アテネで行われているスターアライアンス社長会において、ギリシャのエーゲ航空の加盟方針が承認され、本日、アテネ市内で開かれた公式記者会見で発表されました。

　スターアライアンスのヤーン・アルブレヒトCEOは、「スターアライアンスはエーゲ航空の加盟を心から歓迎いたします。エーゲ航空が本拠地とするギリシャは地中海東部に位置するため、その戦略的重要性は高く、欧州連合の南東の入り口としての役割を果たします。新たに加わるエーゲ航空のネットワークにより、スターアライアンスのお客様にとって、今後ギリシャ国内各都市へのアクセスが容易になる一方、ヨーロッパ圏内のネットワークにおいても選択肢が広がることになります」と語りました。

　上場企業として10年以上の就航実績を有するエーゲ航空は、現在31機を保有、国内外47都市に毎日200便を運航しています。ギリシャ国内線23路線、国際線24路線に就航、就航都市2008年、利用者数でギリシャ最大の航空会社となりました。

　エーゲ航空のテオドール・バシラキス会長は「スターアライアンスへの加盟は、わが社にとって栄誉であると同時にこの上ない好機ととらえています。わが社のお客様は間もなく世界最大規模、認知度No.1のスターアライアンスが提供するネットワークをはじめ、さまざまな特典、顧客サービスを利用できるようになります。エーゲ航空としても、さらなるネットワーク拡充とサービス向上を図ることで、スターアライアンスへの貢献度を高めていく所存です」と述べました。

　スターアライアンス加盟により、エーゲ航空はオーストラリア、カナダ、南アフリカ、米国をはじめとするギリシャ系住民が多く居住する世界各地へのアクセスが可能になります。同時に、スターアライアンスの顧客サービスを通して、ギリシャ在住のお客様への様々な特典提供も可能になります。スターアライアンスが提供するグローバルネットワークを利用することで、世界各地へのシームレスな旅行とマイレージ積算をはじめとする会員特典をお楽しみいただけます。

　この加盟に向けた準備作業は約1年を予定しており、その後スターアライアンスは26社の加盟航空会社（現在の21社に加えて、エーゲ航空、エアインディア、ブリュッセル航空、コンチネンタル航空、TAM航空が加盟方針の承認を受けています）とリージョナルメンバー3社（アドリア航空、ブルーワン航空、クロアチア航空）を擁して、176カ国1,000ヶ所以上の就航地に毎日21,000便を運航することになります。