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国際線事業の概要 |
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2011年6月から成田=成都線の開設を計画します。ANAは現在中国9都市10空港に定期旅客便を運航していますが、いずれも沿岸部の都市であり、内陸部へは初就航となります。成都は、成渝経済区(※)として中国政府による重点開発区に指定され、周辺地域に人口1億人の経済圏を持つ都市で、中長期的に経済発展および流動増加が見込まれます。また観光面でも、九寨溝や黄龍といった世界遺産、日本でもおなじみの四川料理等、魅力あるポイントに恵まれています。これまでは北京や上海での乗り継ぎが必要でしたが、直行便により中国内陸部への移動の利便性向上を図ります。 (※)成渝経済区:重慶市と四川省成都市の2都市を中心とした経済区。成は成都、渝は重慶を示す。 ■運航に関する詳細は次のとおりです。(これらは関係当局の認可を前提としております。)
※この計画は、当日の機材・運航状況により変更となる場合がございます。 |
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日中航空交渉の合意後に羽田=北京、上海線の増便を計画します。また、ボーイング767-300ERの増機に伴い、成田=北京、台北(桃園)線の大型化を実施する等、中国、アジア路線の増便、機種変更による一層の利便性向上を図ります。 |
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欧米路線でご好評をいただいているボーイング777-300ER新仕様(ビジネスクラスはANA BUSINESS STAGGERED、エコノミークラスはFIXED BACKSHELLシート装備)への改修を順次実施し、投入路線の追加を行います。また、ボーイング767-300ERの新造機(ビジネスクラスはANA BUSINESS CRADLE、エコノミークラスはFIXED BACKSHELLシート装備)の追加投入により、東南アジア路線を中心にプロダクトの改善を進めます。 |
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[4]ユナイテッド航空およびコンチネンタル航空との共同事業(Trans-Pacific Joint Venture)開始 |
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日米当局によるATI認可を受けて、2011年4月1日より太平洋路線におけるユナイテッド航空およびコンチネンタル航空との共同事業(JV)を開始いたします。3社はこれまでも、スターアライアンスパートナーとして、コードシェアやマイル提携、出発ターミナルの共通化等を実施してきました。JV実施後は各社の国内・国際のネットワークを統合し、運賃を共通にして、相互にダイヤ調整を行います。その結果、各社の個性豊かなサービスはそのままに、搭乗便をより豊富な組み合わせ中から便利にご利用いただけるようになります。また、JVの対象路線においては、ご加入いただいているマイレージプログラムの積算条件が、ご利用便の運航会社を問わず、適用されます。尚、運賃の詳細については別途お知らせいたします。 - JVの概要 -
*1 路線計画は現在調整中のため、今後変更の可能性があります *2 日米以外は現地法制に応じた当局認可が条件 *3 香港はJVの対象に含まれます |
<JV提携各社との成田接続ダイヤ強化の例>
改善ポイント: [1]UAのシカゴ線到着の55分遅発化により(15:00⇒15:55)、当該便からの内際全ての乗り継ぎ先が3時間以内となり、 乗り継ぎ先は10路線13便(8路線11便*)から19路線22便(15路線18便*)に拡大。 *本JV対象外便を除いた場合 (うち、新規開設によるものは2路線、接続便のダイヤ改善によるものが3路線) [2]夕方に2便ある名古屋便のうち、16時台の便を25分遅発化し、より多くの北米便との接続を確保。 [3]台北線の大幅早発化により、北米線との乗り継ぎ時間が飛躍的に短縮。 [4]本年2月27日新規開設のマニラ線において、冬ダイヤから30分早発化し、更に乗り継ぎ時間を短縮。 [5]ホーチミンシティ線を大幅早発化 し、北米との乗り継ぎ時間を飛躍的に短縮。 [6]成都線の新規就航による地点追加。 [7]仙台線の45分遅発化により、当社運航のロサンゼルス線との接続を確保。 [8]小松線の95分早発化により、乗り継ぎ時間の大幅短縮。 |
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国内線事業の概要
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国内線事業の基幹となる羽田発着路線については、第4滑走路の供用開始による発着枠の配分に加え、日中航空交渉成立までの間、発着枠の暫定使用を行うことで、1日あたり7往復の増便(※)を行います。その中でも、羽田=伊丹線については、機材をさらに有効活用して早朝便を増便し、新たな利便性をご提供いたします。 (※)日中航空交渉の状況に応じ、期中において変更となる場合があります。 |
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[2]大阪(伊丹・関西)、中部、その他空港発着路線 |
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競合他社の路線便数展開、2011年3月の九州新幹線全通等、激変する競争環境を考慮し、2010年度に実施した増便を2011年度にも継続しながら、大阪(伊丹・関西)、中部発着路線の増便、季節運航(増便)期間の延長と、松山=千歳線の再開を行います。また、山陽・九州新幹線と競合となる伊丹=熊本線については増便を行い、航空の利便性向上を図ります。 また、北海道内ネットワークについては、2010年7月より千歳発着に集約(ハブ化)し、道外との乗り継ぎ需要の増加が図られていますが、その後の需給環境や季節波動等を踏まえ、2011年6月より便数・機材・ダイヤ・運航時期の最適化を行い、利用率の向上と乗継利便性の向上を図ります。 |
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貨物郵便事業の概要 2010年度に引き続き、貨物専用機による沖縄深夜貨物ハブの安定運用と、昼間帯の中国、アジア路線を増強し、収益性の向上を図ります。また、旅客便の増便・大型化による貨物スペース(ベリー)の生産量増加による需要取り込みも進めます。 |