CONVERSATION5

オペレーション

ANA人事部ANA人財大学
業務推進・採用チーム

土方 さやか

ANAオペレーションサポートセンターOSC空港サポート室旅客サービス部 次期国内旅客プロジェクトチーム

風間 達也

ANAオペレーションサポートセンターOSC業務推進部 業務チームリーダー

宇治野 健

2004年・2020年に
ANAにキャリア入社し、
現在、オペレーション部門で働いている
2名の社員にお話を伺います。

Chapter 1

  • 土方 さやか
    (以下:土方)

    宇治野さん、風間さん、お久しぶりです!本日はどうぞよろしくお願いいたします。

  • 二人

    よろしくお願いいたします。

  • 土方

    早速ですが、入社後~現在のお仕事内容を教えてください。また前職までのご経験で、ANA入社後に活かされているものがあれば、是非、教えてください。

  • 宇治野 健
    (以下:宇治野)

    2004年にANAに入社し、現在オペレーションサポートセンター(OSC)業務推進部に所属しています。入社後は、羽田空港での旅客・オペレーション業務にはじまり、その後、調達部・燃料担当として全世界の契約や予算組みなどの業務を経験しました。そしてオペレーションマネジメントセンター(OMC)やOSCで運航管理や組織・部門運営、企画、海外での政府専用機受託事業立ち上げやエリア空港品質サポート等々を幅広く経験し、現在は、空港部門の人事・総務を担当しています。

    前職は都市銀行の支店勤務で、個人・法人営業担当として地域を走り回っていました。ANAへの転職の際、業界は全く異なり航空領域は未経験でしたが『航空運送事業のリアルな現場で揉まれ学び、現場経験を起点に価値を出す人材になりたい』と考え、空港勤務を希望しました。航空会社は、やはり営利企業で持続的に価値を生み出すことが大切であり、何事も投資効果を考えながら取り組んでいますが、いわゆる"新社会人時代"と呼ばれた時期に都市銀行で事業性の重要性を叩き込まれた経験は、大いに役立っていると感じています。

  • 風間 達也
    (以下:風間)

    私は2020年2月にキャリア入社し、入社後は羽田空港にて国際線グランドスタッフを2年間経験しました。その後、バックオフィスで現場の生産体制の管理業務に携わり、現在はオペレーションサポートセンター(OSC)にて、次世代の旅客システム導入に向けたプロジェクトに参画しています。前職は、化学メーカーで半導体関連の研究開発をしていました。

    ANAは、前職とは180度違う世界です。もう本当に違いすぎて(笑)、ANAに入社したときは何もかも新鮮で、とてもワクワクしたのを覚えています。一方で、"現場を知る大切さ"というのは前職も今も変わらないと感じています。机上の空論にならぬよう、しっかりと現場と会話をし、コミュニケーションを取りながら仕事を進めていく感覚は、前職からずっと変わらず持ち続けています。

  • 土方

    お二人とも業界未経験でANAに入社されたものの、事業の捉え方や仕事の進め方は、前職経験が十分活かされているのですね。

Chapter 2

  • 土方

    続いては、ANA入社後の"思い出深い仕事・場面"を教えてください。

  • 宇治野

    政府専用機受託事業の海外立ち上げ担当の経験は、本当に貴重なものだと感じています。政府専用機受託事業に関しては、それまで25年間、他社が受託していましたが、ANAではB747からB777への機種更新を機に、社内関係者の尽力で悲願のANA受託を実現する運びとなりました。

    社内ノウハウが一切ない中、オペレーションに精通したメンバーたちと共にゼロから手探りで試行錯誤し、ベースとなる仕組みづくりを行いました。絶対に失敗できないミッションと自覚する中、空港オペレーションや海外契約交渉、企画、組織運営など、それまでの自身の経験のすべてをかけて取り組みました。

  • 風間

    コロナ禍の後、航空需要が急速に回復し、現場のグランドスタッフの生産体制を管理する部署においては2,000人近くのスタッフの勤務を調整したり、社内資格取得のステップアップを管理する必要があったのですが、当時は莫大な量の情報に溢れ、業務が繁忙な状態にありました。

    そこで、コロナ禍に磨いたITスキルを使って、データを一元的に管理・運用できる仕組みを構築しました。その結果、これまで人の手でやっていた作業を大幅に減らすことができ、大きな達成感を感じました。コロナ禍で思うような仕事ができない期間もありましたが、その時期に学んだことが活きて、さらにその取り組みが社内で表彰されたときは、とても嬉しかったです。

  • 土方

    大変な中にもやりがいを感じられているのがとてもよく伝わってくるエピソードですね。

Chapter 3

  • 土方

    お二人は、ANAへの転職当時、どんなことを求めて、ANAに転職されたのですか?

  • 風間

    実は、私はもともとANAの多頻度ユーザで、毎週のように仕事やプライベートでANAの飛行機を利用していました。その際に、グランドスタッフ、CA、パイロット、グラハン、整備士などなど、多くの人が携わって1つの便を安全に飛ばしていく光景に感銘を受け、『自分もここで働きたい!今度は自分がお客様を感動させたい!』と思うようになり、転職を決意しました。その思いが私の原点であり、それは今でも変わっていません。

    ANAに実際に入社して感じたのは『お客様との"距離の近さ"が仕事のやりがいにも直結している』ということです。フロントラインで働く社員へはもちろん、オフィスで働く社員へもお客様から寄せられた声が届きます。また、空港ロビーへ行けばそこにいるのは全員お客様です。お客様のことを間近に想像できる環境、肌身で感じられる環境にいることが、何よりの仕事のモチベーションだと感じています。

  • 宇治野

    どんな領域の仕事でも、組織の中で個人が成果を発揮することは大前提ですが、ANAでは特に「飛行機を飛ばす」ために、様々な人・組織が連携して事業を営んでいることに魅力を感じていました。世界を舞台に、チームワークを促すような存在になりたいと希望しました。

Chapter 4

  • 土方

    実際にANAで働いたからこそ感じられる"ANAらしさ"を一言で表すと、どんな言葉が浮かんできますか?

  • 宇治野

    "ANAらしさ"を一言で表すなら、「安心」が浮かびますね。ANAではお客様に安心をお届けすることにこだわるとともに、安心して頼れる社員が多く、「安心」はチームワークの土台となっているワードだと感じます。

    ANAは定時到着率83%弱(アジア・パシフィック首位)などの高い運航品質を誇っていますが、他業界(製造業の不良品率)と比較すると、悪天候等によるイレギュラーが避けられないという、航空業界ならではの特性も持っています。これは、ANAにおける商品(=お客様を目的地へお届けするオペレーション)が完璧になり得ないという避けられない一面なのですが、こういう業界特性がありながらも、チームワークでお客様・社会へANAの価値を発揮し続けることが大切だと考えています。

  • 風間

    私が感じる"ANAらしさ"は、グループ行動指針にもある「チームスピリット」です。ANAのどの部門にも言えることだとは思いますが、とりわけオペレーション部門において、チームワークは欠かせません。

    また私は現在、プロジェクトチームに所属しておりますが、メンバーとは共通の明確な目標があるということもあり、より一層チームの団結力を強く感じます。チームには旅客のスペシャリストやIT人財をはじめ、ANAグループ各社からの出向者もおり、全員がそれぞれ持つバックグラウンドを強みとして、お互いの知見を補いながら業務に臨んでいます。分からないことがあれば気軽に相談できる雰囲気も、ANAならではのチームスピリットのひとつだと思います。

  • 土方

    宇治野さんと風間さんのお言葉にもありましたが、ANA入社後、空港旅客と人事採用の仕事を経験している私も、ANAで働く上で「チームスピリット」が大切だと日々感じています。

Chapter 5

  • 土方

    今、お二人は、どんなことにチャレンジされていますか?また、将来どんなことに挑戦してみたいですか?

  • 宇治野

    お客様を目的地へお届けするオペレーションは、航空運送事業の商品そのものと考えています。先程お話した悪天候等の条件によって、このコア商品は将来にわたり完璧にはなり得ません。この航空会社ならではの業界特性を持つコア商品(オペレーション)を安定的・持続的に担う人財の育成や、その仕組みづくりに世界を舞台に挑戦し続けたいと思っています。

  • 風間

    私が現在担っている業務は、"システムと空港の現場をつなぐ仕事"だと思っています。システムの制約がある中で、どう現場ハンドリングを実現させていくか、逆に現場オペレーションを滞りなく遂行するにはどのようにシステム開発をすれば良いか、等々、日々頭をフル回転させています。

    また、現場経験の長いエキスパート社員や、実際にシステム開発をおこなうエンジニアと連携して専門性の高い仕事をする中で、グローバルスタッフ職(GS職)である自分は、経験が浅いにもかかわらずプロジェクトの推進役を担っています。年齢や経歴にとらわれることなく周囲を巻き込んで全体最適化を図ること、要するに置かれた場所で最大限のパフォーマンスを発揮する・発揮させることが、GS職である自身に課せられたミッションだと理解しています。

    将来はオペレーション部門の様々な経験を持った上で、マーケティング部門にもチャレンジしたいと思っています。きっと今見ている景色とは異なる部分があって、自身の視野を広げられるのではないかと思っています。

Chapter 6

  • 土方

    最後に、ANAへの応募を検討されている方へのメッセージをお願いいたします。

  • 風間

    私にとっても"転職"はとても勇気のいる決断でしたが、『あのとき応募してよかった』と常々感じています。

    もし『現職の経験をANAで活かせるのか?』という点を気にしている方がいらっしゃるとすれば、その心配は無用だと思っています。ANAでは、皆さまが思いもよらないところで"今の仕事"が役立つかもしれません。多様な視点を持った皆さまと一緒にANAを盛り上げていきたいです!

  • 宇治野

    キャリア採用にチャレンジする際には不安もあるかと思いますが、ANAには、新卒・キャリア・出身・属性等を問わず、様々な人財を受け入れる土壌が大いにあります。私自身、キャリア入社であったことを忘れる程、一社員として分け隔てなく様々な経験をさせていただいています。

    私たちは、チームワークを大事に「飛行機を飛ばすこと」に熱い思いを持って共に働ける仲間を心待ちにしています。一緒に、よいANAグループを創っていきましょう!

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