2019年6月27日
全日本空輸株式会社
京浜急行電鉄株式会社
横須賀市
横浜国立大学

ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス
「Universal MaaS」の産学官共同プロジェクトを開始します
~移動をあきらめない世界の実現を目指します~


 全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平子裕志、以下「ANA」)は、京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:原田一之、以下「京急電鉄」)、横須賀市(市長:上地克明、以下「横須賀市」)、横浜国立大学(学長:長谷部勇一、副学長:中村文彦注1、以下「横浜国大」)とともに、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の産学官共同プロジェクトを開始します。

  • 「Universal MaaSの考え方」

 このプロジェクトでは、これまで個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を越えて連携し、ユニバーサルデザインの発想で包括的な移動サービスを提供することにより、お客さまの新たな移動体験の創出を目指します。さらに、事業者間での情報の連携と共有により、お客さまの移動・活動を支援する人員の動きを最適化することで、お客さまとサービス提供者の双方にメリットのある仕組みを共創します。今後、複数の協力企業を加え、まずは2019年秋に横須賀市において、その有効性の検証および課題抽出を行う実証実験を実施します。

 具体的には、羽田空港から横須賀市内の目的地までの移動について、移動に係る交通手段または目的地に地盤を持つANA、京急電鉄、横須賀市が協力し、交通の専門的見地から横浜国大が助言することにより、「乗り物」「人材」「情報」をつなぐという観点からサービスを検討します。お客さまが移動される中で、各事業者の従業員が求める情報の内容検証や共有方法の検討、お客さまの特性に合った移動サービスのご提案などを実施いたします。加えて、お客さまが移動するきっかけとなるような情報提供も検討します。

 ANAは、何らかの理由で移動を躊躇している人々が自らの力をあきらめずに不安なく移動できる社会の実現に向け、新たなコンセプト「Universal MaaS ~移動をあきらめない世界へ~」注2を定義しました。このコンセプトに沿った取り組みの第一弾として、本プロジェクトを実施します。
 今後、本プロジェクトにより得られた知見をもとに、幅広く産学官での連携を進め、誰もが移動することに楽しさを体験できる「あんしん・あったか・あかるく元気」な移動サービス「Universal MaaS」の提供を目指します。

  • 注1:
    JCoMaaS代表理事
  • 注2:
    ANAの新コンセプト「Universal MaaS ~移動をあきらめない世界へ~」とは
    「Universal MaaS」は、ANAグループ社員による自発的提案活動であるANAバーチャルハリウッドから生まれたコンセプトです。何らかの理由により移動を躊躇している方々(移動躊躇層)に向けて、出発地から目的地までの各事業者間が連携することで、自らの力であきらめずに、不安なく移動できる社会を、産学官連携で創ることを目指しています。それを実現させるためには、移動躊躇層を移動顕在層と捉え、お客様目線かつ各事業者目線による、ユニバーサルデザインに基づく新たな移動サービスを構築することが重要だと考えています。アプリやプラットフォームの構築にとどまらず、人対人、人中心の考え方に基づき移動サービスをアップデートし「移動をあきらめない世界」の実現を目指します。ANAは、7月1日付でMaaSを推進する専門組織「MaaS推進部」を新設し、シームレスかつユニバーサルな移動体験の実現に向けた動きを加速しています。

以上

<お問い合わせ先>
全日本空輸株式会社 広報部
TEL:03-6735-1111
京浜急行電鉄株式会社 広報部報道課
TEL:03-3280-9122
横須賀市 経済部企業誘致・工業振興課
TEL:046-822-8125
横浜国立大学
(研究について)
大学院都市イノベーション研究院
特任教員(准教授) 有吉 亮
(その他)
学長室 広報・渉外係
TEL:045-339-3016/ FAX:045-339-3179
E-mail:press@ynu.ac.jp

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    広報・コーポレートブランド推進部:
    03-6735-1111
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