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鳥取で 心と体の デトックス

自然を感じられる体験や、リラックスできるスポット などをご紹介します。

Photo by Natsuki Endou

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鳥取県は東西に長く、2つの空港が利用できます。

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中部

温泉・美術/歴史

三朝(みささ)温泉

開湯850年以上、白狼伝説が残る鳥取県中部の名湯・三朝温泉。「三たび朝を迎えると元気になる」と言われ、古くから人々の体を癒してきました。「飲泉」「足湯」「熱気浴」などさまざまな方法で楽しめる三朝温泉をご紹介します。

そのほかにもたくさん!

温泉・美術/歴史 スポット

温泉

■東部〈鳥取温泉〉

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鳥取市のまちなかには吉方温泉町、末広温泉町、永楽温泉町と、「温泉」がつく地名があります。実は鳥取市は全国でも珍しい、温泉が湧く県庁所在地です。「鳥取温泉」は1904年、飲用井戸を掘るための掘削中に偶然発見されました。湯量が豊富で無色透明な塩化物・硫酸塩泉で、古くから市民に親しまれてきました。また温泉街ではなく繁華街に湧いているのも鳥取温泉の大きな特徴です。「日乃丸温泉」のような公衆浴場や「温泉旅館丸茂」「 観水庭こぜにや」などの旅館やその他まちなかのホテルで天然温泉を気軽に楽しめます。鳥取砂丘や仁風閣などの県東部の主要観光地へのアクセスも良好です。旅の思い出にゆっくりと寛いでください。

URL(銭湯「日乃丸温泉」):

URL(温泉旅館丸茂):

URL(観水庭こぜにや):

■東部〈吉岡温泉〉

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応和2年(962)開湯と伝わる、千年の歴史を持つ鳥取の奥座敷です。伝承によると、葦岡長者(あしおかちょうじゃ)が顔に悪瘡のできた娘の病を治すために祈願したところ、満願の夜にお告げがあり、お告げに従ってうつろ田を掘ると薬師如来像とともに世にも珍しい湯が湧き出たそう。すぐにその湯を汲んで娘の瘡を洗うと、元の美しい姿になったことから「美肌の湯」とも呼ばれています。温泉街には10軒の温泉旅館が軒を連ね、ホタルの名所としても有名です。源泉温度は53℃とやや高めで、やわらかな泉質の単純泉。日帰り入浴施設「吉岡温泉会館 一ノ湯」のテントサウナでは、本場フィンランドの自分でサウナストーンに温泉をかけるセルフロウリュを楽しめます。

URL(吉岡温泉旅館組合):

URL(一ノ湯):

■中部〈はわい温泉・東郷温泉〉

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四季折々の景観が美しい東郷湖は、鶴が羽を広げているような形に見えることから「鶴の湖」とも呼ばれています。湖底からは高温の温泉が湧き出し、西岸にあるのが「はわい温泉」、南岸にあるのが「東郷温泉」です。どちらも無色透明で、泉質は塩化物・硫酸塩泉。湖上にせり出すように温泉街が形成され、眼前に広がる湖の大パノラマを望みながら浸かる温泉は開放感たっぷりです。夕暮れには湖面が茜色に染まり、日が落ちてからは対岸の明かりがまるでホタルのように幻想的に輝きます。冬の寒い日には湖上に湯気がゆらめく景色と出あえることもあります。情緒豊かな山陰の景色にぜひ癒されてください。

URL(はわい温泉・東郷温泉旅館組合):

■西部〈皆生温泉〉

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商都・米子の北にあり、美保湾に面した山陰を代表する海辺の温泉地です。白砂青松の美しい海岸線と、中国地方最高峰の大山の雄大な姿を同時に望むことができる風光明媚な場所にあります。その美しい景観は、「日本の渚100選」、「日本の白砂青松100選」、「日本の夕陽・朝日100選」など、多くの100選に選出されているほど。また日本のトライアスロン発祥の地としても知られています。明治の初めに地元の漁師が偶然見つけ、2020年に皆生温泉開発100周年を迎えました。豊富な湧出量を誇り、美保湾の海底から湧き出しているだけあって泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉の“塩の湯”。さざ波の音に包まれながら、癒しのひと時を楽しんではいかがでしょうか。

URL(皆生温泉旅館組合):

■西部〈大山火の神岳温泉 豪円湯院(ごうえんゆいん)〉

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古くは“大神岳”“火神岳”と呼ばれ、霊峰として崇められてきた中国地方最高峰の大山。「大山 火の神岳温泉 豪円湯院」はその標高約750mにあり、大山の山頂に一番近い温泉および温泉施設として2013年にオープンしました。かつて3000人もの僧兵をかかえた大寺院・大山寺の参道に面し、地下1200mから汲み上げた源泉は無色透明、-320 mV(ミリボルト)の酸化還元水で、やわらかな肌当たりです。内湯「神の湯」はかがり火を灯した神秘的な洞窟のような趣なのに対して、露天風呂は四季の庭や山々の風景、小鳥のさえずりなど大山の自然を堪能でき、雰囲気の異なる2種類のお風呂を楽しめます。ハイキングやスキー、観光を楽しんだ後に温泉で汗を流してリフレッシュ!心ゆくまで大山を満喫してください。

URL(豪円湯院):

美術・歴史

■東部〈鳥取民藝美術館〉

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柳宗悦(やなぎむねよし)が興した民藝運動に感銘を受けた鳥取民藝の父・吉田璋也が世界中から集めたコレクションや、鳥取でプロデュースした民芸品約5000点が展示されています。展示品を鑑賞するだけでなく、民藝品の器に盛られた食事を楽しめる「たくみ割烹店」と、民芸品を実際に購入できる「たくみ工芸店」を併設し、見て・触って・実践できることが特徴です。また国の登録有形文化財に指定されている建物は、モルタル塗りに漆喰仕上げの土蔵造りの外観や、スイッチカバーや手すりなどの内観の細部に至るまで、日用品の中に「用の美」が宿るとした民藝の美を取り入れたデザイン性の高さも必見です。鳥取駅から徒歩5分のまちなかで、鳥取民藝の奥深さを堪能してください。

 

住所:

鳥取県鳥取市栄町651

アクセス:

JR鳥取駅から徒歩5分

URL:

■東部〈若桜町の仮屋通りと若桜鉄道〉

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若桜鉄道は、因美線郡家駅(いんびせんこおげえき)と若桜駅を結ぶ19.2キロのローカル鉄道です。終着駅の若桜駅は、昭和5(1930)年の開業当時の姿をとどめる木造駅舎で、構内には圧縮空気で走行するSLもあり、子どもから大人まで多くの鉄道ファンを魅了しています。駅前に広がるレトロな街並みは、中世に若桜鬼ヶ城の城下町として整備され、江戸時代以降は街道の宿場町として発展してきました。白壁が連なる蔵通りや、昔ながらの仮屋通りは情緒たっぷりです。仮屋とは、家と道路の間に設けられた庇(ひさし)の付いた私道のことで、雪や雨の日も傘をささずに通り抜けができます。街の中は江戸から昭和にかけての歴史が凝縮されていて、タイムスリップしたかのような不思議な感覚を味わえます。

 

URL(若桜鉄道):

■中部〈円形劇場くらよしフィギュアミュージアム〉

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地元のシンボルとして長らく愛されてきた、倉吉市にある日本最古の円形校舎。老朽化により一度は解体が決定しましたが、熱心な地元住民の活動や、存在を惜しむ多くの市民の声によって古びた校舎はフィギュアミュージアムとして生まれ変わりました。世界的に高い評価を受けるフィギュアメーカーの工場が存在する倉吉という地域性を背景に、かつてモノづくりの職人たちが多く住んだ鍛冶町という場所にふさわしい、フィギュアの一大展示施設です。ミュージアムに集うのは、恐竜や動物、特撮やアニメ、漫画のヒーローやキャラクターなどの精巧なフィギュア。製造工程を学んだり、ワークショップも開かれたりと、子どもはもちろん大人も童心に帰って楽しめるミュージアムです。

 

住所:

鳥取県倉吉市鍛冶町1丁目2971-2

アクセス:

JR倉吉駅から車で10分

JR倉吉駅から路線バスで約15分

URL:

■中部〈白壁土蔵群〉

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倉吉市を流れる玉川沿いに連なる白壁土蔵群は、白壁と赤い石州瓦のコントラストが独特なノスタルジック溢れる景観で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。もともとは中世に打吹山に築かれた打吹城の城下町として形成され、江戸時代には山麓に陣屋が設けられて武家屋敷が建てられました。江戸・明治期を中心に建てられた建物は、今でも 造り酒屋や醤油屋として使われていたり、リノベーションされ土産店やカフェ、体験施設として活用されています。土蔵の上半分は防水の役目を果たす漆喰仕上げ、下半分は耐火性能と風雨からの耐久性を高める黒い焼き杉板が用いられています。現代では物産館や工房、飲食店、ギャラリーなどさまざまに形を変えて、訪れる人を楽しませています。

 

アクセス:

JR倉吉駅から車で約10分

JR倉吉駅からバス乗車「赤瓦・白壁土蔵」停留所から徒歩3分

URL:

■西部〈本池美術館〉

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レザーアートで初めて県無形文化財保持者となり、2021年に文部科学大臣賞を受賞した米子市在住の革工芸作家・本池秀夫氏が、自ら外観や内装をデザインし、土地の開墾からほとんどをセルフビルドした美術館です。本池氏が手がける革の人形は世界中で高い評価を受け、館内には約50年の創作活動で生み出されたレザードール、ほぼ実物大のレザーアニマル、現代レザーアート作品が約100点以上展示されています。レザードールは髪の毛や肌、服、家具やおもちゃに至るまで、銀を使用する部分以外は全て革で作られ、服の下には下着まで着せるなどリアリティーを徹底的に追求。人形や動物たちの体温や息づかい、ささやき声が今にも聞こえてきそうです。

 

住所:

鳥取県米子市大篠津町4841

休館日:

水曜・木曜

アクセス:

JR米子駅より(境線)大篠津町駅まで22分、大篠津町駅より徒歩12分

米子鬼太郎空港より車で5分

米子ICから車で30分

URL:

■西部〈植田正治写真美術館〉

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フランス芸術文化勲章をはじめ、世界的に高い評価を受ける写真界の巨匠・植田正治氏(1913- 2000)。植田正治写真美術館は、彼が生涯愛した名峰・大山の麓に凛と佇んでいます。故郷を離れず、山陰の自然を舞台に被写体をオブジェのように配置した演出写真は、写真発祥の地・フランスで「Ueda-cho(植田調)」と呼ばれ、高く評価されています。建築家・高松伸氏が設計した同館の外観は、緊張感と同時に大自然との一体感を描き、植田調を体現しているかのようです。同館では今なお色褪せることのない植田正治氏の貴重な作品群を収蔵し、都度テーマを変えて展示しています。展示室との間にある人工池には“逆さ大山”が映り、建築物、自然そして展示作品との調和を楽しめます。

 

住所:

鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3

営業期間:

3月~12月下旬(冬季休館)

アクセス:

JR米子駅から車で20分、JR岸本駅から車で5分

米子鬼太郎空港から車で40分

URL:

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