果実飲料について、とくにオレンジ味のものの銘柄をいくつか思い浮かべてみて欲しい。おそらく多くの人が、そのひとつにバヤリースを挙げるのではないだろうか。子どもの頃から、オレンジと言えばバヤリースだったという方も多いだろう。それもそのはず。実はバヤリースはロングセラーブランド。歴史は64年にも及ぶのだ。部活終わりや学校帰り。誕生日パーティに冠婚葬祭。様々な場所でバヤリースを口にした記憶があるだろう。そしてブランドは、時代を超え、今も受け継がれている。

それだけ長く愛されている理由を考えると、ひとつは家族が集まる場所で飲まれる果実飲料としてバヤリースが選ばれているからではないだろうか。バヤリースは、子どもの健康と安心を第一に考え、まるで果実そのままのようなみずみずしい味わいを毎日手軽に楽しめる「親が子に飲ませたくなる果実飲料」を目指しているという。安全・安心・信頼にこだわって積み重ねてきたこのブランドが、どうやって生まれたのか。そしてこれから先、100年を目指すブランドとしてどのように育っていくのか。今回はバヤリースブランドとそれを裏側で支える人たちのストーリーに迫る。