パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月15日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
日本国籍のパスポート所持者はインドネシア到着後に空港で到着ビザ(VOA)の取得が可能(観光や商用等での訪問が対象)。到着ビザの代金はRp.50万(インドネシア・ルピアまたは米ドルや日本円での支払い)で、滞在日数は最長30日以内(到着ビザの延長は1回のみ、30日間の延長を各地の入国管理局で可能)。入国前にイミグレーションの公式サイトで、e-VOA(https://molina.imigrasi.go.id/)も取得できる。
インドネシア入国時には、パスポートの残存有効期間が6ヵ月以上必要となる(査証欄にはビザなしの場合は連続2ページ以上、ビザ申請の場合は3ページ以上の空白ページが必要)。
日本からインドネシアへ渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
以前は機内で配られていた税関申告書は電子化されている。あらかじめ電子税関申告書(E-CD)のサイトで必要情報を入力し、登録が完了すると表示される「QRコード」をインドネシア到着時に空港の税関で提示する。スームズに提示できるようダウンロードやスクリーンショットにして準備しておくこと。登録は出発の2日前から当日まで可能。なお、個人情報を入力した後に、クレジットカード情報の入力を要求してくる「偽サイト」も存在しているので注意。
電子たばこ/加熱式たばこの本体の持ち込みが可能。カートリッジ(たばこの葉の部分)などは成人一人につき200本以内まで。
紙巻きたばこ200本、葉巻25本、きざみたばこ100g、アルコール1ℓ
インドネシアには西部(ジャワ島、スマトラ島、カリマンタン西中部)、中央部(バリ島、ヌサ・トゥンガラ諸島、スラウェシ島、カリマンタン東南部)、東部(パプア)の3つの時間帯がある。首都ジャカルタは日本より2時間遅れ(GMT+7)、バリ島は日本より1時間遅れ(GMT+8)。サマータイムは実施していない。
インドネシアは赤道直下の熱帯性気候のため、乾季と雨季のふたつの季節がある。おおむね5~10月が乾季で、11~4月が雨季となる。乾季は湿度があまり高くならずに過ごしやすい。雨季は午後になるとスコールのような大雨が降り、湿度も高くなる。
ジャカルタの年間気候表
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とジャカルタの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | ジャカルタの平均最高気温 | ジャカルタの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 30℃ | 24℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 30℃ | 24℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 31℃ | 24℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 32℃ | 24℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 32℃ | 24℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 32℃ | 24℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 32℃ | 23℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 32℃ | 23℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 32℃ | 24℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 32℃ | 24℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 31℃ | 24℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 31℃ | 24℃ |
東京とジャカルタの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | ジャカルタの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 470mm |
2月 | 60mm | 270mm |
3月 | 110mm | 250mm |
4月 | 120mm | 130mm |
5月 | 120mm | 110mm |
6月 | 160mm | 90mm |
7月 | 160mm | 30mm |
8月 | 180mm | 80mm |
9月 | 210mm | 50mm |
10月 | 180mm | 70mm |
11月 | 90mm | 110mm |
12月 | 50mm | 220mm |
通貨単位はルピアRupiah(一般にRp.と表記される)。1円は約Rp.105(2024年3月18日現在)。
流通している紙幣は1,000、2,000、5,000、1万、2万、5万、10万の7種類。硬貨は100、200、500、1,000ルピアの4種類。※2022年8月17日から新紙幣が導入された。絵柄やデザインは基本的に変わっていないが、サイズが小ぶりとなり、偽装対策も施されている。
中級以上のほとんどのホテルでは、税金(5~11%)とサービス料(5~10%)が宿泊料に加算される。旅行者が利用する高級レストランやエステサロンでも、料金にサービス料を加算する場合が多い。
2010年からは、付加価値税(VAT)の還付制度がジャカルタとバリで実施されている。対象となるのは外国のパスポートを持つ個人(滞在期間が2ヵ月以内)。還付には対象ショップで1回の買い物の合計額が、500万ルピア(税抜き)以上であることなどが条件となる。
レストランやホテルの料金にサービス料が含まれている場合、基本的には不要。ただし、気持ちのいいサービスを受けたときには気持ちで渡そう。額は個人の満足度によっても異なるが、以下の相場を参考に。
アダプターを使えば日本の電化製品で利用できる物もある
電圧は220Vで、周波数は50Hz。プラグは丸ピン2本足のCタイプが一般的。日本国内の電化製品を使用する場合には、変圧器とアダプターが必要。
インドネシアの放送方式(PAL)は、日本(NTSC)とは異なるので、一般的な日本国内用プレーヤーでは再生できない。DVDソフトはリージョンコードが日本と異なっている。(日本は2、インドネシアは3)。バリ島などで売られている海賊版DVDはリージョンフリーも多いが、日本への持ち込みは違法となるので注意。
ブルーレイのリージョンコードは日本と同じA。
インドネシアの郵便局は「ポス・インドネシア POS INDONESIA」という。EMS便は、ウェブサイトで追跡調査も可能。
月曜~土曜8:00~18:00。また、切手の購入は雑貨屋でも可。高級ホテルではフロントに投函を頼むこともできる。
日本までの各種郵便料金ははがきがRp.8000、封書は重量によりRp.8000〜、EMS便は1kgまでRp.44万〜。日本までの郵便は通常4〜10日ほどで届く(EMSは3日程度)。
001、007など(国際電話会社番号)
81(日本の国番号)
××(頭の0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010(国際電話識別番号)
62(インドネシア国番号)
××(頭の0を取った市外局番)
123-4567(相手先の電話番号)
ほとんどの祝日は各宗教の暦に従っている。新年、メーデー、パンチャシラの日、独立記念日、クリスマス以外は、年ごとに異なる移動祝祭日なので注意。また、バリ島のみの慣例休日だが、ガルンガンの日(2024年は2月28日と9月25日)の前後数日間は多くの店が休みとなる。
公用語はインドネシア語。国内各地ではジャワ語やバリ語など、独自の言葉も使われている。ジャカルタやバリ島リゾートエリアなどでは、英語が通じる場合も多い。
以下は一般的な営業時間の目安。ショップやレストランなどは店やエリアによって異なる。
月曜~金曜9:00~16:00、土曜9:00~12:00。日曜、祝日休み。
都市や観光地では、毎日10:00~21:00くらいが一般的。コンビニは24時間営業が多い。
都市や観光地では、毎日10:00~22:00くらいが一般的。閉店時間の30分から1時間前にオーダーストップとなる。観光地では深夜営業や24時間営業の店もある。
観光スポットなどの入場料には、12歳以下の子供料金を設定している場合もある。飲酒や喫煙の年齢制限は法律では規制していない。慣例として17歳前後からたしなむ人が多い。
トイレはカマル・クチル Kamar Kecil、またはトイレッ Toiletやウェ・ーセ WCで通じる。町なかに公衆トイレはないので、レストランやファストフード店を見つけて利用しよう。観光スポットには公衆トイレもあるが、あまり掃除が行き届いていない場合もあるので注意。(トイレの清潔度は店のグレードに比例する)。
バリ島では新年のニュピに、外出や火を使用することは一切禁じられている。緊急時でもないのにホテルの敷地を出ると、旅行者でも警察に逮捕される。また不浄の手とされている左手で、食べ物を持ったり、握手を求めないこと。また頭は精霊が宿る神聖な場所なので、相手が子供でも頭をなでてはいけない。