Vol.93
大正製薬株式会社
Taisho Pharmaceutical Co., Ltd.
栄養ドリンクといえば想起されるブランドのひとつになった、リポビタンD。その歴史の始まりは、半世紀以上も前だ。当時、高度経済成長期真っただ中の日本。一生懸命働き、国の復興を支える人たちの疲労回復ニーズに応えたのが大正製薬だった。リポビタンDの原型は、実はドリンクではなく錠剤とアンプル剤の「リポビタン」という製品。それから「もっと飲みやすく改良すれば、さらに皆様の健康維持に役立ち、喜んでいただける」と想いを強くした当時社長の上原正吉氏によって、有効成分独特の苦味を薄め、飲みやすいフレーバーを加え、風味にこだわった現在の「リポビタンD」が誕生。そして、経済の発展に後押しされながら「時代の“元気”をサポート」する栄養ドリンクとして成長していった。
独自の陳列・販売手法や「ファイトイッパーツ!」でおなじみのCMなど、マーケティング戦略が功を奏したイメージもあるが、品質に対してもたゆまぬ努力を続けてきたことが成長を支えた。「生活者に対し胸を張れるよう『正直・勤勉・熱心』に、紳士的なビジネスを実践すること。正直が、一番よい結果を残す」という正吉氏が唱えた『紳商』の精神を受け継ぎ、実直に品質管理と製品改良が行われた。例えば、製造するための精製水は、不純物が法律上1tあたり0.5g以下と規定されている中、0.05gを切るレベルまで濾過。またその精製水を用いて瓶やラベルを4度も洗浄する。原料を製造するクリーンルームは、NASAの規格に準じてつくられており、ホコリひとつ探すのが東京ドームで1cmのサイコロを見つけるレベルだという。
栄養ドリンクといえば想起されるブランドのひとつになった、リポビタンD。その歴史の始まりは、半世紀以上も前だ。当時、高度経済成長期真っただ中の日本。一生懸命働き、国の復興を支える人たちの疲労回復ニーズに応えたのが大正製薬だった。リポビタンDの原型は、実はドリンクではなく錠剤とアンプル剤の「リポビタン」という製品。それから「もっと飲みやすく改良すれば、さらに皆様の健康維持に役立ち、喜んでいただける」と想いを強くした当時社長の上原正吉氏によって、有効成分独特の苦味を薄め、飲みやすいフレーバーを加え、風味にこだわった現在の「リポビタンD」が誕生。そして、経済の発展に後押しされながら「時代の“元気”をサポート」する栄養ドリンクとして成長していった。
独自の陳列・販売手法や「ファイトイッパーツ!」でおなじみのCMなど、マーケティング戦略が功を奏したイメージもあるが、品質に対してもたゆまぬ努力を続けてきたことが成長を支えた。「生活者に対し胸を張れるよう『正直・勤勉・熱心』に、紳士的なビジネスを実践すること。正直が、一番よい結果を残す」という正吉氏が唱えた『紳商』の精神を受け継ぎ、実直に品質管理と製品改良が行われた。例えば、製造するための精製水は、不純物が法律上1tあたり0.5g以下と規定されている中、0.05gを切るレベルまで濾過。またその精製水を用いて瓶やラベルを4度も洗浄する。原料を製造するクリーンルームは、NASAの規格に準じてつくられており、ホコリひとつ探すのが東京ドームで1cmのサイコロを見つけるレベルだという。
そして、ともに成長を歩むことになるラグビー日本代表との出会い。きっかけは、現取締役会長の上原明氏自身が幼い頃よりラグビーをしており、当時日本代表監督の宿澤広朗氏が銀行マンだった頃に、ロンドンで出会ったことが始まりだったのだという。
※続きはANA LOUNGE内に設置された冊子「INNOVATIVE VOICE」にてご覧ください。(設置空港:新千歳空港、羽田空港、成田空港、伊丹空港、福岡空港)
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