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2015年8月7日シアトル発 ボーイングは本日、全日本空輸株式会社(以下、ANA)と787ドリームライナーの「ゴールドケア」に加入した航空会社への支援で提携することを発表しました。787型機を初めて運航する航空会社に、新機材導入に関する知見を提供するというものです。 ANA取締役執行役員 整備センター長の満倉達彦は、「ボーイングと本プログラムで提携することを誇りに思います。本プログラムを通して、同型機の整備経験に基づく私どもの深い知識と専門性がボーイングのカスタマーサポート向上に貢献できることを名誉に思います」と語っています。 今回の提携は、ボーイングが持つ航空機に関する深い知識や膨大なフリートのデータに、ANAの整備や運航に関する知識や経験を組み合わせるというものです。ボーイングがこのような提携を航空会社と行うのは初めてのことです。これによって両社は、787型機を初めて運航する「ゴールドケア」の航空会社に対して、新機材導入期間中の整備管理とライン整備の監督を協力して支援していきます。 787型機のローンチカスタマーであり世界最大のオペレーター(40機が運航中で43機を発注済み)でもあるANAは、他のどの航空会社よりも787型機の離着陸回数と飛行時間が多くなっています。 ボーイング民間航空機部門コマーシャル・アビエーション・サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるスタン ディールは以下のように述べています。 「787型機の運航と整備に関するANAの豊富な経験と専門性を、ボーイングは高く評価しています。787型機は世界最先端の技術を採用している航空機で、ANAはその運航にかけて世界のリーダー的な存在です。ボーイングの航空機メーカーとしての知識とサービス事業は業界で最も深く広範なもので、それがANAの専門性によって補完されることになります」 ボーイングの「ゴールドケア」は、エンジニアリングとメンテナンスを統合して提供する航空会社向けのサービスプログラムで、それぞれの航空会社に合わせた柔軟な組み合わせが可能です。「ゴールドケア」を利用する航空会社は、市場における優位性があり、高価値で低リスクかつ効率的な機材メンテナンスサービスを受けることができます。 ボーイングはこれまでに世界の航空会社60社から計1,095機の787型機を受注し、そのうち304機を納入しています(2015年7月31日現在)。 |
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(印刷をされる方はこちらをご利用ください) ボーイング、787型機の導入支援でANAと提携 |