佐賀県
一般にがんの治療は外科療法と化学療法、そして放射線療法のいわゆる三大治療が広く知られており、重粒子線治療はその中の放射線療法のひとつ。正常な細胞への影響を最小限に抑え、病巣にピンポイントで照射できるのが特長だ。がん細胞に対する破壊力が強いので、照射回数も少なくてすみ、入院をする必要がない。仕事をしながらでも負担を最小限に、今までと変わりない日常生活の中で通院して治療していくことが可能である。患者のクオリティ・オブ・ライフを重視でき、また精神的負担を軽減するという点でも画期的な治療法といえる。 サガハイマットは、2013年の治療開始から今日に至るまでにおよそ2200名にのぼる治療実績を重ねてきた。2016年4月には切除非適応の骨軟部腫瘍への重粒子線治療が公的医療保険の適用となったことに加え、サガハイマットも独自に対象となる疾患部位を拡大すべく進化を続けている。2017年秋からは3つ目の治療室を開設し、そこでは3次元スキャニング照射という新しい治療法を提供していく。最先端の技術を提供できることに加え、治療室が増えることで、より多くの患者への治療が可能になっていくことだろう。 今回はがん治療の有力な選択肢となりつつあるサガハイマットの新たな挑戦と、そこに懸ける想いを紹介していきたい。 |
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