旅行や出張の際、必ずといっていいほど訪れる事になる、おみやげ屋。全国各地を訪れれば、その地域ごとに特色のある産物を活かしたおみやげ屋が立ち並ぶ。では東京土産の代名詞は何かと考えた時に、パッと思い浮かぶものはどれくらい共通しているのだろうか。様々な地域から人が集まった東京という街。歴史もあり、数百年前から栄えてきた日本の中心だが、現在の顔つきは情報の発信地であり、洗練された都会である。そんな都市のしなやかさ、軽やかさをイメージを伝えられる、「今の」東京みやげの代名詞をつくりたい。そう考えて「東京カンパネラ」というお菓子を生み出したのが、株式会社アイルである。同社社長の田中は言う。

「おみやげって、とりあえず買ってくるというイメージがあるんですよね。そうじゃなく、せっかく渡すものなので、自分で選んで贈る『手みやげ』という表現にこだわりたいんです。」