ANAグループ「省エネ大賞」 ANA Blue Base (ABB)

ANA Blue Base(ABB)とは?

総合訓練施設「ANA Blue Base(ANAブルーベース)」。パイロットや整備士、客室乗務員、地上係員、グランドハンドリング係員などの訓練に使用するだけではなく、社外の人との協業や、訓練の様子を学生などに見学してもらうことで、長期的な人材育成につなげています。安全や運航品質の向上、イノベーション推進、働き方改革、ANAブランドの発信の拠点となっているほか、省エネ施設であり、施設自体の省エネ性が高く最新設備を備えています。

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表彰のポイントは?

省エネ施設にも関わらず「ABB内エネルギー施策の推進と省エネ文化の醸成」をテーマに、更なるエネルギー使用量の削減とその見える化を通じ、ABBの入居者全体を巻き込んだ取り組みが高く評価されました。また、様々なコンテンツを活用した積極的な社内情報発信は、ANAグループ全体の省エネに対する意識醸成に貢献するものであり、素晴らしい取り組みでした。

主な取り組みのご紹介

取り組み 実施内容
1 館内サイネージ、HPでの啓蒙・啓発
  • デジタルサイネージを使用し、ABBの建築物としての省エネ設計を常駐者に紹介
    例)屋上太陽光パネル/全館LED証明+人感センサー、撮像センサー/高遮熱、高気圧ペアガラス/BEAMS(Building Energy Management System導入)など
2 省エネ施策のさらなる深堀と展開
  • 施設内照明の間引き・消灯
  • 照明の人感センサーの感度変更(標準5分→1分)
  • エレベーター・パッケージエアコン見直し
    →利用実態に応じたエレベーターの稼働夜間、土日祝日稼働を見直し、パッケージエアコンの極端な温度設定変更が出来ないように上下限を設定
  • 搬送動力の最適化
  • 熱源機の稼働の見直し
  • ブラインドの有効活用(冬はオープン、夏はクローズし、エアコン効率をアップ)
3 オリジナルポリシーの展開
  • 階段利用を促進するためのポリシーを設定
    「3 UP 3 DOWN」運動の実施
4 使用電力と太陽光エネルギーで補った量を社内HPに掲示
  • 電力使用量や抑制量を可視化し、周知
  • クリーンエネルギー生成量(使用量)の可視化
5 社内HPにてSDG’sに関する情報を発信
  • 各部署にSDGs推進担当(キーマン)を設置、キーマンを通じて各組織から省エネ策を募り、全体を巻き込みながら次年度実施策を策定
  • 毎月17日をABBの「ABB SDG’s DAY」とし、SDG’sに関わる情報発信を実施
6 機運醸成イベント開催
(グループ社内間でイベントの実施)
  • SDGsワークショップ「人づくり拠点ABB」バージョンの開催
  • サステナビリティ推進部役員によるSDGs対談&パネルディスカッション開催

ABBご担当の皆さんからのコメント

ANA Blue Base全体での受賞だと嬉しく受けとめております。ABBは、施設自体の省エネ性が高く最新設備を備えているため、さらにエネルギー使用量を削減するには、使用者である私たち一人一人の意識や行動が重要です。そこで、ABBにおけるエネルギー施策をSDGs推進の一環として位置づけ、2020年度は自分たちが働く施設特性を知ることから始め、同時にエネルギー使用量や削減策による効果の見える化を通じ、ABB全体での省エネ意識醸成を図ってきました。ここに結集する多種多様の専門性や経験を持つ人財が、知恵を出し合い、「人づくり拠点」としてSDGs推進活動をグループ全体に波及できるようなムーブメントを作っていければと思っております。

ABBだけでなく、(株)ANAケータリングサービス(ANAC)や(株)OCSなどANAグループ各社の社員一人一人が意識を高く持ち、自分にできることから始め、部署でできることへと活動を広げています。その活動の積み重ねと発信がANAグループ全体の省エネ文化の醸成に寄与しています。

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