第16‐009号
2016年7月13日

MRO JapanがMRJの推奨航空機整備会社に選ばれました


 MRO Japan(株)はこのたび、初の国産ジェット旅客機である『MRJ(Mitsubishi Regional Jet)』を開発する三菱航空機(株)より、アジアにおけるMRJの『推奨機体MRO(※)』に選定されました。

 経済成長が続くアジアの航空市場は、引き続き堅調に発展をしていくことが期待されていますが、LCCなどを中心に、自社で航空機の整備体制を持たない航空会社も増えていくと見られています。このような情勢を踏まえ、三菱航空機は、MRJを購入した航空会社などの顧客がその整備を外部委託できる環境を整えるため、MRO Japanを含む高品質な航空機整備サービスを提供するMROを推奨機体MROとして選定しました。

 MRO Japanは今後、推奨機体MROとして、MRJの重整備から運航の妨げとなる大規模な不具合の修復に対する運航支援まで、一連の機体整備体制の確立に向けて準備を進めてまいります。また、MRJの運航開始後は、重整備や運航支援等を通じて得たナレッジや経験を活かして、三菱航空機と共にMRJの品質向上に積極的に取り組み、航空市場の発展が続くアジアにおいて、日本が誇るMRJが航空会社やお客様から広く支持されるよう、お手伝いをしてまいります。

(※)MRO:Maintenance Repair & Overhaulの略であり、航空機の整備、修理や分解点検等を実施する事業者のこと

MRO Japan(株)について

 2015年6月にANAホールディングス(株)の100%出資で設立し、日本を代表する航空機整備の専門会社として、2015年9月より伊丹空港において事業を開始しました。 2017年度の下期に予定されている沖縄県の那覇空港における航空機整備施設の完成後は、(株)ジャムコ、三菱重工業(株)、沖縄振興開発金融公庫、(株)琉球銀行、(株)沖縄銀行、(株)沖縄海邦銀行、沖縄電力(株)をパートナーとし、事業拠点を那覇空港に移転し、東アジアの中心に位置する沖縄の地理的優位性と地域のサポートを活かしながら、アジアの経済成長及び航空市場の発展に伴い拡大が見込まれる航空機整備需要を取り込んでまいります。

MRJについて

 初の国産ジェット旅客機であるMRJは、最先端技術の導入により高い安全性・信頼性と優れた居住性・経済性・環境性能を両立させた次世代のリージョナルジェット機として強く期待されています。ANAは2008年3月に25機(うち10機はオプション)を発注し、発注後はローンチカスタマーとして、ANAが培ってきた運航・整備等のノウハウを提供することにより、その開発に貢献してまいりました。

以上

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