パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月17日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
日本国籍の人の香港入国は、90日以内の滞在なら不要。中国本土に出入りする場合の15日以内の滞在に対するビザ免除措置については、2024年3月17日現在暫停中。
パスポートの残存有効期間は、香港滞在が1ヵ月以内ならば「入境時1ヵ月+滞在日数以上」となっている。
日本から香港への渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。なお、関係機関の発行した輸入許可証がある場合は持ち込み可能。
成分にニコチンが含まれている電子たばこは香港では医薬品に分類されるため、持ち込みには医薬品輸入免許が必要となる。持病の治療目的として個人で持ち込む必要がある場合は、医師の診断書(英文)があれば持ち込みが可能。診断書には、病名の他に電子たばこの銘柄や必要量(滞在中の服用スケジュールなど)が明記されている必要がある。また、成分にニコチンが含まれていない電子たばこに関しては、輸入免許や医師の診断書は必要ない。2022年4月30日以降、電子たばこ、加熱式たばこ、ハーブたばこを含む代替喫煙製品の持ち込みは禁止。
18歳以上に限り、紙巻きたばこ19本、葉巻25g以下のもの1本、そのほかのたばこ25gのいずれか1種、アルコール分30%以上のお酒1本(1L)まで。12万HK$以上の現金、またはそれに相当する小切手などを持ち込む場合は申請が必要。申告漏れは犯罪となり、罰金2000HK$と支払うべき税額の数倍、最高で禁固2年が科せられるので要注意。
時差は日本の1時間遅れ。日本の8:00が香港では7:00となる。サマータイムはない。
香港は亜熱帯気候に属し、夏の期間が長く、高温多湿だが、一応冬の時季もある。
ここ数年、台風の勢力が強まっており、7月~9月の台風シーズンには注意が必要。観光のベストシーズンは10~12月の秋から初冬にかけて。この時期はさわやかに晴れる日が多い。
香港と東京の気温グラフ
香港と東京の降水量グラフ
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京と香港の平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | 香港の平均最高気温 | 香港の平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 14℃ | 12℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 15℃ | 14℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 18℃ | 16℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 23℃ | 21℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 27℃ | 25℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 28℃ | 27℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 30℃ | 28℃ |
8月 | 31℃ | 24℃ | 28℃ | 27℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 27℃ | 26℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 26℃ | 24℃ |
11月 | 17℃ | 10℃ | 22℃ | 20℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 15℃ | 14℃ |
東京と香港の平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | 香港の平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 30mm |
2月 | 60mm | 50mm |
3月 | 110mm | 70mm |
4月 | 130mm | 160mm |
5月 | 130mm | 310mm |
6月 | 160mm | 390mm |
7月 | 160mm | 320mm |
8月 | 150mm | 390mm |
9月 | 210mm | 300mm |
10月 | 160mm | 160mm |
11月 | 90mm | 40mm |
12月 | 40mm | 30mm |
2010年から2012年にかけて発行となった各紙幣
通貨単位は香港ドル(HK$)とセント(¢)。1HK$は100¢、約19.07円(2024年3月18日現在)。紙幣は1000HK$、500HK$、100HK$、50HK$、20HK$、10HK$の6種類。硬貨は10HK$、5HK$、2HK$、1HK$、50¢、20¢、10¢の7種類がある。
発券銀行が3つあるため、紙幣のデザインが複数あることに注意したい。
消費税はかからない。ローカルな食堂やファストフード店以外のレストランでは10%のサービス料が加算される。ゲストハウスや格安ホテル以外のホテルでも10%のサービス料が加算。出国税は120HK$、空港保安税は55HK$(2021年10月から55HK$)、第三滑走路建設のための空港建設費が90〜160HK$(エコノミークラスの場合)、70~160HK$(トランジットの場合)で、いずれもチケットに含まれている。24時間以内に出国した場合、または空港のスカイピア経由の場合には、出国税の払い戻しを受けることができる。また、香港への持ち込み品には関税はかからないが、一定量以上のアルコールやたばこには物品税が課せられる。
香港ではイギリス文化の名残としてチップの習慣があるが、最近は薄れつつある。
プラグは大部分がBFタイプ
プラグは複数の形状が存在する。ホテルではアダプターを用意していることもある
電圧は220Vで周波数50Hz。プラグは現在BFタイプ(角3ピンのイギリスタイプ)に統一されているが、古いホテルなどではBタイプが残っていることもある。変換プラグは持参したい。日本国内用の電化製品(パソコン周辺機器以外)はそのままでは使えないので、変圧器が必要。
香港のテレビ・ビデオ方式(PAL方式)は、日本やアメリカ(NTSC方式)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。
リージョンコードの確認を忘れずに。DVDの場合、日本のリージョンコードは2、香港は3のため、「All code」と明記されているものでないと日本では見られない。ブルーレイのリージョンコードは、香港も日本と同じAなので、香港で購入したソフトも日本で見られる。
場所によって多少違うが、だいたい月曜~金曜9:30~17:00、土曜~13:00。日曜・祝日は休み。中環の郵政總局は、月曜~土曜8:00~18:00、日曜は12:00~17:00、祝日は休み。
日本までの航空便は、はがきまたは20gまでの封書で5.4HK$、50gまで12.3HK$。小包は、船便1kgまで250HK$、航空便は1kgまで213.7HK$、EMSは212HK$。
詳細はHong Kong Post。
001(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
××(頭の0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
事業者識別番号
010(国際電話識別番号)
携帯電話の場合は010のかわりに「0」を長押しして「+」を表示させると、国番号からかけられる。
NTTドコモは(携帯電話)は事前にWORLD CALLの登録が必要。
852(香港のエリア番号)
12345678(相手先の電話番号)
年によって日にちが変わる休日もあるが、ここでは2024年に従った。
公用語は英語と中国語(広東語と北京語)。
以下は一般的な営業時間の目安。商店やデパート、レストランなどは、店によって異なる。
月曜~金曜9:00~16:30、土曜~13:00(土曜休業のところもある)。日曜・祝日休み。営業時間中は両替が可能。
11:00~21:00くらい。コンビニエンスストア、一部のファストフード店は24時間営業。大型ショッピングモールは10:00~22:00くらい、デパートは通常22:00までの営業。
11:00~22:00くらいだが、飲茶レストランや粥・麺の店、茶餐廳は7:00くらいから営業。旧正月を除き年中無休の店が多い。高級レストランではランチとディナーの間に1時間ほど休憩をとる店が多いので注意したい。
香港では、18歳未満のタバコとアルコールの購入、またカテゴリー3に属する映画(暴力、性的描写などの多い物)の18歳未満の入場が禁止されている。競馬場への入場、馬券やサッカーくじ、マークシックスの購入は18歳以上のみ可能。
公共の場でのゴミの投棄、つばや痰を吐く行為に対しても一律3000HK$の罰金が科せられる。
禁煙の範囲は、あらゆるオフィス、公共の場、飲食店、バーとカラオケの室内エリア、バスターミナルと広範囲に及ぶ。また公営の市場(市場内の食堂も含む)、公衆トイレ、プール、体育館、運動場、コロシアム、博物館、図書館、大部分の公園も基本的に禁煙(公園やプロムナードでは喫煙場所が設けられているところもある)。一部のレストランやバーでは、屋外に喫煙エリアを設けているので、スタッフに確認するとよい。禁煙の場所で喫煙した場合の罰金は一律1500HK$。