NEWS ANA

第10‐086号
2010年6月28日


成田=瀋陽線 新飛行経路での運航を開始
〜燃料節減、CO2削減、時間短縮を可能とするエコな経路へ変更〜

 ANAは2010年7月1日(木)より、成田=瀋陽線において、新飛行経路による運航を開始することと致しました。新飛行経路での運航により、消費燃料削減・CO2排出量削減および飛行時間短縮が実現可能となります。
 従来、ANAグループ運航便の成田=瀋陽線を含む、日本と中国北部の空港(北京、天津、瀋陽、青島、大連)を結ぶ路線については、韓国を経由して中国に入る経路を使用しておりました。今般、関係者のご尽力により、ロシアを経由して中国に入る新飛行経路が承認されたため、成田=瀋陽線について、新飛行経路を使用した運航を開始することが可能となりました。

◆新飛行経路についての詳細は以下の通りです。

 
(1)飛行経路概要
 
【新旧経路の比較】(注:現行ルートは往路の一部を記載)
 
 
(2)各種削減効果
 
(算出根拠:B737型機、成田=瀋陽 1日1往復として年間ベースでの算出)

 
(3)飛行時間短縮 :  現行経路と比較し、約10分〜20分の短縮*
 
*一般的な気象状態・高度・速度を用いて算出した目安の数値です。
また、季節により気象条件が異なるため、短縮時間は変動します。
ダイヤの時間変更については、タイムテーブルをご参照ください。
 
 ANAグループでは、オペレーションに関る様々な部門において、燃料節減・CO2削減をはじめとする環境負荷低減に積極的に取組んでいます。今回の成田=瀋陽線の新飛行経路設定についても、その取組みの一環として実現しました。今後もエコ・ファースト企業*1として、環境保全活動に着実に取組み、持続可能な社会形成に貢献していくと共に、運航効率やお客様の利便性を高めるための施策を積極的に進めてまいります。
 
 
*1 ANAグループは2008年11月11日(火)に、運輸業界として初めて「エコ・ファースト」企業に認定されました。この「エコ・ファースト」制度は、環境省が2008年4月に創設したもので、各業界トップランナー企業の環境保全行動を更に促進していくために、企業が環境大臣に対して、自らの環境保全に関する取り組みを約束するものです。
 
 
 
以上
 
 
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