企業における組織課題。これは、あらゆる経営者にとって、必ず悩みの種となる問題である。その証拠に、書店に行けば組織マネジメント論の本がずらりと並ぶ。また、同様に組織課題を解決するためのコンサルティング会社も数多く存在する。これは、企業を動かすのが人である限り、永遠の課題としてあり続けるテーマなのであろう。取り扱う対象が人であるがゆえ、公式を当てはめて数学のように解決することはできない。そう思われている企業組織に、これまでになかった切り口、手法で科学的にアプローチを行うコンサルティング企業がある。

「識学」という会社及びサービスをご存知だろうか。（以下、会社名は㈱識学、サービスは識学にて表記）最近ではテレビCMでも目にすることが増え、その存在は徐々に知られつつある会社だ。書店においては代表である安藤氏の書籍〈伸びる会社は「これ」をやらない！〉〈できる課長は「これ」をやらない！〉がヒット。

『現場に口を出さない』
『結果重視！プロセスは評価しない』
『社員は褒めて育てない』
『部下と一緒に飲みに行かない』
『部下のモチベーションを気にしない』

よく聞くマネジメントと逆に感じる発想から入る点が特徴的だ。これは単に目立つためや、注意を引くための表現ではない。経営者であれば、むしろ、これを聞いて『そりゃあそうだ』と思える会社づくりをしていないのならば、組織のパフォーマンスは上がらない、と同社は警笛を鳴らす。