制服の歴史

1955年から1958年

初代
客室乗務員6名のために用意された制服

ANAの前身である日本ヘリコプター輸送株式会社が、DC-3型機の就航に伴い、初めて採用した客室乗務員6名のために用意した制服。
「頼りになる女性」をイメージし、米空軍の婦人服をモデルにしてデザインされた青色のツーピースと開襟シャツ、ベレー帽の組み合わせ。

1958年から1966年

2代目
エレガントな「女性らしさ」を表現

初代の制服を少し変え、エレガントな「女性らしさ」を表現するため、ジャケットをノーカラーにし、スカートもタイトにデザイン。
紺色のツーピースと開襟シャツの組み合わせ。
夏はジャケットを脱ぎシャツ姿に。

1966年から1970年

3代目
ANAイメージカラーの制服

ジェット機時代を迎え、航空ブームの時代。
大空に果てしなく広がるイメージを象徴した明るいブルーの制服。
このブルーはその後、機体カラーにも使われ、ANAのイメージカラーとして定着。
中村 乃武夫氏によるデザイン。

1970年から1974年

4代目
初めてワンピースを導入

1970年の大阪万博に合わせてイメージチェンジ。初めてワンピースを導入。
当時大流行していたAラインのミニスカートが特徴的。
夏服は爽やかな青と白、冬服は黄色と茶色のワンピース。
芦田 淳氏によるデザイン。

1974年から1979年

5代目
「トライスタールック」と呼ばれた

1974年に採用された機体名にちなみ「トライスタールック」と呼ばれた。
ブルー、ベージュ、オレンジの3色のバリエーショ ンと、パンタロンの採用が話題に。
パンツスタイルの制服はこの5代目のみ。
伊藤 達也氏によるデザイン。

1979年から1982年

6代目
「スーパージャンボ」就航に合わせて一新

ボーイング747SR(スーパージャンボ)の就航に合わせて一新。
三宅 一生氏による「制服」らしからぬカジュアルなデザインと色使いが斬新。

1982年から1990年

7代目
スカーフを初めて取り入れる

創立30周年記念日に一新。
前制服から一転し、濃紺でかっちりしたデザインのダブルのスーツに。
ANAの制服では初めてスカーフが取り入れられた。
芦田 淳氏によるデザイン。

1990年から2005年

8代目
B747-400の就航に合わせて一新

B747-400(テクノジャンボ)の就航に合わせ一新。
マニッシュなイメージのストライプのスーツ。
ブラウスやスカーフは、3色の中から各自が自由に選ぶことができた。
1998年10月以降は制帽の着用はなくなった。
芦田 淳氏によるデザイン。

2005年から2015年

9代目
お客様の意見を参考に選定

ANAのワンブランド化に合わせ、グループの一体感を高めることを目的として導入された制服。
デザインは3案作成され、2004年6月1日から6月30日の期間、お客様の意見を参考に選定された。
田山 淳朗氏によるデザイン。

2015から現在

10代目
初の外国人デザイナーを起用

ジャケット・スカートの背面にANAのコーポレートカラーを活用した“ブルーライン”を取り入れているのが特徴。
外国人デザイナー プラバル・グルン氏によるデザイン。

1968年から1972年

初代
ブルーで統一

羽田空港と伊丹空港にグランドホステス(現在のグランドスタッフ)が誕生。
初代制服には当時流行していたベレー帽が採用され、ジャケット・スカートともにブルーで統一された。
ブルー1色で統一されたのは、初代のみ。

1972年から1978年

2代目
創立20周年に一新

創立20周年を機に制服を一新。
夏は鮮やかなグリーンの半袖、冬は赤のワンピーススタイル。
芦田 淳氏によるデザイン。

1978年から1982年

3代目
カジュアルなデザイン

制服らしからぬカジュアルなデザインと色合いが当時は斬新。
夏は薄い水色を、冬は赤のジャケットを着用。
三宅 一生氏によるデザイン。

1982年から1990年

4代目
かっちりしたデザイン

創立30周年を機に、機体デザインを刷新するとともに制服も一新。
客室乗務員の制服と同様に、かっちりしたデザインのダブルスーツに。
芦田 淳氏によるデザイン。

1990年から2005年

5代目
ブラウスとスカーフが3色展開に

B747-400(テクノジャンボ)の就航に合わせ、制服を一新。
これまでの制服からは印象をがらりと変え、ダークカラーの落ち着いた制服に。
ブラウスとスカーフは、ピンク・ブルー・グリーンの3色展開。
芦田 淳氏によるデザイン。

2005年から2015年

6代目
15年ぶりに一新

創立50周年と羽田空港第2旅客ターミナルへの移転を機に制作。
ANAグループ5社で一体感を高めることを目的に、15年ぶりに一新。
ブラウスとスカーフは、ブルーとピンクの2色から自由に選択。
田山 淳朗氏によるデザイン。

2015年以降

7代目
ブルーラインが印象的

創立60周年を機に制服を一新。
コーポレートカラーのブルーラインを背面に大胆に取り入れ、一目見ただけでANAと認識できるデザイン。
ブラウスとスカーフは、ブルーとピンクの2色。
プラバル・グルン氏によるデザイン。日本の航空会社としては初めての外国人デザイナーを起用した。

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