AIRPLANE1959年2023/02/09更新
全日空が幹線運航をスタートした1959年、ターボプロップ機の納入までの橋渡し役として導入された「コンベア440メトロポリタン」は、それまで名古屋経由であった東京=大阪便を直行便化し、飛行時間を一気に50分も短縮するほど、当時国内最速の機材であった。
また、国内線機としては日本初の与圧キャビンを装備。離着陸時に耳が痛くなりづらいと評判になった。
新機種導入前の“つなぎ”であったにも関らず、このメトロポリタンの大活躍により、全日空はわずか数年の間に業績を大きく伸ばした。
航空会社にとって、機材の選定がいかに業績に直結するかを知らしめた機材である。