Interview

自分の強みを活かして挑戦を続け、
ANAのCAとしてサービスを極める。

#客室乗務職

倉吉 恵理子

ANA 客室センター
2007年入社 外国語学部 卒

Interview 1

ANAには"ありのままの自然体"でいられる安心感がある。

幼い頃から洋楽や映画に興味があり、5歳の頃に母から"英語を活かすのなら、こういう仕事があるよ"と教えてもらったことが、客室乗務員(CA)という職業を知ったきっかけになりました。自然な流れで英語が話せるようになりたいという想いと、海外という違う世界に憧れを抱きCAを志すようになりました。学生時代には海外で生活し異文化を感じてみたいと、交換留学制度を利用してアメリカで約1年間過ごしました。『英語を活かし、海外との架け橋となるような仕事に就きたい』と考え、旅行・海外・英語への憧れの、全てが叶えられる航空会社を志望しました。

ANAの最終面接では、年上の面接官とも緊張することなく楽しく会話ができ、『ありのままの自然体で自分を飾る必要がないのかな』と安心感を覚えました。結果的に「あんしん、あったか、あかるく元気!」なANAの企業風土と、私自身が大切にしている『お客様や仲間を思いやって仕事をする』という価値観が一致していると感じています。

Interview 2

周りの人からの学びやアドバイスを得て、
新しい仕事の辛さや難しさを乗り越える。

CAとして自分が成長できた転機は、マネジメントを勉強し始めてからだと感じています。入社して3年目からパーサーの習熟を積み始めた時は、やはり初めてまとめ役の立場になったことから慣れない業務で辛さを感じました。新人時代と違って指示を受けるのではなく、自分が全体を俯瞰して次の業務を後輩たちに対して指示したり、不測の事態が起こった時に方針を立てて解決したりすることに、難しさを感じていました。

ただ、日々のフライトは固定メンバーではなく、毎回初めて一緒に仕事をするCAがいるので色々な先輩や後輩から新しく学ぶことがあり、徐々に自分の引き出しが増えていきました。先輩は十何時間におよぶ長いフライトの後でも、知っていることを惜しまずアドバイスしてくれました。当時感じていた辛さや難しさを乗り越えられたのは周りの人のおかげです。自分のCA人生を振り返ってみて『本当に人に助けられてきたな』と感じています。今でも先輩たちには仕事でもプライベートでも色々と相談していて、それはずっと変わりません。

仕事の達成感を感じる時は、到着前にお客様にフライトに対するポジティブな感想を頂いたときです。『寛げたよ』だったり『今日はこんな話をして楽しかったよ』だったり。『こんな景色が見られたんだよ』といって喜んでくださったお声には本当に嬉しく感じました。自分が直接接点を持てなかったお客様のお声からもクルーの活躍を知って喜びにつながっていますし、これからもチーフパーサーとしてより良いフライトを創り上げていきたいです。

Interview 3

ライフステージや環境は人それぞれ、自分が"今できること"をやる。

これまで、2度の育児休職を取得しました。現在は子供の年齢やライフスタイルに応じた働き方を選択しています。CAはお客様の命を預かる責任の伴う仕事なので、仕事への取り組み方については基本的に子供が生まれた後でも変わりません。オフの時間は家族との時間と割り切って楽しむようにしています。オンとオフの切り替えが上手くできるようになりました。

機内での働き方には、出産・育児の経験が特にお子様連れのお客様へ活きているように感じています。例えば、小さなお子様には100%のアップルジュースは甘すぎるので、お水で薄めるかご両親に確認をしたり、耳抜きができないお子様へのアドバイスをしたりなど、子育てを経験しているからこそ培った視点や知見・経験を活かして、一歩踏み込んだサービスに繋げられていると思います。

仕事と家庭の両立で大変だったことはあまり記憶にないのですが、一つ自分の中で記憶しているのはファーストクラスの訓練を受けている時のこと。自分としてはずっと目指してきた仕事だったので、思い入れも強かったのです。でも子育てをしている自分は訓練後に居残って自主練習を続けることができなかった。仲間はそこでやれているのに自分はそれができなくて、それには悔しい気持ちもありました。けれども、ライフステージや環境は人それぞれで違いがあるから比べても仕方がなく、この経験から『自分が今できることをやろう!』という踏ん切りのようなものがつきました。またその後は、何事においても人と比べることなく、今は自分の時間を大切にできるようになりました。

ANAにはANAグループの中で会社・職種を超えて「Good Jobメッセージ」を送り合うという文化があります。先日も、初めて自分が国際線のチーフパーサーを担当した際に一緒に乗務したパイロットから『細やかにコミュニケーションをとっていたこと』や『チーフパーサーとしての責任感、家庭を大切にしながら仕事に真摯に向き合っていること』に対して、Good Jobメッセージを頂戴しました。そのフライトのときは、とても緊張していて、周りにも『初めてだから気付いたことがあったら何でも言ってください』とお願いしていた中で、長いフライトが終了した後に、わざわざこういったオンラインメッセージを送っていただけて嬉しかったし、頑張って良かったなと思いました。

ANAの良さはチームワークだと感じています。後輩・先輩に関わらず提案やアサーションをする雰囲気ができていて、自分がチーフパーサーをする時などは本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。チームの力を一つにして、お客様にとって『ANAに乗って良かった』と思ってもらえるようなフライトにできた時にやりがいを感じます。

Interview 4

懐妊・育児休暇からの復帰へ、背中を押してくれたANAの仲間たち。

懐妊・育児休職中は、特に一人目の時には育児と家庭の両立に対し両親も遠方だったため復帰することへ不安も感じていました。そんな中、会社から『悩みはないですか?』など気にかけてもらえたり、同期や先輩からは復帰後のイメージが出来るようアドバイスをもらったりすることができました。会社の方へ相談できる機会がたくさんあったことで復帰への背中を押してもらえました。

最終的には会社や家族へ相談し、自分に合う働き方を選択して仕事に復帰しました。復帰する時には家族と『お母さんがいつも笑顔でいられることを大切にしよう』と話し合いました。子育てと仕事の両立については、ANAの福利厚生にある「育児日」の制度を活用できたことで、入学式や参観日などのイベントには必ず参加でき、子どもを寂しくさせない環境を作ることができています。

幼い娘も私が仕事で"遠い所に行く"ことを理解しているため『無事に帰ってきてね』とフライトの度に”お守り”を作ってくれます。家族からパワーをもらいながら日々乗務に向かっています。ステイ先では、少し育児から離れリフレッシュすることが出来るので、その分また家族との時間を大切にできています。また子供達もママがいない時には、率先して家事を手伝ってくれるなど、家族で助け合っています。

Interview 5

自分の強みを活かして挑戦を続け、ANAのCAとしてサービスを極める。

現在、海外ベースクルーの育成のサポートも行っているので、今後は今まで培ってきた語学力を生かして、異文化理解を深めた上での指導方法を学んでいきたいと考えています。ほかにも知らない事がまだまだたくさんあるので教養を身につけたり、様々なことに興味を持ち挑戦を続けたりしながら、ANAのCAとしてサービスを極めていきたいです。フライトをすることが大好きなので、今後も仕事を楽しみながら人間力を高めたいと思います。

career

2007年
ANA入社 客室センター配属
国内線乗務開始
2008年
国際線乗務開始
2011年
主客室乗務員資格 取得
2013年
休職
2014年
復職 客室センター
2018年
休職
2020年
復職 客室センター