大会の歴史
第49回(2023年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:谷原 秀人(トータルスコア270)
- 2位:前田 光史朗、宋永漢
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
谷原秀人選手が熟練のコースマネジメントとベテランらしい安定感あるプレーでスコアを伸ばし、5バーディ・ノーボギーのトータル18アンダーで優勝。
本大会は17回目の出場となり、2014年でプレーオフの末宮本勝昌選手に敗れましたが、9年越しのリベンジとなり、ツアー通算19勝目を挙げました。
第48回(2022年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:大槻 智春(トータルスコア269)
- 2位:石川 遼
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
3年ぶりにギャラリーの皆さまをお迎えして開催となった第48回ANAオープンゴルフトーナメントは、石川遼選手と大槻智春選手が19アンダーで並び、プレーオフに進出。
大槻選手がおよそ130ヤードをピッチングウェッジで放ったボールはスピンしてなんとそのままカップイン。劇的なイーグルで決着となり、ツアー2勝目をANAオープンで飾りました。
第47回(2021年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:S・ビンセント(トータルスコア270)
- 2位:大槻 智春
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2年ぶりの開催となった第47回ANAオープンゴルフトーナメントは、東京五輪ジンバブエ代表のS・ビンセント選手が、フロントナインを31ストロークでまわり他の選手を圧倒。
その後のバックナインでも着実にスコアを伸ばし、2位に3打差をつけ、第47回ANAオープンゴルフトーナメントのチャンピオンに輝きました。
第46回(2019年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:浅地 洋佑(トータルスコア272)
- 2位:S・ノリス、嘉数 光倫、S・ハン、時松 隆光
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
2年ぶりの開催となった第46回は大会史上どころかツアー史上に残る大熱戦となりました。
浅地選手、S・ノリス選手、嘉数選手、S・ハン選手、時松選手の5人が通算16アンダーで、1973年ツアー制施行後最多の5人によるプレーオフに持ち込まれました。
18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目、浅地選手がピンからおよそ1メートルのバーディチャンスを見事にカップイン、激闘に終止符を打ちました。
第45回(2017年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:池田 勇太(トータルスコア275)
- 2位:今平周吾、時松隆光
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第45回は台風の影響もあり、強風が吹き荒れる難しいコンディションの中、白熱の優勝争いが繰り広げられました。
最終18番ホールを首位で迎えた池田選手でしたが痛恨のボギー。時松選手、今平選手と三つ巴のプレーオフにもつれ込みます。
池田選手がプレーオフ2ホールを連続バーディで制し、2010年に続き2度目のANAオープンチャンピオン。ツアー通算18勝目、そして生涯獲得賞金10億円突破という偉業を、思い入れのある輪厚で成し遂げました。
第44回(2016年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:B・ジョーンズ(トータルスコア270)
- 2位:池田勇太
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第44回はB・ジョーンズ選手と池田勇太選手による緊迫した優勝争いが最終日最終ホールまで繰り広げられました。
結末は並んで迎えた最終18番ホール。池田選手が痛恨のボギーを叩いたのに対し、パーでしのいだB・ジョーンズ選手がツアー14勝目となるANAオープン初優勝を成し遂げました。
同じく最終ホールにスコアを伸ばした石川遼選手が3位。優勝こそならなかったものの、2人のホストプロが大会を大いに盛り上げました。
第43回(2015年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:石川 遼(トータルスコア272)
- 2位:宮里優作
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第43回の主役はホストプロである石川遼選手。第3ラウンドのムービングサタデーに石川選手がスコアを5つのばし、この日コースレコードを更新する活躍を見せた小田孔明選手とともに首位に立ちます。
最終日、風が吹き荒れるコンディションの中、我慢のゴルフで着実にスコアを伸ばした石川選手。
終わってみれば16アンダーで2015年日本ツアー初戦を優勝で飾りました。もう一人のホストプロ池田勇太選手も6位タイと、大きな盛り上がりをみせました。
第42回(2014年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:宮本勝昌(トータルスコア270)
- 2位:谷原秀人
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第42回はハイレベルな優勝争いが繰り広げられました。最終日を首位でスタートした宮本勝昌選手と谷原秀人選手が、トータル18アンダーで並びプレーオフに突入。そして迎えたプレーオフ第1ホール、バーディーパットを沈めた宮本選手が自身4年ぶり、ツアー通算9勝目を飾りました。
注目の石川遼選手と池田勇太選手は、ともに通算10アンダーでフィニッシュ。優勝争いにこそ加われませんでしたが、ホストプロとして大会を大いに盛り上げました。
第41回(2013年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:小田孔明(トータルスコア273)
- 2位:李京勲、片山晋呉
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第41回は小田孔明選手の独壇場でした。それまで5勝していた小田選手はすべてが逃げ切りでの優勝。2日目から首位に躍り出た小田選手は、3日目も首位を堅持します。迎えた4日目も4バーティー・ノーボギーと安定したゴルフで、見事ANAオープン初優勝を飾りました。
2位には4打差で李京勲、片山晋呉選手。ディフェンディング・チャンピオンの藤田寛之選手は最終日でスコアを落として11位タイ、注目された松山英樹選手は18位タイでした。
第40回(2012年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:藤田寛之(トータルスコア272)
- 2位:池田勇太、金亨成、梁津萬、K.バーンズ
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第40回最終日は史上希に見る混戦となりました。最終日を首位でスタートしたのは金亨成選手。首位をキープし続けましたが、最終ホールで痛恨のボギーをたたき無念の後退。代わって大会を制したのは通算16アンダーの藤田寛之選手。最終日2位でスタートし、劇的な逆転でフィニッシュしました。2位タイには第38回大会チャンピオンの池田勇太選手、金亨成選手、梁津萬選手、ディフェンディングチャンピオンのK・バーンズ選手の4人が1打差で並ぶ激戦でした。
第39回(2011年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:K.バーンズ(トータルスコア275)
- 2位:近藤共弘、片山晋呉、小田孔明
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第39回最終日は雨が降りしきる中、白熱の優勝争いが繰り広げられました。首位タイでスタートしたK.バーンズ選手に追いすがったのは片山晋呉選手、近藤共弘選手、小田孔明選手。猛追しますが、手堅くスコアをまとめたバーンズ選手がトータル13アンダーでチャンピオンとなりました。また、石川遼選手以来のアマチュアとしてのツアー優勝を狙った杉並学院高校1年生の伊藤誠道選手はトータル10アンダーの単独6位、ベストアマチュア賞を獲得しました。
第38回(2010年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:池田勇太(トータルスコア274)
- 2位:J.チョイ、金 度勲
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第38回の主役は“若大将”こと池田勇太選手。最終日、2位に2打差をつけて首位スタートした池田選手は、前半は8番でチップインバーディーを決めるなど順調にスコアを伸ばします。後半は一転して攻防戦の展開になるも、最終ホールまでもつれ込む大接戦を制し、ツアー通算6勝目をあげました。ホストプロとして参加した石川遼選手は、最終日15番から3連続バーディーを奪い67をマーク。意地の巻き返しで12位タイまで順位を上げ、ギャラリーを沸かせました。
第37回(2009年)大会詳細


- 賞金総額:1億1,000万円
- 優勝賞金:2,200万円
- 優勝者:谷口 徹(トータルスコア272)
- 2位:金 庚泰、中嶋常幸、山下和宏
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
最終日、首位スタートは2位に5打差をつけた谷口徹選手。6、7番の連続ボギーで5度目の優勝を狙う中嶋常幸選手に2打差まで迫られましたが、その後は安定感のあるプレーでスコアをキープ。トータル16アンダーでフィニッシュし、嬉しい約2年ぶりのツアー通算15勝目をあげました。また、第37回の注目はこの大会ホストプロとして参加した石川遼選手。自身初の1ラウンド2イーグルを奪い、最後までギャラリーを大いに魅了しました。
第36回(2008年)大会詳細


- 賞金総額:1億3,000万円
- 優勝賞金:2,600万円
- 優勝者:矢野 東(トータルスコア273)
- 2位:中嶋常幸、武藤俊憲
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
決勝ラウンド最終日。前日2位に3打差をつけ単独首位に立った矢野東選手は、一時は片山晋呉選手に1打差に詰め寄られるも、後半に連続バーディーを奪うなど最後まで冷静なゴルフを展開します。結果、5バーディー、1ボギーの68で回りトータル15アンダーとし、2位以下に4打差をつける快勝で今季初優勝を飾りました。2位には11アンダーの中嶋常幸選手と武藤俊憲選手。中嶋選手は13番から3連続バーディーで2打差まで迫るも、あと一歩及びませんでした。
第35回(2007年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:篠崎紀夫(トータルスコア277)
- 2位:C.プラポール、今野康晴
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第35回は大会屈指の名勝負が繰り広げられました。今野康晴選手、篠崎紀夫選手、C.プラポール選手の3人がトータルスコア277で並び、プレーオフへ。最初のホールは3人ともボギーながら、2ホール目で今野選手がダブルボギーで脱落。その後は篠崎選手、プラポール選手が両者譲らず迎えた5ホール目。プラポール選手はダブルボギーで終了。篠崎選手はラストパットで苦戦しますが、プロ16年目にして涙の初優勝を飾りました。
第34回(2006年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:近藤智弘(トータルスコア274)
- 2位:真板 潔、横尾 要
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
史上希に見る大混戦となった第34回。最終日、近藤智弘選手と塚田好宣選手がトップタイでスタートするも、塚田選手は後半崩れて後退してしまいます。代わりにスコアを伸ばしたのが真板潔選手と横尾要選手。両選手ともにトータル9アンダーまで伸ばしますが、近藤選手が9番ホールで見事なチップインイーグルで一気にスコアを伸ばし、そのまま10アンダーで逃げ切り。近藤選手はこの年の日本プロに続くツアー2勝目をあげました。
第33回(2005年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:深堀圭一郎(トータルスコア274)
- 2位:今野康晴
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
注目は最終日・最終組の深堀圭一郎選手と今野康晴選手。トップを走る今野選手を、深堀選手が17番でバーディーを出して捉えます。迎えた最終18番、両者一歩も譲らず大会史上4度目のプレーオフに突入。プレーオフ1ホール目、深掘選手がバーディーを慎重に沈めて、1998年以来の本大会2勝目を手にしました。また、期待の新星「スーパー中学生」ことアマチュアの伊藤涼太選手も、トータル9アンダーで12位タイと大健闘したことも話題となりました。
第32回(2004年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:C.プラポール(トータルスコア271)
- 2位:Y.E.ヤン
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第32回の主役はタイ出身のC.プラポール選手。1998年にアジアンツアーで2勝、この年の2004年から日本ツアーに本格参戦しました。最終日、外せばプレーオフという状況にもかかわらず、強い精神力で3メートルのパットを沈め、見事栄冠に。終わってみれば3日間一度も首位を明け渡さない安定したスコアで、日本ツアー史上初のタイ人チャンピオンに輝きました。
第31回(2003年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:葉 偉志(トータルスコア277)
- 2位:米山 剛、尾崎将司
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
最終日、尾崎将司選手と葉偉志選手が10アンダーで並び、米山剛選手、真板潔選手、手嶋多一選手、横田真一選手が9アンダーで追いかけるデッドヒートとなった第31回。16番ホールで尾崎選手が見事なバーディーで沈めるも、18番ホール第2打はまさかのグリーン左のラフへ。追いかける葉は第2打でオングリーン、ロングバットを見事に沈めてバーディーとします。結果、ボギーの尾崎を押さえ、ANAオープン初制覇を成し遂げました。
第30回(2002年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア271)
- 2位:藤田寛之
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
この年55歳となる尾崎将司選手でしたが、最終日は藤田寛之選手に1打差をつけたトップでスタート。一度は藤田選手に逆転されますが、16番でバーディーを奪取し並びます。17番で再逆転しトータル17アンダーで本大会7度目の優勝となりました。尾崎選手は777日ぶりの勝利をあげ、プロ通算113勝。自らの持つツアー最年長勝利記録を塗り替えました。
第29回(2001年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:林 根基(トータルスコア273)
- 2位:中嶋常幸、金城和弘
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第29回の覇者は台湾出身の林根基選手。強風の中でも有利な低い弾道のパンチショットを操り、追いすがる中嶋常幸選手、金城和弘選手を振り切ります。結局、通算15アンダーとして、この年2勝目をあげました。これまで日本ツアーでコツコツと7年戦ってきた林選手は、この勝利で賞金王レーストップに急浮上。突如現れた苦労人が初めて賞金王レースに参入し、注目を集めました。
第28回(2000年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:佐藤信人(トータルスコア282)
- 2位:C.ぺーニャ
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第28回の優勝者は佐藤信人選手。尾崎直道選手やC.ぺーニャ選手を振り切り、通算6アンダーでこの年3勝目をあげます。佐藤選手は獲得賞金がこの時点で1億1,360万9,600円。これは当時、この時期の獲得賞金としては最高額で、1億円突破のスピードも3位。賞金王の最有力候補に躍り出ました。2位にはぺーニャ選手が1打差でランクイン。18番のバーディーパットを惜しくも外し、プレーオフ突入とはなりませんでした。
第27回(1999年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:2,000万円
- 優勝者:細川和彦(トータルスコア277)
- 2位:尾崎直道、友利勝良
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
この年2位が4回と優勝を逃してばかりの細川和彦選手でしたが、第27回最終日は単独首位スタートとなります。17番終了時点で友利勝良選手に1打差に迫られますが、焦らずホールアウトし、見事通算5勝目をあげました。細川選手は5勝目をあげるまでは父に結婚を許してもらえなかったのですが、この勝利で成就。晴れて元ANAキャビンアテンダントの恋人との結婚許可も手に入れ話題になりました。
第26回(1998年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:深堀圭一郎(トータルスコア279)
- 2位:宮本勝昌、L.ジャンセン
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第26回は若手プロ同士による逆転劇が繰り広げられました。最終日首位でスタートしたのは宮本勝昌選手。しかし、3番ホールでミスをすると、深堀圭一郎選手に並ばれてしまいます。この日の深堀選手は冷静そのもの。ショットが冴え渡り、着実にフェアウェイをキープし続けます。5番ホールで宮本選手の追い抜きに成功。そのまま通算9アンダーで逃げ切り、およそ1年半ぶりとなるツアー2勝目を飾りました。
第25回(1997年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:横田真一(トータルスコア273)
- 2位:尾崎健夫、Z.モウ
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
2日目から首位に立ったのは、プロ入り4年目の横田真一選手。最終日も6バーディー、2ボギーの4アンダーと好調を維持し、通算15アンダーで自身初優勝を飾りました。1997年、ゴルフ界は初優勝者ラッシュの年で、横田選手で11人目。ゴルフ界に新しい風が吹いた1年でした。猛追したものの3打差に終わった尾崎健夫選手が2位に。アメリカで賞金王の経験もあるN.プライス選手は21位で、結果を残せませんでした。
第24回(1996年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:C.フランコ(トータルスコア282)
- 2位:倉本昌弘
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第24回は、パラグアイ出身のC.フランコ選手が通算6アンダーで、この年初優勝。しかし、大会を湧かせたのは「暴れん坊」の異名を持つアメリカ出身のJ.デーリー選手。1995年の全英オープンで優勝したこともある実績の持ち主で、100キロ超の巨体から放たれる豪快なショットで観客を沸かせます。しかしこの大会ではドライバーを折り、2連続空振りをするなど散々な結果に。結局60位タイに終わりました。
第23回(1995年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア279)
- 2位:E.エルス
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
トップを走る尾崎将司選手は、最終日2位に一打差につけられてスタート。尾崎選手を追いかけるのは、前年の全米オープン覇者のE.エルス選手。これが尾崎選手の競争心に火をつけ、17番ホールで10メートルのバーディーパットを決めるなど貫禄を見せつけます。結局、ボギーなしの4バーディーで、尾崎選手が通算9アンダーで逃げ切り優勝。エルス選手は3打差の2位となりました。
第22回(1994年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア268)
- 2位:室田 淳
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第22回は尾崎将司選手の日本記録更新に注目が集まりました。当時の72ホール最小スコアは、1987年に倉本昌弘選手が記録した24アンダー(264)。尾崎選手は最終日の14番でバーディーを奪取し、記録更新まであと一つに迫ります。しかし、17番、18番と果敢に攻めたものの連続ダブルボギーで惜しくも記録更新は逃してしまいます。
第21回(1993年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:中嶋常幸(トータルスコア274)
- 2位:尾崎直道、高橋勝成、P.シニア
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 由仁コース
第21回、初日から快走したのは中嶋常幸選手。最終日はスコアを落とすもののトータル14アンダーにまとめます。終わってみれば2位に4打差をつけた余裕の勝利。本大会3年ぶり、4度目の優勝を遂げ、4月に逝去した母へ捧げる勝利となりました。中嶋選手は前年の日本プロマッチプレー以来、378日ぶりのツアーV。2位には尾崎直道選手、高橋勝成選手、P.シニア選手の三人が並びました。
第20回(1992年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア280)
- 2位:川岸良兼
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
記念すべき第20回大会は、まるで20年前の再現でした。最終日、第1回のチャンピオンである尾崎将司選手が雨と強風の最悪のコンディションの中、2バーディー、2ボギーでフィニッシュ。2位に4打差をつけるトータル8アンダーで、栄冠に輝きました。尾崎選手はこの年5勝目で、通算プロ76勝目。この年の獲得賞金が13試合目にして1億の大台を突破し、自身の持つ最速記録を更新しました。
第19回(1991年)大会詳細


- 賞金総額:1億円
- 優勝賞金:1,800万円
- 優勝者:大町昭義(トータルスコア282)
- 2位:川岸良兼
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
最終日、2位に2打差をつける首位でスタートしたのは青木軍団の大町昭義選手。攻撃的なゴルフで着実にスコアを伸ばします。最終日は3バーディー、2ボギーのトータル6アンダーで、この年うれしい初勝利。また、逆転優勝を狙った期待のホープ川岸良兼選手は5バーディー、4ボギーとスコアを伸ばせず2位となりました。3位はトータル2アンダーで前年の覇者中嶋常幸選手が入賞。
第18回(1990年)大会詳細


- 賞金総額:9,000万円
- 優勝賞金:1,620万円
- 優勝者:中嶋常幸(トータルスコア277)
- 2位:尾崎将司
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第18回は大会名が『全日空オープン』から現在まで続く『ANAオープン』に変更になった記念の大会。最終日、中嶋常幸選手が尾崎将司選手に1打差まで詰め寄られる接戦となります。しかし、中嶋選手が得意のロングパットを決め16番、18番で連続バーディー奪取。通算11アンダーで逃げ切り、5年ぶり3度目の本大会勝利をあげました。中嶋選手はこの年2勝目となりました。
第17回(1989年)大会詳細


- 賞金総額:7,000万円
- 優勝賞金:1,260万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア280)
- 2位:I.ウーズナム
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第17回は尾崎将司選手の独壇場。2位のI.ウーズナム選手に6打差をつける余裕のゴルフで圧倒します。終わってみれば8アンダーで、通算64勝目。第2回以来、久々の本大会勝利となりました。尾崎選手のこの年の成績は、この時点で 12戦6勝と驚異の勝率五割。昨年自らがつくった賞金額の年間記録越えを確実にするなど、40歳を超えてからも進化を続ける底力を見せつけました。
第16回(1988年)大会詳細


- 賞金総額:7,000万円
- 優勝賞金:1,260万円
- 優勝者:尾崎直道(トータルスコア278)
- 2位:B.ジョーンズ
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 由仁コース
前日まで11アンダーの好スコアで首位を走ったのは尾崎直道選手。最終日は一つスコアを落として10アンダーでホールアウトします。逆に一つスコアを伸ばして並んだのがB.ジョーンズ選手。尾崎選手とジョーンズ選手はこの年の5月に続き 二度目のプレーオフに突入します。5月は惜しくもジョーンズ選手に敗れた尾崎選手でしたが、迎えた3ホール目、パーでまとめてこの年3勝目、通算9勝目。見事、雪辱を果たしました。
第15回(1987年)大会詳細


- 賞金総額:5,000万円
- 優勝賞金:900万円
- 優勝者:青木 功(トータルスコア282)
- 2位:渡辺 司
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 由仁コース
例年上位争いの常連ながら、これまで本大会未勝利の青木功選手。45歳となったこの年は最終日をイーブンパーで通算6アンダーをキープし大会初勝利。この勝利で青木選手は尾崎将司選手、杉原輝雄選手と並ぶプロ通算51勝目、当時の日本タイ記録となりました。また、2位には青木軍団のプロ7年目の渡辺司選手が入賞。師匠青木選手を最後まで苦しめる大健闘を見せました。
第14回(1986年)大会詳細


- 賞金総額:5,000万円
- 優勝賞金:900万円
- 優勝者:倉本昌弘(トータルスコア281)
- 2位:青木 功
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第14回の最終日はあいにくの悪天候。冷たい雨が降りしきる中、首位タイでスタートした倉本昌弘選手は、11番までパープレーと堅実なゴルフを展開します。ライバルと思われた尾崎将司選手、青木功選手が早々にトップ争いから脱落すると、12番以降は一気果敢に3つのバーディーを奪取し、逃げ切りに成功。倉本選手はこの年初勝利、およそ1年ぶりの勝利を飾りました。
第13回(1985年)大会詳細


- 賞金総額:5,000万円
- 優勝賞金:900万円
- 優勝者:中嶋常幸(トータルスコア277)
- 2位:倉本昌弘
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
初日から好調をキープしたのは中嶋常幸選手。迎えた最終日、倉本昌弘選手に一度は追いつかれるものの、16番、17番での連続バーディーで振り切り、この年3勝目。終わってみれば4日間一度も首位を明け渡さないゴルフで、通算27勝目をあげました。この年、最終日に崩れる傾向があったもののこの勝利をきっかけに中嶋選手は賞金王レースを快走し、通算3度目の賞金王に輝きました。
第12回(1984年)大会詳細


- 賞金総額:4,000万円
- 優勝賞金:720万円
- 優勝者:泉川ピート(トータルスコア280)
- 2位:高橋五月
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
激しい争いとなった第12回を制したのはプロ7年目の泉川ピート選手。最終日2打差の5位スタートながら、5バーディー、1ボギーのトータル8アンダーで、高橋五月選手とのプレーオフに突入します。泉川選手は最初のホールで8メートルのロングパットを沈め、この年の 3勝目、通算5勝目をあげました。また、尾崎将司選手、尾崎直道選手が初めて最終日の最終組でプレー。兄弟対決が話題を呼び多くのギャラリーが集まりました。
第11回(1983年)大会詳細


- 賞金総額:4,000万円
- 優勝賞金:800万円
- 優勝者:中嶋常幸(トータルスコア282)
- 2位:青木 功
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第11回、躍動したのはこの年絶好調の中嶋常幸選手。最終日トップと1打差の2位でスタートすると、17番、18番で連続バーディーをとるなど安定したゴルフを繰り広げます。終わってみればトータル6アンダーでこの年7勝目。2位の青木功選手に5打差をつける大差で、本大会初勝利を飾りました。また、中嶋選手はこの年このまま好調を維持し、前年に引き続き二年連続の賞金王に輝きます。
第10回(1982年)大会詳細


- 賞金総額:4,000万円
- 優勝賞金:800万円
- 優勝者:鈴木規夫(トータルスコア278)
- 2位:青木 功
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
2位に1打差で最終日をスタートした鈴木規夫選手。羽川豊選手に一時は逆転され2打差をつけられるも、我慢のゴルフに徹し通算10アンダーで逃げ切ります。プロ通算19勝、九州オープンに続いてこの年2勝目をあげました。青木功選手は猛追するも1打差の2位。この年初優勝を惜しくも逃した羽川選手は尾崎将司選手、中嶋常幸選手ら と並んで通算8アンダー、3位となりました。
第9回(1981年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:倉本昌弘(トータルスコア282)
- 2位:新井規矩雄
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第9回の主役はこの年鳴り物入りでプロデビューしたスーパー・ルーキー倉本昌弘。「ポパイ」の異名通り豪快なショットで並み居るプロを凌駕し、4日間首位を譲らない完全勝利を達成しました。しかもプロ8戦目にして5勝目という快挙。ニュースターの誕生に世間は熱狂しました。また、前日8オーバーだった青木功が最終日に10バーディーをあげコースタイ記録の64をマーク。47位から7位に食い込みました。
第8回(1980年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:杉原輝雄(トータルスコア283)
- 2位:新井規矩雄
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第8回の最終日、最終組は尾崎将司選手、新井規矩雄選手、青木功選手と、当代きっての飛ばし屋・技巧派が勢揃い。スタートから名勝負を繰り広げますが、抜け出したのは前日4位につけていたベテラン杉原輝雄選手でした。3番ホールから5連続バーディー。15番ホールでは木に遮られショットができない危機に陥るも、左打ちで見事切り抜け、3度目の大会制覇を成し遂げました。
第7回(1979年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:G.マーシュ(トータルスコア284)
- 2位:新井規矩雄
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
世界を股にかけて活躍したことから「渡り鳥」の愛称で親しまれたオーストラリア出身のG.マーシュ選手。第7回の最終日、堅実なゴルフでイーブンパーにまとめ大会初優勝、日本では2年4ヶ月ぶり、通算7つめの勝利をあげました。一昨年、昨年と大会二連覇中の杉原輝雄選手は6位に終わり、三連覇とはなりませんでした。また、ドラコン賞を獲得した湯原信光選手がベストアマに輝きました。
第6回(1978年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:杉原輝雄(トータルスコア284)
- 2位:小林富士夫
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第6回の最終日、最終組は杉原輝雄選手、青木功選手、中嶋常幸選手。トッププロの激突となり大きな注目を集めました。この中で最も小柄で年長の杉原選手は、精密機械のようなゴルフで圧倒します。飛ばし屋の二人がショートアイアンで打つケース、後方からウッドでピンに絡める技術を駆使し、通算4アンダーで優勝。杉原選手は通算34勝とし、史上2位の中村寅吉選手に並びました。また、尾崎健夫選手は当時自己最高の3位に入賞しました。
第5回(1977年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:杉原輝雄(トータルスコア287)
- 2位:宮本康弘
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第5回は、2011年に永眠された「日本プロゴルフ界のドン」こと杉原輝雄選手が大会初優勝を飾りました。圧巻は最終日、3番ホールの15メートルのロングパット。ドライバーの飛距離ではなく、小技を駆使した杉原選手はこの日を手堅くパープレーでまとめ、逆転勝利と相成ったのです。杉原選手は通算33勝目を挙げ、この時点で中村寅吉選手、尾崎将司選手と並ぶ日本最多勝記録となりました。
第4回(1976年)大会詳細


- 賞金総額:3,000万円
- 優勝賞金:600万円
- 優勝者:村上 隆(トータルスコア285)
- 2位:尾崎将司
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
前年の1975年、四冠王を達成したもののこの年はここまで不振を極めていた村上隆選手。最終日は6位スタートながら、12番ホールでイーグルを出すなど67の好スコア。上位が崩れたこともあり、通算20勝目を達成しました。また、2位には尾崎将司選手、3位には青木功選手と「ビッグ3」がそろい踏み。ベストアマはこのとき日本大学三年生の倉本昌弘選手が手にしたことも話題になりました。
第3回(1975年)大会詳細


- 賞金総額:2,000万円
- 優勝賞金:400万円
- 優勝者:謝 永郁(トータルスコア277)
- 2位:村上 隆
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
尾崎将司選手の三連覇が期待された第3回、3日目に首位に躍り出たのは台湾出身のベテラン、謝永郁選手。最終日、追いすがる村上隆選手に一度は並ばれるものの見事振り切り、通算11アンダーで本大会初優勝、この年3勝目をあげました。第1回は6打差、第2回は8打差を最終日に逆転してきた尾崎選手でしたが、3度目の奇跡とはならず、3位でフィニッシュしました。
第2回(1974年)大会詳細


- 賞金総額:2,000万円
- 優勝賞金:400万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア282)
- 2位:青木 功
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
第2回は日本ゴルフ界の二大スター、尾崎将司選手と青木功選手の今なお伝説と語り継がれる一騎打ちとなりました。最終日、暴風雨の中イーブンでスタートした尾崎選手は、7つのバーディーでトータル6アンダーと猛チャージ。逆にこの日2ボギーとふるわなかった青木選手は、一日で8打差を並ばれてしまいます。3ホールで競うプレーオフでも決着はつかず、迎えた4ホール目。青木選手がギブアップし、尾崎選手が第1回に続き大会二連覇を成し遂げました。
第1回(1973年)大会詳細


- 賞金総額:2,000万円
- 優勝賞金:400万円
- 優勝者:尾崎将司(トータルスコア283)
- 2位:謝 敏男
- コース:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース
この年から始まった「全日空札幌オープン」は、初大会からドラマティックな結末となりました。15メートルの強風が吹く大荒れの最終日、首位から6ストロークも離されていた尾崎将司選手が、1イーグル、5バーディー、2ボギーで5アンダーの67でホールアウト。上位陣が天候に苦しむ中、強風を味方につけた尾崎選手が、前日12位から一気に逆転を果たし、この年2勝目を劇的な逆転勝利で飾りました。
情報提供:一般社団法人日本ゴルフツアー機構