

第19-010号
2019年7月30日
2020年3月期 第1四半期決算について
ANAホールディングス(株)は、7月30日(火)、2020年3月期 第1四半期決算を取りまとめました。詳細は「2020年3月期 第1四半期決算短信」をご参照ください。
1.2020年3月期 第1四半期の連結経営成績・連結財政状態
- (1)概況
- ・当期のわが国経済は、企業収益が高い水準で底堅く推移し、雇用環境の改善が続く中、個人消費の持ち直しが見られる等、景気は緩やかに回復しました。
- ・当社は経済産業省と東京証券取引所から、戦略的なIT活用に取り組む企業として、「攻めのIT経営銘柄」に2年連続で選定されました。さらには、「攻めのIT経営銘柄」選定企業の中から、最も「デジタル時代を先導する企業」として、当期より新設された「DXグランプリ」にも選定されました。
- ・当社グループがこれまで就航準備に向けて支援を行っていた新しい政府専用機が、4月より任務運航を開始しました。今後も政府専用機の訓練、整備、運航の支援を行ってまいります。
- ・当社グループは英国SKYTRAX社による「World Airline Awards 2019」にて、「空港サービス全般」と「国際線ビジネスクラスの機内食」の2部門で、最も優秀な航空会社に選ばれました。
ゴールデンウィーク10連休による航空需要の高まりを背景に、国内線旅客事業、国際線旅客事業が好調に推移したこと等により、航空事業を中心に増収となったことから売上高は5,005億円となりましたが、営業費用の増加により、営業利益は161億円、経常利益は170億円となりました。税金費用が前年同期に比べて増加したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は114億円となりました。
- (2)航空事業
- ・ゴールデンウィーク10連休による航空需要の高まりを背景に、国内線旅客事業、国際線旅客事業が好調に推移したこと等により、航空事業の売上高は前年同期を上回りました。一方で、次期の首都圏空港の発着枠拡大に備え、人件費、機材費等の費用が先行したこと等から、営業利益は前年同期を下回りました。
- ①国際線旅客(ANAブランド)
- ・ゴールデンウィーク期間の日本発需要の単価が向上したことに加え、北米=アジア間の接続需要を取り込んだこと等により、収入は前年同期を上回りました。
- ・4月から成田=シンガポール線に、居住性と機能性を高めた新シートを装備したボーイング787-10型機を投入しました。
- ・5月からは成田=ホノルル線の一部の便にエアバスA380型機「FLYING HONU」を投入し、完全個室型のファーストクラスをはじめ、ビジネスクラスのフルフラットのペアシートやエコノミークラスのカウチシートを導入したことに加え、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に自社ラウンジを新設する等、ハワイ方面へのプレジャー需要の喚起とマーケットシェアの向上を図りました。
- ・日本発のプレミアムエコノミーとエコノミークラスで、食事をグレードアップしたいお客様のご要望にお応えして、新たに有料機内食サービスを導入する等、お客様の多様なニーズへの対応を図りました。
結果として、国際線旅客収入は、78億円の増収(前年同期比5.1%増)となりました。 - ②国内線旅客(ANAブランド)
- ・好調なビジネス需要と訪日旅客の国内移動に加え、ゴールデンウィーク10連休の旺盛な需要を取り込むとともに、各種割引運賃を需要に応じて設定したこと等により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
- ・路線ネットワークでは、5月から成田=中部線を増便し、成田=ホノルル線をはじめとした国際線接続需要の取り込みを図りました。
- ・営業・サービス面では、搭乗の355日前から購入可能な割引運賃「SUPER VALUE EARLY」等により、ゴールデンウィーク期間を含め、早期から需要の取り込みを図りました。
- ・座ったままでのお手続きができるローカウンターを、6月までに国内34空港の搭乗手続きカウンターへ設置した他、機内Wi-Fiサービス導入機材でご利用いただけるコンテンツや機能を更に拡充する等、フルサービスキャリアとしての利便性と快適性の向上に努めました。
結果として、国内線旅客収入は93億円の増収(前年同期比6.0%増)となりました。 - ③貨物(ANAブランド)
- ・国際線貨物では、米中貿易摩擦をはじめとする経済の減速を受け、日本発中国向け及び北米向けの需要は減退しました。海外発においても、前期に引き続きエアラインチャーター(他社機材を使用した貨物チャーター便)を活用し、北米発のアメリカンチェリーを輸送する等、需要の取り込みに努めましたが、中国発の取扱量が減少したこと等から、全体の輸送重量・収入ともに前年同期を下回りました。
結果として、国際線貨物収入は58億円の減収(前年同期比18.3%減)、国内線貨物収入は8億円の減収(同12.7%減)、となりました。 - ④LCC
- ・Peach・Aviation(株)とバニラ・エア(株)の統合に向けた機体改修や運航乗務員の訓練等により、一時的に運航便数が減少した結果、旅客数、収入ともに前年同期を下回りました。
- ・路線ネットワークでは、Peach・Aviation(株)が4月から新千歳=ソウル(仁川)線を新規開設し、6月から那覇=香港線を再開する等、ネットワークの拡充を図りました。また、バニラ・エア(株)からPeach・Aviation(株)への路線移管を順次進めており、6月から成田=那覇線、関西=台北(桃園)線、那覇=台北(桃園)線をPeach・Aviation(株)として運航を開始しました。
- ・営業面では、バニラ・エア(株)による「バニラエアForever!キャンペーン」を実施する等、需要の取り込みに努めました。
結果として、当期のLCC収入は、5億円の減収(前年同期比2.5%減)となりました。 - ⑤その他
- ・航空事業におけるその他の収入は543億円(前年同期507億円、前年同期比7.1%増)となりました。なお、本項目には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
- (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
- ・航空関連事業では、中部空港、関西空港における旅客の搭乗受付や手荷物搭載等の空港地上支援業務の受託が増加したことや、外国航空会社から機内食関連業務の受託が増加したこと等により、売上高は739億円(前年同期比5.6%増)となりました。一方、人件費が増加したこと等により、営業利益は38億円(同9.4%減)となりました。なお、航空機整備のMRO Japan(株)が、沖縄にて本格的な事業展開を開始したことに伴い、当期より新たに連結子会社としました。今後アジアの航空市場の成長とともに拡大が見込まれる国内外の航空機整備需要を取り込んでまいります。
- ・旅行事業では、国内旅行は、店頭販売を中心とする「ANAスカイホリデー」の予約が伸び悩んだものの、インターネット販売のダイナミックパッケージ商品「旅作」において、ゴールデンウィーク需要を取り込み、主要な北海道、沖縄方面の集客が好調に推移したこと等から、売上高は前年同期を上回りました。海外旅行は、ゴールデンウィーク期間中の添乗員付き商品や、ダイナミックパッケージ商品「旅作」における北米、アジア方面の集客が好調に推移したこと等から、売上高は前年同期を上回りました。また、新しく立ち上げた「ANA Traveler’s」ブランドに合わせて、4月より日本国内の宿泊施設販売商品の名称を「ANAトラベラーズホテル」へ変更し、新たにANAのマイルでの決済が可能となるサービスを開始しました。これらの結果、売上高は382億円(前年同期比6.0%増)となり、営業利益は4億円(前年同期 営業損失0億円)となりました。
- ・商社事業では、リテール部門の空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」や、食品部門のナッツ類等で取扱高が減少したものの、航空・電子部門において航空機部品や航空機訓練機器等の取扱高が増加したこと等により、売上高は375億円(前年同期比1.6%増)、営業利益は7億円(同4.6%増)となりました。
- ・その他では、不動産関連事業において、保有物件の売却等により、売上高は103億円(前年同期比11.1%増)、営業利益は5億円(同2.3%減)となりました。
- (4)連結財政状態
- (5)連結キャッシュ・フロー
2.2020年3月期の見通し
- ・当第1四半期の業績につきましては、2019年4月26日に発表した連結業績の見通しどおりに概ね推移しています。
以上により、2020年3月期の連結業績見通しの見直しは現時点で行っていません。
以上
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