Interview

多くの人と協力して飛行機を飛ばす夢を叶え続ける。

#グローバルスタッフ職

整備計画

鈴木 貢太

整備センター 機体事業室 機体計画部 フリート計画チーム

2013年入社 都市イノベーション学府 都市地域社会専攻

Interview 1

多種多様な個性が同じ目標に向かう環境で働きたい。

大学では、建設学科で鉄筋コンクリート構造を学んでいたので、将来はインフラ業界に進みたいと考えていました。そんな私がANAに興味を持ったきっかけは、大学時代飛行機に乗る機会が増え、その大きさに圧倒され、魅了されたからです。就職活動では興味のある会社の一つとして、説明会に参加しました。その説明会で、ほぼ全ての社員の方から飛行機に対する想いや情熱が伝わってきたことが、ANAへの志望度が高まった一つの理由でした。そこから、自らANAを調べるうちに、一つ一つの飛行機を安全に飛ばすために多くの人が関わっていることを知り、自分も安全運航を支える一員になりたいと思うようになり、ANAを志望しました。
入社後最初に配属されたのはドック整備部でした。ドック整備とは、飛行機を定期的に格納庫に入れて、エンジンや着陸装置、コックピットから客室まで、様々な箇所を約1ヶ月かけて点検・修復する整備を言います。ドック整備で初めて機体に触った時の緊張感と喜びは今でも忘れられません。また、自分が携わっている一つ一つの作業がお客様の安全に直結していると思うと、責任を感じるとともに、とても充実していました。

Interview 2

今でも大切にしている現場に足を運ぶ習慣。

6年目の現在は機体計画部フリート計画チームで、ドック整備の計画を担当しています。飛行機は一般的に約20年間使用されますが、
2年から3年の間隔で、定期的な整備を実施しなければなりません。ドック整備の計画とは、その定期的な整備で「どのような内容の整備作業を行うのか」の計画を立案することが主な業務です。
ドック整備の計画は、機体計画部が中心となり、整備作業に関わる部門と横断的に調整をし、立案します。機体の品質を担保していく最も重要な整備なので、大きな責任を感じながら日々取り組んでいます。
ドック整備の計画を立てるにあたり重要なことは、各部門との調整と、計画の実現可能性です。実際のドック整備の現場で経験を積まなければ、整備に必要な人員、時間、流れを具体的にイメージすることができません。その点、ANAの整備部門は、「三現主義」と呼ばれる「現場・現実・現物」に触れることを重視し、現場を離れた今でも現場に足を運び、整備士とのコミュニケーションを積極的にとることができる環境があります。現場を見ることで生の声から各部門を調整し、最適な計画を立てることができます。
また、ドック整備は、自社だけでなく、海外の整備専門会社に委託する場合もあります。その場合、言葉の壁もありますが、計画通りに作業をしてもらうだけではなく、こちらのニーズを的確に伝え、対応いただくことも重要になります。そのためには、やはり、三現主義に基づき、現地に赴き、直接顔を合わせ、委託先の整備士やエンジニアたちと積極的に話をすることで、信頼関係を築くことを大切にしています。

Interview 3

様々な部署の橋渡しとなって安全・安心を提供する。

ドック整備は、長期間機体を止める必要があるため、お客様のフライトや会社の収益に直接影響します。したがって、いかに効率よく、安全な機体をフライトに提供するか、を考えることが私の所属する整備計画部門の至上命題です。
安全面から見た整備の視点では、機体を長期間ドックに入れて入念に整備したいという要望があります。一方で、運航ダイヤから見たオペレーションの視点では、より多くの飛行機を就航便として使いたいため、最短で整備を終えて欲しいという要望があります。
お客様に高品質の機体を提供する、という同じ目的を持つ一方で、矛盾を抱える両者を成立させるためには、整備作業の内容をしっかりと理解し、両者にわかりやすく伝え、お互いに納得してもらうことが欠かせません。実際の作業でわからないことは、デスクで考えるよりも、経験豊富な整備士に直接アドバイスをもらう方が解決の糸口をより早く見つけることが多いため、計画を立てる上での参考としながら、両者の要望を最大限満たすよう、努力しています。

Interview 4

ゼロベースでも成長し、活躍できる環境。

チーム一丸となってプロジェクトを進める風土が強い会社なので、みんなでひとつのことを成し遂げたいという社員が多いと思います。また、様々なバックグラウンドを持っている社員が多いこともANAの特徴です。自分の専門外のことを一人で考え、解決策を模索するのではなく、経験や知識を持つ人に直接聞くことができる環境は、様々な部署と横断的に関わっていく上で重要な要素です。その要素がANAにはあると感じています。私が関わっているドック整備は、完了するまでに非常に多くの部門が関わります。担当した機体が再び就航便として飛んでいく姿を見たときには、それまでの苦労も忘れるほどの達成感を感じます。これからも社内外の多くの部署の橋渡しとなって、高品質の機体をお客様に提供していきます。

career

1年目
ドック整備部
4年目
機体計画部 フリート計画チーム