CONVERSATION2

経理・会計

ANA 人事部
ANA人財大学 業務推進・
採用チーム
スタッフアドバイザー

平川 香織

ANA 経理・財務室経理部
連結決算チーム
マネジャー

佐藤 卓

avatarin株式会社出向
アカウンティング&
ファイナンス部
マネジャー

三輪 真大

ここでは、2018年・2020年
ANAにキャリア入社し、
現在、経理・財務部門で働いている
2名の社員にお話を伺います。

Chapter 1

  • 平川 香織
    (以下:平川)

    入社後~現在の仕事内容を教えてください。

  • 佐藤 卓
    (以下:佐藤)

    私は2018年2月に入社し、現在所属している経理・財務室 経理部 会計チーム(現:連結決算チーム)に配属されました。配属後は税務を担当し、今は連結決算を担当しております。
    税務では、法人税、住民税、事業税、消費税、固定資産税等の税務申告などの業務を、連結決算では、連結決算業務の取りまとめを行っております。

  • 三輪 真大
    (以下:三輪)

    私は2020年2月に入社し、経理・財務室 経理部 経理チーム(現:単体決算チーム)へ配属され、経理チームにて担当部門の債権債務計上、予実分析、固定資産実地調査、国内外の経理担当者研修、海外支店サポート等の業務を経験しました。

    担当者が少数のため業務は多岐にわたり、月次決算としては債権債務管理や経費精算、固定資産登録など。四半期・年次決算としては、BS,PL,SS等の計算書類作成、連結PKG報告、法人税・消費税等の税務申告資料作成、株主総会資料作成、監査対応などがあり、ANA本社では全てを経験することができないくらい幅広い業務を経験しています。また、スタートアップなので新規案件が多く発生し、経理面での懸念点、相談事項、会計処理のフローが正しいかも検討しております。

    その後、2022年4月に「avatarin株式会社」へ出向となり、現在に至ります。avatarin株式会社は2020年4月にANA発の初めてのスタートアップとして立ちあがった会社で、アバター技術(遠隔存在伝送技術)をコアに人類の様々な課題を解決することを目指しております。私は現在、アカウンティング&ファイナンス部にて経理業務全般を行っております。

Chapter 2

  • 平川

    前職の仕事内容と、当時転職を考えたきっかけを教えてください。

  • 佐藤

    私は監査法人と税理士法人の2つを前職として経験しております。初めに勤務した監査法人では、上場会社の会計監査を行っており、上場会社の決算が正しいか第三者の観点から確認する業務に携わっていました。その後勤めた税理士法人では、中小企業の法人税等の申告書作成や主に不動産投資をしている個人の方の確定申告を実施する業務を行っていました。

    公認会計士試験に合格する前から将来事業会社に貢献したいという希望は持っていたのですが、まずは、会計知識の習得を目的に監査法人に就職しました。その後会計実務経験を積んでいく中で、今度は税務領域をさらに深めたいと感じたので税理士法人への転職を決めました。中規模の税理士法人を選択したのは、税に関する幅広い領域を経験できると考えたから。そして、いつかは事業会社に転職したいと考えていたのですが、ANAへの転職は本当に偶然の出来事でした。

    ある日、ANAの所属アスリートを調べようと思ってANAのHPを見ていたら、たまたまキャリア採用のページにたどり着きました。私の趣味はトライアスロンで地方でのレースにはANAをよく利用しており、ANAに対して良いイメージを持っていました。そのとき転職活動はしていませんでしたが、軽い気持ちでエントリーしました。

  • 三輪

    ANAに転職する前は、鉄道会社に約10年間勤務しました。車両部門の経理や駅ビル会社の決算業務、鉄道施設新設や設備取替などの大規模工事を行う部門の経理など、前職ではさまざまな部署での経験をしました。転職を考えたのは鉄道会社で約10年働いたタイミングで、このまま同じ会社勤めでなく、他社で働きたいと漠然と思ったことがきっかけでした。

    業界を問わずさまざまな企業情報を調べる中で、ちょうどANAがキャリア採用をしていることを知り、HPを拝見するうちに、前例に囚われない事業展開を積極的に行っており、チャレンジングでグローバルな働き方ができる魅力的な会社であると感じました。また、前職も同業界であるため、活かすことができる経験があるのではないかと思い入社しました。

    入社すると経理業務でも過去からの業務手順の見直し、業務改善を積極的に行っていると感じたことや、担当部門の計上等をする中で、各部署が昨年度に比べコスト削減を徹底的に行っていることを目の当たりにし、コロナ禍のように厳しい状況でも「前を向いていこう」というチャレンジングな風土を感じました。

    転職後は、自身の前職の経験と比べることができるため、経理業務の中でも効率的な進め方を選択できるようになったと、自身の成長も感じました。ANAでは個人で担当業務はあるものの、業務の助け合いをするという場面が多く、チームで仕事をしていると実感しました。また、コロナ禍で会社の雰囲気がどんどん暗くなると思いきや、ANAという会社が好きで、この会社を支えていこうというエンゲージメントの高い社員が多いことは、入社前の印象と全く違い、良い意味でギャップを感じました。

Chapter 3

  • 平川

    入社後、やりがいや達成感を感じた仕事を教えてください。

  • 佐藤

    「コロナ禍で生じた会計論点について監査法人と協議を重ね、スケジュール通りに決算を実施できたとき」に達成感を感じました。その一方で、リモートワークの推進など業務環境が変わる中で生じる複雑な会計論点への対応には難しさを感じました。

  • 三輪

    毎年行う固定資産実地調査において、試験的に一部の部門にシステムを導入することで、業務効率を上げることが出来ました。固定資産数が多い部門は実地調査に時間を要するため「効率的に出来ないか」と提案があり、システム部門、カイゼン部門、調査実地部門と共にシステムを導入することを検討しました。

    システムを導入するにあたって、どの情報をシステムに入れ込むか、現行の調査方法から変更となることで発生する懸念点はないか、実際システムを入れることでどれくらいの業務効率化を図れるのか等の検討を重ね、一部の部門の調査をシステム化することができました。部門を跨いで横断的なプロジェクトを行い、業務改善に繋がったことは達成感がありました

Chapter 4

  • 平川

    将来、実現したいキャリアや夢を教えてください。

  • 佐藤

    会計知識/経験をベースに、グループ会社の事業管理を経てANAの経営管理、経営企画等で活躍できる人財になりたいと考えています。プライベートでは、80歳くらいまでトライアスロンを楽しめたらいいなと思っています。

  • 三輪

    今後、海外支店で働くチャンスがあれば挑戦したいと思っています。経理部の時に海外支店サポートを担当した際、国によって法律が違うことや、その国の慣習などを知り、現地で仕事を経験したいと感じました。また、ANAには想像していた以上に多くの部門があるので他部門のことも知り、経理部門以外でも興味があることにはチャレンジしていきたいです。プライベートでは旅行が好きなので、国内外のANAの就航地へは全部行きたいと思います。

Chapter 5

  • 平川

    将来、ANAのグローバルスタッフ職(GS職)、その中でも特に、経理財務室で一緒に働く仲間にメッセージをお願いいたします。

  • 佐藤

    ANAのGS職では、会計論点の検討ができる人財が求められているように感じます。ANAは今大きく変わろうとしており、新規事業を開始する等、検討すべき会計論点は日々発生します。新たな事象に伴う会計処理を検討できる人財を必要としています。

    また、ANAの各部署をはじめグループ会社、監査法人、税務当局等多くの関係者とコミュニケーションを取りながら業務を進めていく必要があります。先を見据えたコミュニケーションを取れる人が必要とされています。

    GS職はこれから、新たな会計基準の適用や税制改正などの外部環境の変化、新たな事業の開始などの内部環境の変化、この両方に経理として対応していく必要があります。変化に柔軟に対応し、ANAの発展を支える力となってくれる仲間に出会えることを楽しみにしています。

  • 三輪

    ANAに合う人とは「主体的に問題解決に取り組める方」なのでは。国の法律などが日々変化する中で、経理処理においても変更が必要になることがあります。そのような時に「今までの経験を活かして解決に取り組める方」に来ていただきたいです。また経理・財務領域でも、さまざまな分野で働く可能性があるので「好奇心がある方」にもぜひ来ていただきたいです。

    ANAでは部門を跨いで仕事をすることも多く、突発的な仕事でも周囲とコミュニケーションをとりながら対応できる人が向いていると思います。また、ポジティブな考え方の方が多いのがANAの特徴だと感じました。ANAには「どんな状況でも良い方向へ変えていける人」こんな言葉が似合う方が多い気がします。

    私が今所属しているavatarin株式会社のように、ANAでは航空事業以外でも新しいビジネスも始めており、新しいことにチャレンジする機会が増えていますし、さまざまなキャリアを持った方の力が必要とされています。また経理・財務というお金まわりは、会社を継続する上でも必要不可欠な分野です。共に働ける方のご応募をお待ちしております。