による徴収額を、燃油価格の動向により変更することは予定しておりません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更申請につきましては、この限りではありません。
(2) 2008年10月1日(水)以降の燃油特別付加運賃額につきましては、申請時点における直近3カ月間である本年5月から7月のシンガポールケロシン市場価格の平均を用い、当該市場価格が120ドル未満になった場合には改定基準に従って値下げいたします。
(3) シンガポールケロシンの市場価格が3カ月間平均して1バレル当たり50米ドルを下回った場合、本運賃は廃止いたします。
   
4.
適用条件 :
(1) 燃油特別付加運賃は全てのお客様にご負担いただくもので、大人・小児ともに同額となります。また、AMCマイレージ特典航空券ご利用の場合も同額となります。 なお、今回の改定以降、座席を使用しない幼児の方については、本運賃の対象外といたします。
(2) 航空券ご購入後の払戻しの際、本運賃には取消手数料・払戻し手数料は適用されません。全額払戻しいたします。
 
 
以上
 
  <別表>
 
 
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国際線旅客「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請