Interview

現場の経験を生かした多様なコミュニケーションでパートナー連携を実現する。

#グローバルスタッフ職

装備品整備

田中 智佳士

ANA整備センター部品事業室装備品整備部整備課

2013年入社 理工学研究科 物質科学専攻

Interview 1

経験や状況から考え抜くことが解決の鍵となる。

小さい頃からANAを利用する機会が多く、飛行機に乗ることが好きでした。幼い私にも客室乗務員の方が丁寧に対応してくれたことを今でも憶えています。大学院では物質科学を専攻していましたが、幼少期からの憧れだった航空業界を志望しました。
初期配属は、装備品整備部という航空機の頭脳、神経を司るコックピットの計器類や機上コンピューター類を整備する部署です。その中でも、私は無線通信用の装備品であるATC TRANSPONDERの整備を担当しました。装備品整備の分野では不具合箇所や原因がすぐに分からないことがあります。そのような時には、機体の不具合状況や過去から積み上げてきた経験などを踏まえて不具合箇所を推測し、検証を繰り返して原因を特定・修理します。最終的に不具合箇所を発見して修理し、運航に供することができた時は、非常に大きな達成感を感じます。
整備の仕事は、お客様に安全、安心を提供する仕事です。小さなミスも許されないため、厳しくされることは覚悟していました。実際に仕事中は先輩から厳しく指導を受けることもありました。しかし、仕事を離れると皆さんとてもあたたかく、メリハリを持った職場だと感じています。

Interview 2

コミュニケーションが成長を支える。

装備品整備部では、自ら担当業務の課題を見つけ、メンターである先輩と一緒に1年をかけて解決策を考える若手向けの育成プログラムがあります。私は、担当装備品の修理方法の見直しを課題としました。課題解決の過程で担当装備品の整備に用いる設備の不具合修復や、より深度の深い装備品の理解が必要でした。不具合修復のために修理委託先のベンダーと意見交換を密に行うと共に、社内でも議論を重ねることで、修理に用いる設備や担当装備品の技術的な知識も高めることができました。さらに、ANAが抱えている技術的な課題を相手が理解し、納得してもらうための説明力や、要求通り対応してもらえる交渉力を身に着ける貴重な機会となりました。

Interview 3

現場での経験や知識が説得力の裏付けになる。

入社5年目に、社内インターン制度により装備品生産業務部へ派遣され、海外に修理委託をする装備品の生産管理を担当しました。そこでは、海外の修理委託先に詳細な不具合状況や想定原因を英語で伝えたり、処置内容から適切なコストで確実に修理されているか判断し、必要に応じて追加処置を依頼することもありました。さらに部品の在庫管理や物流に関して交渉する機会も多くありました。現場時代に培った知識や交渉力を活かして、修理委託先を適切に管理することができたと思います。
現在は、装備品整備部に帰任し、入社当初から担当しているATC TRANSPONDERの整備を行うだけでなく、一級陸上無線技術士の国家資格を取得することで社内資格を取得し、無線にかかわる法的な点検業務に従事しています。さらに、社内インターンの経験を活かして、海外に修理委託している装備品の信頼性や修理品質の向上に向けた取り組みも主導しています。実際に自分の手で部品を触って整備をするだけでなく、海外修理委託先とのやりとりも多くあり、様々な経験ができています。今後、違う部署での経験も積みながら専門性を広げ、私の原点である整備部門で活躍していきたいです。

career

1年目
装備品整備部
5年目
装備品生産業務部へ社内インターン
6年目
装備品整備部へ帰任