2024/03/15更新
皆さんは、自動車の車体前後にナンバープレートが取り付けられているのをご覧になったことがあると思います。
このナンバーは、自動車を購入した後に所定の手続きをして発行されるものですが、飛行機も同様に、所定の手続きを経てナンバーが付与されます。
飛行機が自動車と少し違うのは、ナンバーのルールが国際的に統一されていることです。
国同士で同じナンバーが付けられることを避けるため、国を特定するための記号と機体を特定するための記号を組み合わせるというルールになっています。
日本の場合は「JA」と4桁の英数字(アルファベットは末尾2桁まで)というルールになっていて、ANAグループが初めて運航したQ400には「JA841A」というナンバーがペイントされています。
ところが、ANAカラーの機体に「JA」以外から始まるナンバーがペイントされることもあります。
たとえば、メーカーが製造してから、航空会社に引き渡すまでの間です。
試験飛行や引き渡し場所までの飛行はメーカーが担当しますので、メーカーが所在する国のナンバーを飛行機に付けることになります。
ANAグループのQ400も、もともとはカナダ国籍でした。
写真は後のJA460A、ANAグループの機体にJA以外のナンバーが付いている珍しい1コマです。
1機1機に付けられたナンバーで、今日も機体ごとに安全を管理しています。