Vol.80
ミズノ株式会社
MIZUNO corporation.
数々のプロスポーツ選手を始め、運動をする多くの人に愛されるスポーツメーカー、ミズノ株式会社。同社が開発・販売するスポーツシューズはソール部分を見てみると、ソールがまるで波を打っているかのような独特な形をしていることがひと目でわかる。この波形構造は、ミズノが独自で開発した基幹機能、『MIZUNO WAVE』(ミズノウエーブ)。1997年に、ミズノウエーブを搭載した、ランニングシューズの『WAVE RIDER』を発売してから今日に至るまで進化を続ける同社の技術の結晶である。
ランニングシューズといえば馴染み深いのはマラソンだ。今でこそ、趣味でも楽しまれるほど普及したが、実は日本に広まったのはここ数十年の話。1970年代にアメリカを皮切りに世界的なランニングブームが巻き起こったことからはじまっている。
「長い距離を走る」文化が広まると同時に、国内のシューズメーカーは安全のためのランニングシューズ開発を本格的にスタートさせていく。走る時には、自分の体重の何倍もの負荷がかかる。足を守り、より速く走るための靴を開発するために、1980年代に入ると各社は新素材や機能、構造などを研究した新商品を次々に発売。当時、多くのメーカーはかかとの内側を硬くして足首が内側に倒れることを防ぐシューズを開発していたが、ミズノは外側に倒れることも防ぐ機能『TRIANGLE MIDSOLE』を開発。1985年にはミズノウエーブの前身となる、『MAGICAL CLOTH MIDSOLE』を搭載したシューズを発売。以降2年毎に改良を重ね、1997年にミズノの研究開発の集大成としてミズノウエーブが完成し、その搭載モデルが誕生した。
数々のプロスポーツ選手を始め、運動をする多くの人に愛されるスポーツメーカー、ミズノ株式会社。同社が開発・販売するスポーツシューズはソール部分を見てみると、ソールがまるで波を打っているかのような独特な形をしていることがひと目でわかる。この波形構造は、ミズノが独自で開発した基幹機能、『MIZUNO WAVE』(ミズノウエーブ)。1997年に、ミズノウエーブを搭載した、ランニングシューズの『WAVE RIDER』を発売してから今日に至るまで進化を続ける同社の技術の結晶である。
ランニングシューズといえば馴染み深いのはマラソンだ。今でこそ、趣味でも楽しまれるほど普及したが、実は日本に広まったのはここ数十年の話。1970年代にアメリカを皮切りに世界的なランニングブームが巻き起こったことからはじまっている。
「長い距離を走る」文化が広まると同時に、国内のシューズメーカーは安全のためのランニングシューズ開発を本格的にスタートさせていく。走る時には、自分の体重の何倍もの負荷がかかる。足を守り、より速く走るための靴を開発するために、1980年代に入ると各社は新素材や機能、構造などを研究した新商品を次々に発売。当時、多くのメーカーはかかとの内側を硬くして足首が内側に倒れることを防ぐシューズを開発していたが、ミズノは外側に倒れることも防ぐ機能『TRIANGLE MIDSOLE』を開発。1985年にはミズノウエーブの前身となる、『MAGICAL CLOTH MIDSOLE』を搭載したシューズを発売。以降2年毎に改良を重ね、1997年にミズノの研究開発の集大成としてミズノウエーブが完成し、その搭載モデルが誕生した。
本来、シューズのクッション性と安定性は、両立不可能なものと考えられてきた。この両立を実現したのが、ミズノウエーブだ。開発のヒントは機械構造では常識であった衝撃に強く安定性が高い波形の「トタン板」「段ボール」だった。この構造により、クッション性が必要な前後方向には衝撃を吸収する柔らかさを、左右方向には着地時の衝撃を分散させ、ブレを抑える安定性を実現したのだ。そして、最大の強みはプレート一枚の構造でこれらの機能を実現させたため、シューズも軽量であること。現在では各種目のトップラインにも搭載されている、ミズノを代表する基幹機能となったミズノウエーブ。今回は、その挑戦を紹介するとともに、ミズノの目指す靴づくりに迫っていきたい。
※続きはANA LOUNGE内に設置された冊子「INNOVATIVE VOICE」にてご覧ください。(設置空港:新千歳空港、羽田空港、伊丹空港、福岡空港)
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