

第18‐005号
2018年5月30日
「攻めのIT経営銘柄2018」に選定されました
~「人財×デジタルの融合」で抜本的に働き方、サービス、事業を変えたことが評価されました~
ANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)は、本日、ITの積極的活用に取り組んでいる企業として、経済産業省および東京証券取引所より空運業の中から「攻めのIT経営銘柄」に選定されました。
「攻めのIT経営銘柄」は、経済産業省と東京証券取引所が共同で、投資家へ企業価値向上に関する新たな視点を提供するため設けたテーマ銘柄です。ANAHDは、すでに「なでしこ銘柄2018」「健康経営銘柄2018」に選定されており、本選定で3つの主要テーマ銘柄に選定されました。
ANAグループ中期経営戦略において、ANAグループ版Society5.0を重要施策として位置付け、推進しています。今後も引き続き、デジタル技術の可能性を活かし人財の力を引き出す「人財とデジタルの融合」を通して、革新的な働き方、独創的なサービス、事業など、持続的な価値創造に取り組んでいきます。
特に評価されたANAグループの3つの取組み
- 1.世界初!航空安全を高める「ふりかえり(Furikaeri)」
乗員がタブレットで自身が操縦したフライトを確認できるふりかえり動画を世界で初めて導入しました。機体のセンサー等で集積したビッグデータを基に飛行状況を再現できるようになりました。多様な最新技術を駆使し、航空安全の一層の向上に取り組んでいます。 - 2.日本の伝統工芸の魅力を世界に届ける越境ECサイト「WAYO」
WiL(World Innovation Lab)社との共創により、日本工芸品の越境ECサイトを開設しました。当社の海外ネットワークや顧客基盤を活用し、伝統的工芸品産業の振興や地方創生への貢献、航空運送事業とのシナジーによる新サービスを通じ、社会・知的・経済の価値創造を実現していきます。
詳細は2018年1月18日付のANA NEWS参照ください。
https://www.ana.co.jp/group/pr/201801/20180118.html - 3.技術面で老朽化・複雑化したシステム(*1)刷新への取組
国際線システムのクラウド(*2)移行やITインフラの仮想化(*3)等、IT基盤の変革に積極的に取り組み、ビジネス俊敏性の向上や大幅なITコスト削減を進めています。また、お客様情報基盤の整備とデジタル技術の更なる活用で、必要な情報を最適なタイミングで発信することで、お客様に更に快適な旅行体験を提供していきます。 - *1技術面で老朽化・複雑化したシステム:
IT用語で通称「レガシーシステム」。 - *2 クラウド:
通信ネットワークを介してソフトウェアサービスを提供する仕組み。既に特定の業務等に必要な機能が備わっており、複数者でそのサービス共有するため、コストの抑制や新たな機能の享受を受けやすい。 - *3 インフラの仮想化:
サーバー等のシステムインフラを複数のシステムで共有することにより、コストの削減やデーター容量の容易な追加が可能になる。
以上