キヤノン株式会社が、1996年に発表した初の普及型デジタルカメラ「Power Shot 600」。
この製品を皮切りに同社のデジタルカメラ開発は本格的なスタートを切った。
「いつでも手軽に誰でも写真を撮れる」そんな時代を牽引してきたキヤノン。
20年目に突入したが、このPower Shotシリーズはキヤノンのコンパクトカメラブランドの主力として、いまだに進化を続けている。
技術の進化はまさに日進月歩。特にPowerShot「G」シリーズは、高性能コンパクトカメラのさきがけとして市場を牽引してきた。
年を追うごとに高性能化や小型化が進み、気がつけば驚くほどのコンパクトさで、プロにも認められるような写真を生みだせるようになった。
今回はそんな歴史を振り返る中で、ユーザーからはもちろん、特に製造側からも「名機が誕生した」と名高い「PowerShot G7 X」を紹介しよう。
「G7 X」でできること、そしてこれからのデジタルカメラのさらなる進化に期待を膨らませながら、その開発の背景に迫りたい。