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米国・カナダ法令に準じた手荷物規則

航空券の出発地・到着地・最終目的地に米国(米国領土を含む)またはカナダがある場合、米国・カナダ法令に準じて、手荷物規定(無料手荷物許容量および手荷物料金)を適用させる航空会社を選出し、その航空会社の手荷物規定を航空券全体の旅程に適用する。

国際線を含む旅程の場合

ステップ1

旅程上で、最初にATPCO(Airline Tariff Publishing Company)に手荷物規定を公示している航空会社を選出する。

ステップ2

  • ステップ1で選出した航空会社がMSCポリシーを適用している場合
    始点から最も遠い途中降機地点までをOutboundとし、Outboud内のMost Significant Carrier(MSC)とする。
    (コードシェア便の場合、MSCは販売航空会社とする。)

  • ステップ1で選出した航空会社がMSCポリシーを適用していない場合
    ステップ1で選出した航空会社とする。
    (コードシェア便の場合、販売航空会社とする。)

  • *

    ANAはMSCポリシーを適用していません。

MSC(Most Significant Carrier)は

  • 2つ以上のIATAエリアを跨ぐ旅行について、あるIATAエリアから他のIATAエリアへ横断する最初の運送を行う航空会社とする。
    例外:IATAエリア1/2/3を全て跨ぐ場合のみ、IATAエリア1とIATAエリア2を横断する最初の運送を提供する航空会社とする。

  • IATAサブエリア間の旅行の場合、あるIATAサブエリアから他のIATAサブエリアへ横断する最初の運送を提供する航空会社とする。

  • IATAサブエリア内の旅行の場合、最初の国際区間を運送する航空会社とする。

IATAエリア・IATAサブエリアとは

IATAは世界を3つの地域に区分し(IATAエリア1/2/3)、さらに各地域をいくつかの小地域に分けています(IATAサブエリア)。

IATAエリアとIATAサブエリア
エリア IATAエリア内のサブエリア
IATAエリア1
北米・南米・ハワイなど
北アメリカ(USA、カナダ、メキシコ)
カリブ
中央アメリカ
南アメリカ(ブラジル、チリ、ペルーなど)
IATAエリア2
ヨーロッパ全域・中東など
欧州
ロシア(ウラル山脈より西側)
アフリカ
中東
IATAエリア3
日本、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、インド、グアムなど
ロシア(ウラル山脈より東側)
日本、韓国
東南アジア(中国、シンガポール、タイ、ベトナム、グアムなど)
南アジア(インドなど)
南西太平洋(オーストラリア、ニュージーランドなど)