第18-029号
2018年11月2日

2019年3月期 第2四半期決算について


 ANAホールディングスは11月2日(金)、2019年3月期 第2四半期決算を取りまとめました。詳細は「2019年3月期 第2四半期決算短信」をご参照ください。

1.2019年3月期 第2四半期の連結経営成績・連結財政状態

  • (1)概況
    • ・当第2四半期のわが国経済は、企業収益及び雇用環境の改善が続く中、個人消費の持ち直しが見られる等、景気は緩やかに回復しました。
    • ・日本各地で発生した相次ぐ自然災害の影響があったものの、旺盛な需要に支えられ、国際線旅客、国際線貨物が好調に推移したこと等により、航空事業の売上高は前年同期を上回りました。一方で、「安全・品質サービス」や「人」に対する費用に加え原油市況の上昇による燃油費増加等により、営業利益は前年同期を下回りました。
    • ・当社グループは、英国スカイトラックス社から今年3月に「5スター」に6年連続で認定されたことに加え、2018年ワールド・エアライン・アワードにて、「アジアを拠点とする航空会社の空港スタッフと客室乗務員によるお客様へのサービス品質」と「機内客室の清潔さ」の2部門で、最も優秀なエアラインに選ばれました。

 これらの結果、航空事業を中心に増収となったことから売上高は1兆380億円となりましたが、営業費用の増加により、営業利益は1,052億円、経常利益は1,029億円となりました。前期にPeach・Aviation(株)を連結子会社としたことによる特別利益等があったため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前期に比べて減少し737億円となりました。

  • (2)航空事業
    • ①国内線旅客
      • ・国内線旅客は、堅調なビジネス需要と訪日旅客の国内移動需要を取り込むとともに、需要に応じた各種割引運賃の設定等に取り組みましたが、第2四半期において、北海道胆振東部地震、前期以上に猛威を振るった台風、ロールスロイス社製エンジンの点検整備による欠航、関西空港の閉鎖等の影響を受け、旅客数・収入ともに前年同期を下回りました。
      • ・路線ネットワークでは、夏季の一部期間において関西=宮古線、中部=沖縄線、羽田=沖縄線の深夜便(「ギャラクシーフライト」)を増便する等、需要の取り込みを図りました。
      • ・営業・サービス面では、運賃ラインナップをリニューアルし、9月より搭乗日の355日前から予約・発売を開始したこと等、利便性の向上を図りました。また、7月より本邦航空会社で初めて、国内線から国際線への乗り継ぎ手続きが可能な自動チェックイン機を導入した他、車いす等を利用されるお客様が、よりスムーズにご搭乗頂ける幅の広い搭乗ゲートを全国空港への展開に先駆けて伊丹空港や福岡空港へ導入する等、フルサービスキャリアとして利便性と快適性の向上に努めました。
      結果として、国内線旅客収入は28億円の減収(前年同期比0.8%減)となりました。
    • ②国際線旅客
      • ・国際線旅客は、日本発ビジネス需要が好調に推移していることに加え、中国をはじめとする旺盛な訪日需要を取り込んだこと等により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
      • ・路線ネットワークでは、6月から羽田=バンコク線を1日3便へ増便し、成田=バンコク線と合わせて1日合計5便の運航とする等、首都圏発着のビジネス・プレジャー需要の取り込みを強化しました。
      • ・営業・サービス面では、9月より機内で提供するワインセレクションや日本酒をリニューアルした他、食物アレルギーを持つお客様が安心してお食事をお楽しみ頂けるよう、新たに開発したグルテンフリー米粉パンを提供する等、すべてのお客様に、より安心・快適に飛行機をご利用頂ける環境づくりに努めました。
      結果として、国際線旅客収入は355億円の増収(前年同期比12.0%増)となりました
    • ③貨物
      • ・国際線貨物では、北米・欧州向けの自動車関連部品や電子部品を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本発海外向けは好調に推移しました。海外発においても、日本向け貨物が堅調に推移したことに加え、他社機材を使用した貨物チャーター便を活用する等、需要の取り込みに努めました。三国間輸送貨物が減少し輸送重量は前年同期を下回りましたが、イールドマネジメントを強化した結果、収入は前年同期を上回りました。
      結果として、国内貨物収入は11億円の減収(前年同期比7.6%減)、国際貨物収入は93億円の増収(前年同期比17.1%増)となりました。
    • ④LCC
      • ・LCCでは、関西空港の閉鎖等の影響があったものの、路線の拡大や旺盛な訪日需要を取り込んだこと等により、旅客数、収入ともに前年同期を上回りました。
      • ・路線ネットワークでは、Peach・Aviation(株)が4月から沖縄=高雄線、8月から関西=釧路線を新規開設した他、バニラ・エア(株)が7月から成田=石垣線、沖縄=石垣線を新規開設し、ネットワークの拡充を図りました。
      • ・営業面では、Peach・Aviation(株)が新規路線の就航記念セールを実施し需要喚起に努めた他、バニラ・エア(株)が国内線と国際線の航空券をセットで購入すると割引になる「内際セット割」を設定し、台湾・香港を中心とした訪日需要の取り込みを図りました。
      結果として、LCC旅客収入は41億円の増収(前年同期比9.5%増)となりました。
    • ⑤その他
      • ・航空事業におけるその他の収入は1,014億円(前年同期962億円、前年同期比5.5%増)となりました。
  • (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
    • ・航空関連事業では、福岡空港等の空港地上支援業務の受託が増加したことや、外国航空会社から機内食関連の受託が増加したこと等により、売上高は1,452億円(前年同期比2.6%増)、営業利益は76億円(同11.3%増)となりました。
    • ・旅行事業では、国内旅行における売上高は、北海道胆振東部地震、台風による影響等から前年同期を下回りました。海外旅行は、重点的に販売を強化しているハワイの集客が好調に推移したものの、その他方面の集客が伸び悩んだこと等から、売上高は前年同期を下回りました。これらの結果、売上高は797億円(前年同期比4.6%減)、営業利益は6億円(同69.5%減)となりました。
    • ・商社事業では、空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」等のリテール部門において訪日旅客の需要を取り込んだことに加え、食品部門において生鮮食品の取扱高が増えたこと等により、売上高は前年同期を上回りました。一方、航空・電子部門や生活産業部門の利益が減少したこと等から、売上高は750億円(前年同期比8.5%増)、営業利益は17億円(同20.6%減)となりました。
    • ・その他では、航空保安警備事業が堅調に推移しましたが、一方で不動産関連事業において、土地売買に伴う仲介手数料収入が減少したため、売上高は194億円(前年同期比4.3%増) 営業利益は12億円(同26.5%減)となりました。
  • (4)連結財政状態
  • (5)連結キャッシュ・フロー

2.2019年3月期の見通し

  • ・当第2四半期の業績につきましては、エンジンの点検整備による欠航や相次ぐ自然災害の影響があったものの、現在の旺盛な航空需要は今後も堅調に推移していくと見込まれます。

 以上により、2019年3月期の連結業績見通しの見直しは行いません。

以上

添付資料:

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