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ロンドン

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年12月6日時点の情報です。

入国とビザ

ビザ

一般的な観光目的でのイギリス滞在にビザは必要ない(日本国籍を持つ場合の通常の入国。6ヵ月以内)。ただし、特定の国(2025年1月8日より日本国籍も対象)から以下の目的で入国する渡航者は、電子渡航認証(electronic travel authorisation:ETA)の取得が義務付けられている。

  • 旅行、家族や友人の訪問、商用又は短期留学を目的とした、最大6か月間の英国訪問
  • Creative Worker visaで最大3か月間の英国訪問
  • 専門的職業(Permitted paid engagement)を目的とした英国訪問
  • 英国を経由し、他の国に渡航する場合(英国の入国審査を通過しない場合も対象)

パスポート

パスポートの残存有効期間が滞在日数以上必要。英国政府ホームページ(https://www.gov.uk/uk-border-control/before-you-leave-for-the-uk)参照

  • ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがある。必ず大使館、領事館または旅行会社で確認。

検疫

日本からイギリスへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。下記は、一般的な旅行者の個人的な持ち込みの場合。

  • a:肉および肉製品
  • b:牛乳または乳製品(乳児用粉ミルク、離乳食、医療上の理由で必要な特別な食品、特別なペットの飼料を除く)
  • c:絶滅のおそれのある動植物の持ち込みは申請が必要
  • ほとんどの野菜や果物の持ち込みには、植物検疫証明書が必要。
  • 魚介類やはちみつなど、許容量制限や加工に関する規制が存在するものもある。
  • 北アイルランドへの持ち込みは、一部規制が異なる。
  • 上記以外にも条件や規制などが存在する場合あり。

税関

電子たばこの持ち込み

旅行客の個人使用目的の場合、持ち込み可能。免税範囲は下記「免税タバコの持ち込み、所持について」参照。

免税タバコの持ち込み、所持について

  • たばこ:紙巻たばこ200本、または細い葉巻たばこ100本、または普通サイズの葉巻たばこ50本、または250gまでの刻みたばこ、または電子加熱式たばこ装着用たばこ200本(基準範囲内の組み合わせも可)
  • アルコール:ビール42L。無発泡性ワイン18L。左記以外に、次のいずれかの持ち込みも可能。アルコール度22%を超えるスピリッツやそのほかの酒類4L、またはアルコール度22%までのスパークリングワインや酒精強化ワイン(ポートワインやシェリー酒など)など9L(規定量以内なら組み合わせも可能)。
  • そのほか:品物の合計ひとり£390まで(自家用飛行機またはボートで到着する場合は£270まで)
  • 17歳未満のたばこ、アルコールの持ち込みは到着前に申告が必要。
  • 通貨の持ち込みは無制限だが、£10,000以上の現金などを持ち込む際は申告が必要。個人では£10,000より少なくても、家族やグループで£10,000以上の現金などを持ち込む場合、申告が必要。
  • 上記は、自分で持ち込み、個人使用か個人的な贈り物に使用する場合(通貨の持ち込み以外)に、イングランド、スコットランド、ウェールズで適用される。北アイルランドへ入国の場合、英国政府ホームページ(https://www.gov.uk/duty-free-goods/arriving-in-northern-ireland)などを参照。

時差とサマータイム

時差

日本との時差は9時間で、日本時間から9時間引けばいい。つまり、日本のAM8:00がイギリスでは前日のPM11:00となる。これがサマータイム実施中は8時間の時差になる。
サマータイム実施期間は、3月最終日曜のAM1:00(AM2:00)~10月最終日曜のAM2:00(AM1:00)。

気候

気候

ロンドン は北海道よりも緯度が高いが、暖流と編成風の影響で、北海道ほど寒くはない。それでも真冬には厚手のコートが必要。夏は、猛暑の年もあるが、空気が乾燥しており、少し冷え込む日もあるので、カーディガンやショールがあるといい。年間を通じて雨が降りやすいのでフード付きの上着なども便利。

ロンドンと東京の気温と降水量

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

コインと紙幣の肖像は徐々にチャールズ国王の肖像のものに変わっていく。

通貨単位はポンド(£)とペンス(p)。£1は100p、約191.08円(2024年12月6日現在)。
紙幣は£5、£10、£20、£50。一般に£50紙幣はあまり使用されない。硬貨は1p、2p、5p、10p、20p、50p、£1、£2。
スコットランドや北アイルランドなどでは独自の紙幣を発行しているが、貨幣価値は同じ。スコットランドと北アイルランドの紙幣はイギリスの他の地域でも使用可能(スコットランドの£1紙幣以外)とされるが、受け付けてもらえない場合もある。また、スコットランドと北アイルランドの通貨は帰国後換金できないので、使い切ってしまうか、早めにイングランドの通貨に替えてしまおう。

税金

イギリスでは多くの商品にVATと呼ばれる付加価値税が20%(標準税率)かかっている。ただし、イングランド、ウェールズ、スコットランドで一般旅行者が購入し、持ち帰る商品の免税手続きは行われていない。

チップ

レストランやホテルなどの料金には、サービス料が含まれていることが多いので、必ずしもチップは必要ない。ただし、サービスをしてくれた人に対する感謝の意を表す心づけとして渡す場合もある。額は、特別なことを頼んだ場合や満足度によっても異なるが、以下の相場を参考に。

  • タクシー:料金の10~15%程度。荷物が多いときはやや多めに。
  • レストラン:サービス料がある場合は一般に不要。ない場合、店の格にもよるが、12〜15%ぐらい。
  • ホテル:ベルボーイやルームサービスを頼んだとき、1回につき£1~2程度。
  • トイレ:チップではないが、有料公衆トイレ£0.20〜0.50程度。

電圧とプラグ

電圧

BFタイプ

一般に電圧は230Vで、周波数は50Hz。プラグはBFタイプが一般的。デジカメの充電やPCなどはプラグを付ければ使えるものが多いが、使えない製品もあるのでアダプターの電圧表示を確認すること。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

イギリスのテレビ・ビデオ方式は、日本と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」なので、DVD内蔵パソコンなら通常は再生可能。一般的なDVDプレーヤーでは再生できない。

ブルーレイ方式

イギリスと日本では、テレビ標準方式Video Formatと地域コードRegion Codが異なるので、一般的な日本国内用プレーヤーでは再生できない。ただし、P C内蔵のものやリージョンフリーのプレーヤーなど、再生できるものもある。

郵便

郵便

イギリスの郵便はロイヤルメイル Royal Mailという。ショップの一角に郵便カウンターを出している小規模なところもある。局により営業時間はかなり異なるが、一般的に平日9:00〜17:30くらい。土曜に営業する局もある。日曜・祝日は休み。小さな郵便局では昼休みを取るところもある。

郵便料金

日本へのエアメールの場合、はがきおよび定形封書が100gまで£2.80。小包も送付できる。

電話

電話の掛け方

イギリスから日本へかける場合

例:(03)1234-5678または(090)1234-5678へかける場合
STEP1

00(国際電話識別番号)

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

3または90(市外局番と携帯電話の最初の0を除いた番号)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

日本からイギリスへかける場合

ロンドンの(020)1234-5678へかける場合
STEP1

010(国際電話識別番号)*1

STEP2

44(イギリスの国番号)

STEP3

20(頭の0を取った市外局番)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

  • *1.携帯電話の場合は010のかわりに「0」を長押しして「+」を表示させると、国番号からかけられる
  • NTTドコモ(携帯電話)は事前にWORLD CALLの登録が必要。

祝日・祭日

祝日・祭日

年によって異なる移動祝祭日が多く、土・日曜と祝日が重なる場合は振替休日がある。イースター前後とクリスマス前後~新年は休業するところもある。クリスマス前~新年は地下鉄・バス・鉄道などの交通機関も平常運行しなくなる。

2025年

  • 1月1日 ニュー・イヤーズ・デー
  • 1月2日 バンクホリデー(スコットランドのみ)
  • 3月17日 セント・パトリックス・デー(北アイルランドのみ)
  • 4月18日 グッドフライデー
  • 4月21日 イースターマンデー(スコットランド以外)
  • 5月5日 アーリー・メイ・バンクホリデー
  • 5月26日 スプリング・バンクホリデー
  • 7月12日 オレンジマンズ・デー(北アイルランドのみ)
  • 8月4日 サマー・バンクホリデー(スコットランドのみ)
  • 8月25日 サマー・バンクホリデー(スコットランド以外)
  • 11月30日 セント・アンドリューズ・デー(スコットランドのみ)
  • 12月25日 クリスマス
  • 12月26日 ボクシングデー

言語

言語

英語が主。ウェールズ語、スコッツ語、ゲール語なども使われる。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は一般的な営業時間の目安。店舗によって30分〜1時間以上の違いがある。イースターやクリスマス前後、年末年始、祝日は、不定休や不定期営業をするところも多い。

銀行

銀行によりかなり違うが、月曜~金曜の9:00~17:00。土曜は午前中のみオープンするところもある。日曜・祝日は休業。

デパートやショップ

月~土曜10:00~18:00。日曜・祝日も6時間のみ営業する店も増えている。

レストラン

昼食12:00〜14:30、アフタヌーンティー15:00〜17:00、夕食17:30〜23:00頃。

年齢制限

イギリスでは酒類、たばこの18歳未満の購入は不可。
レンタカーは、レンタカー会社や車種などによって年齢制限があり、身分証明書代わりにクレジットカードの提示を要求される。

マナー

列(キューque)に並ぶときには、窓口がいくつあっても1列に並び、順番が来たら空いた窓口へ向かう。タクシーやバスを停めるときには横に手を出して合図する。エスカレーターで立つ場合は右側へ。一般的に左は歩く人用。

喫煙

レストランやパブ、ショップ、ホテルのロビーなど、公共の建物内での喫煙は禁止。違反者には罰金が科せられる。屋外テラス席などでは認められている。また、路上での吸い殻のポイ捨ては罰金。

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