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【九州うんちくの旅】
広い範囲で世界遺産登録決定!
日本の近代化は石炭産業の力が大きいものでした。石炭が最初に発見された大牟田・三池地方は、その産出量も地下の坑道も日本一であり、その跡地、宮原坑や万田坑は、未だに原型の一部が保たれており、見学者の安全に配慮した修復の計画もありました。炭都・大牟田、荒尾をとりまく環境を知り、近代化の足跡を学びました。
鹿児島では、薩摩のエネルギーが集結した集成館事業の存在意義も見つめてみたい。 近代化産業遺産群だけでなく、その地の風土にも触れたいところです。石炭産業で栄えた大牟田市と荒尾市は福岡県、熊本県の県境を接して在ります。というより、県境ラインがアメーバー的に入り組んでいます。なんと一軒の家の中に県境があほど、都市が膨張して栄えてきたのです。
いま、両県では県境ラインで綱引き合戦をして、友情と協調で交流を重ねています。 玉名温泉(旧立願寺温泉)は、かつては炭都大牟田の奥座敷で。接待の場として大いに栄えたものでした。つわものどもの夢の跡を思いながら玉名の湯にくつろごう。三角西港も現、東港が出来てその主役の座を降りました。産業が街を生み、産業の盛衰が歴史を塗り替えていくことも、併せて旅から学んでみませんか。