子どもの頃、夢中になって遊んだおもちゃを覚えているだろうか。
時間がたつのも忘れて、自分だけの世界が広がってゆく感覚。
きっと誰もが、大人になっても素敵な思い出として心に残っていることだろう。
そんなおもちゃを企画・開発し、世の中に発信し続ける会社、株式会社ドリームズ・カム・トゥルー。
代表は株式会社タカラの元社長である、佐藤慶太氏。
日本を代表する玩具メーカーで培った、子どもたちの夢を広げていくおもちゃづくりについて、こう語る。

「人格形成に最も大きく影響を与えるもの、それは子どもの頃の感動です。
そんな感動体験をつくり出すものがおもちゃ。おもちゃは子どもたちの想像力を拡げるための媒体なんです。私たちは、そんなおもちゃをつくり続けていく会社です。」

そして現在、同社はおもちゃづくりにとどまらず、企業同士のコラボレーションから様々な商品を生み出している。そこで大切にしているのは、志。
同じ志を持つ者同士であれば、業種を越えて協業していくことができるという考え方だ。そんな新たなビジネスの可能性を感じるプロジェクトの一例を、今回は紹介していこう。