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ブリュッセル

パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。

掲載している内容は2024年7月14日時点の情報です。

入国とビザ

ビザ

180日のうちシェンゲン協定加盟国の滞在日数の合計が90日以内の観光目的の旅ならビザの取得は不要。(日本国籍の場合)

パスポート

パスポートの残存期間はシェンゲン協定加盟国を離れる日から3ヵ月以上必要(海外旅行保険加入が望ましい)。

  • シェンゲン協定
    2024年7月現在、シェンゲン協定加盟国は、アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク。ルーマニアとブルガリアは空路と海路で加盟。
    日本など協定加盟国以外から入国する場合、最初に到着した協定加盟国の空港で入国審査を受ける。
  • ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがある。必ず大使館、領事館または旅行会社で確認。

検疫

日本からベルギーへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。

  • a:肉、肉製品。牛乳、乳製品(許容量の乳児用粉ミルク、離乳食、医療上の理由で必要な特別な食品、特別なペットの飼料を除く)
  • b:ジャガイモの塊茎(食用、加工用を含む)、特定の動植物種
  • c:土壌
  • d:絶滅のおそれのある動植物、およびそれらから作られた製品
  • 輸入禁止のものを除く植物類の持ち込みは可能だが、一部を除く果物や野菜、植物、花、種子を持ち込む場合には、植物検疫証明書が必要。
  • 水産物、卵などの動物由来の食品は、一部を除き持ち込み可能だが、種類、量、加工などに制限あり。
  • 多くの動物由来の食品は許容量が定められている。最大許容数量を超えると、合計数量が没収される。
  • 上記以外にも条件や規制などが存在する場合あり。

税関

電子たばこの持ち込み

旅行客の個人使用目的の持ち込みについては特に規定はない。

免税タバコの持ち込み、所持について

  • たばこ*1:紙巻きたばこ200本、葉巻50本、葉巻(細巻き)100本、たばこの葉250gのいずれか。個人使用分に限る。規定量内なら複数の組み合わせも可能。
  • 酒類*1:蒸留酒などアルコール度22%を超える酒類1L、または22%以下の酒類、発泡ワインなど2L。無発泡のワイン4L。ビール16L。
  • みやげ品などは、空路/海路からの入国の場合は€430相当まで、陸路からの入国/自家用飛行機での入国の場合は€300相当まで。*2
  • *1.たばこ、酒類は17歳未満不許可。
  • *2.みやげ品などは15歳未満は€175相当まで。
  • €1万以上に当たる通貨などのEU圏内への持ち込み、持ち出しについては、税関への申告が必要

時差とサマータイム

時差

日本との時差は8時間で、日本時間から8時間引けばいい。つまり日本のAM7:00が、ベルギーでは前日のPM11:00。これがサマータイム実施中は7時間の時差になる。
サマータイム実施期間は3月の最終日曜AM2:00(=AM3:00)~10月の最終日曜AM3:00(=AM2:00)。

気候

気候

比較的過ごしやすいが、5月下旬あたりまで天候が変わりやすく、薄手のカーディガンを用意していったほうがいいだろう。6~8月は乾燥していて過ごしやすい。9~10月からは曇りの日や霧雨も多くなる。冬の寒さはそれほどでもないが、内陸に入ると寒さが厳しくなる。1年を通じて少量の降雨がある。

通貨と為替レート・税金・両替・チップ

通貨と為替レート

通貨単位はユーロ(€、Euro、Eurとも略す)、補助通貨単位はセント。フランス語読みは「ウーロ」と「サンチーム」、オランダ語読みは「ユーロ」と「セント」となる。1ユーロは100セント、約163円(2024年3月18日現在)。独自デザインの硬貨の裏面はフィリップ国王。
紙幣の種類€200、€100、€50、€20、€10、€5(現在発行している紙幣)。
硬貨の種類€2、€1、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セント。

税金

ほとんどの商品にTVA(フランス語。オランダ語ではBTW)と呼ばれる標準付加価値税が21%(本、食料品などは6%)かかっている。ただし、旅行者は、商用ではなく個人的な使用を目的としたものに限り、購入した月の翌々月までに手続きをして出国すれば、手数料などを引かれて戻ってくる(還付はレシート1枚あたり€125を超える買い物をして使用せずに持ち出す場合のみ)。

チップ

料金にサービス料が含まれているので、原則としてチップは必要ない。特別なサービスを受けた場合はチップを渡すこともある。以下は目安。ホテル、レストランの格によって変化する。現地のガイドツアーでは、最後にお礼程度のチップを渡す人も多い。

  • タクシー:料金にサービス料が含まれているので、基本的に不要。荷物の積み降ろしなどをしてもらったときには€1~2。
  • レストラン:店の格にもよるが、料金にサービス料が含まれているので、一般的に不要。
  • ホテル:ベルボーイやルームサービスに対し、1回につき€1~2程度。
  • トイレ:サービス係がいて料金指定がない場合は€1程度。

電圧とプラグ

電圧

電圧は230V、周波数は50Hz。プラグは2本足のCタイプが一般的。カメラや携帯電話の充電などはプラグ変更のみでいいが、電化製品によっては変圧器が必要。電圧の確認を。

ビデオとDVD方式

ビデオとDVD方式

テレビ・ビデオ方式(PAL)は、日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVDプレーヤー内蔵パソコンでは再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生不可。

ブルーレイ方式

ベルギーと日本では、テレビ標準方式Video Formatと地域コードRegion Codが異なるので、一般的な日本国内用プレーヤーでは再生できない。ただし、P C内蔵のものやリージョンフリーのプレーヤーなど、再生できるものもある。

郵便

郵便

ベルギーの郵便局はbpost。営業時間は局により異なるが平日9:30~17:00くらい。昼休みを取る場合や、営業時間は短いが土曜営業するところもある。

郵便料金

日本へのエアメールの場合、はがき、封書50gまで、ともに€2.88。小包も送付でき、郵便局では小包用の箱などを購入することもできる。

電話

電話の掛け方

ベルギーから日本へかける場合

STEP1

00(国際電話識別番号)

STEP2

81(日本の国番号)

STEP3

××(市外局番と携帯電話の頭の0は取る)

STEP4

1234-5678(相手先の電話番号)

日本からベルギーへかける場合

STEP1

事業者識別番号

  • 0033(NTTコミュニケーションズ)
  • 0061(ソフトバンク)
  • 携帯電話の場合は不要
STEP2

010(国際電話識別番号)*1

STEP3

32(ベルギーの国番号)

STEP4

××(エリア番号、最初の0は取る)

STEP5

1234567(相手先の電話番号)

  • *1.携帯電話の場合は010のかわりに「0」を長押しして「+」を表示させると、国番号からかけられる
  • NTTドコモ(携帯電話)は事前にWORLD CALLの登録が必要。

祝日・祭日

祝日・祭日

キリストに関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日に注意。

2024年

  • 1月1日 新年
  • 3月31日 復活祭(イースター)*1
  • 4月1日 復活祭翌日の月曜日*1
  • 5月1日 メーデー
  • 5月8日 ブリュッセル首都圏の祝日*2
  • 5月9日 キリスト昇天祭*1
  • 5月19日 聖霊降臨祭*1
  • 5月20日 聖霊降臨祭の翌日*1
  • 7月11日 オランダ語圏共同体の記念日(黄金の拍車の日)*2
  • 7月21日 建国記念日
  • 8月15日 聖母マリアの被昇天祭
  • 9月27日 フランス語圏共同体の記念日*2
  • 11月1日 万聖節
  • 11月11日 第1次世界大戦休戦記念日(黄金の拍車の日)
  • 11月15日 ダイナスティ・デー(ドイツ語圏)*2
  • 12月25日 クリスマス
  • *1.年によって異なる移動祝祭日
  • *2.ナショナルホリデーではないが、官庁、公共機関、学校および同様の施設は休みとなる。

言語

言語

フランス語、オランダ語(フランデレン語)が多い。ブリュッセルを中心に北部がオランダ語、南部がフランス語(ブリュッセルは2言語併用地域)。一部ドイツ語圏もある。

ビジネスアワー他

ビジネスアワー

以下は一般的な営業時間の目安。店舗により30分~1時間以上の違いがある。

銀行

月曜~金曜9:00~16:00(昼休みを1時間取るところもある)。

デパートやショップ

月曜~土曜10:00~18:00。日曜営業するスーパーもある。

レストラン

ランチ12:00~14:30、ディナー18:30~22:00頃。

カフェ、ブラスリー

10:00~翌1:00。店舗により大きく異なることもある。

年齢制限

たばこ、酒ともに16歳から。スピリッツの酒は18歳から。また、レンタカーも会社によって年齢制限を設けている。下限、上限とも設定されていることもあるので、必ず事前に確認を。クレジットカードの提示が必要。

トイレ

トレイはオランダ語でトアレットToilet、フランス語でトワレットゥToilette。女性用はオランダ語でダーメスDames、フランス語でファムFemmesまたはダムDames。男性用はオランダ語でヘーレンHeren、フランス語でオムHommesまたはメッシュウMessieurs。

マナー

店に入ったら店員やウエーターに「こんにちは」、サービスを受けたら「ありがとう」、出るときは「さようなら」と言おう。これだけで応対してくれる人の態度も変わってくる。

喫煙

公共の施設内での喫煙は禁止。レストラン、バー、カフェなども、完全禁煙なので、たばこを吸う人は注意するように心がけたい。

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