パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月2日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
観光目的の日本国民は、通常は90日以内の滞在はビザ不要。
パスポートの有効残存期間入国時に6ヵ月以上あることが望ましい。
日本からトルコへの渡航の際、以下はトルコ農林省から持ち込みが禁止されている。ただし、宗教上必要な食べ物に関しては事前に申請し、必要な手続きをとって別便で送れば、農林省の検疫を通さず持ち込むことができる。
電子たばこについて、トルコ政府は健康への悪影響が通常のたばこに比べて強いとして、国内への輸入や持ち込み、国内での販売を禁止している。
トルコと日本の時差は6時間。日本の7:00がトルコでは深夜の1:00となる。以前はトルコと日本の時差は7時間(サマータイム時は6時間)だったが、2016年より冬時間を廃止。トルコと日本の時差は通年6時間となっている。
国土が広いため、地方によって気候や降水量の差が激しい。一般的に夏は雨が少なく、乾燥しており、海岸部では蒸し暑い。冬期は曇りが多く、よく雨が降る。東部の高原地帯では積雪もあり、路面が凍結することも。内陸部は日中と夜の気温差が大きい。
イスタンブールと東京の気温と降水量
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とイスタンブールの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | イスタンブールの平均最高気温 | イスタンブールの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 3℃ | 9℃ | 4℃ |
2月 | 10℃ | 4℃ | 10℃ | 4℃ |
3月 | 13℃ | 5℃ | 11℃ | 5℃ |
4月 | 18℃ | 11℃ | 18℃ | 9℃ |
5月 | 23℃ | 16℃ | 23℃ | 16℃ |
6月 | 25℃ | 20℃ | 28℃ | 19℃ |
7月 | 29℃ | 24℃ | 29℃ | 20℃ |
8月 | 30℃ | 24℃ | 29℃ | 20℃ |
9月 | 25℃ | 19℃ | 26℃ | 16℃ |
10月 | 19℃ | 13℃ | 23℃ | 13℃ |
11月 | 16℃ | 8℃ | 17℃ | 10℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 11℃ | 6℃ |
東京とイスタンブールの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | イスタンブールの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 50mm | 80mm |
2月 | 55mm | 60mm |
3月 | 110mm | 60mm |
4月 | 120mm | 50mm |
5月 | 130mm | 20mm |
6月 | 170mm | 20mm |
7月 | 160mm | 20mm |
8月 | 170mm | 20mm |
9月 | 210mm | 35mm |
10月 | 195mm | 65mm |
11月 | 90mm | 70mm |
12月 | 50mm | 100mm |
紙幣と硬貨
トルコの通貨単位はトルコリラ(TL、テュルク・リラスTürk Lirası)。補助単位はクルシュKuruş(Kr)で、1TL=100Kr。1TL≒4.61円(2024年3月18日現在)
流通している紙幣は200TL、100TL、50TL、20TL、10TL、5TL。硬貨は1TL、50Kr、25Kr、10Kr、5Kr、1Kr(トルコ国内の激しいインフレにより硬貨の流通は順次減っており、ほとんど流通していないものもある)。
トルコでは物品に10~20%のKDV(付加価値税)が掛けられている。そのほか、宝飾品など高級品、人体や環境に悪影響を及ぼすもの(アルコール飲料やタバコ、化石燃料など)にはÖTV(特別消費税)が別途掛けられている。また、税率は政策によりしばしば変更される。免税対象となる最低購入金額は税抜で1000TL。規定の額以上を購入したときに書類を作成してもらい、イスタンブール空港など出国地の税関で申請すれば、払い戻しが受けられる。
還付率は金額、購入点数により異なる。なお、ホテルや飲食など現地で受けたサービスについては還付されない。
詳細についてはグローバルブルーのサイトを参照のこと。
チップの習慣はヨーロッパ諸国同様にある。以下の相場を参考にして、スマートにチップを渡そう。心付けは諸外国同様一般的に行われる。大型ホテルでは、サービス料、KDV(付加価値税)が別というケースが多い。
セルフサービスの食堂やファストフードでは不要。また、レシートにサービス料がプラスされている場合も不要。テーブルで会計をする場合には、会計の5〜10%を目安に置くとよい。レジで会計する場合はチップボックスがあることが多く、お釣りの小銭を入れるようにする。
ベルボーイに荷物を運んでもらう場合は、1米ドルを目安にトルコリラで渡す(現在のレートで30〜50TL程度)。ルームサービスに対しては総額の10%を上限にキリのいい紙幣を渡す。ただしルームサービスメニューにサービス料が含まれていると記載されている場合は運んで来た人に50TL程度渡せばよい。また、現地ツアーに参加した場合、ガイドと運転手へのチップ(相場は参加人数や内容による)も必要だ。
おつりの小銭をチップとする。
町なかの公衆トイレやジャーミィのトイレ、バスターミナルやドライブインなどのトイレは有料のことが多い。料金はたいてい入口に書かれており、20〜50TL。
プラグとコンセント
電圧は230Vで周波数50Hz、プラグは2本足のCタイプがメインでB、B3、SEタイプもある。日本国内の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要。
DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンでは通常PAL出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(PAL対応機種なら可)。
ブルーレイソフトの地域コードは日本は「A」、トルコは「B」と異なる。地域コード欄に「ABC」と書かれたリージョンフリーのソフトなら日本の機器で再生可能。
郵便局はトルコ語でPTT(ペー・テー・テー)と呼ばれる。
郵便料金は国際通貨基金が創設した特別引出権「SDR」により設定され、その都度トルコリラに換算するため毎回料金は異なる。日本へのエアメール料金は2024年3月2日現在の換算で20gの封書は52.26TL、1kgの小包は766.55TL。
月~金曜8:30~12:30、13:30~17:00。土・日曜は休み。大都市の中央郵便局は24:00(郵便局によっては19:00または21:00)まで営業している場合もある(営業時間は随時変更される可能性がある)。
00(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3(0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社番号
010(国際電話識別番号)
90(トルコの国番号)
212(最初の0を除いた市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
西暦で祝う固定祝祭日と、イスラーム暦で祝う移動祝祭日(*印)がある。ラマザン(断食月)明けのシェケル・バイラム(ラマザン・バイラム)やクルバン・バイラム(犠牲祭)は最低3日間の祝日が続く。またこれらの連休および共和国の日の前日は半休となる。
トルコ語が公用語。南東部ではクルド語も広く日常的に話される。シリア国境近くではアラビア語も話される。
以下は一般的な営業時間の目安。ラマザン期間は日没で閉めることが多い。
9:00〜12:30、13:30〜17:00(民間銀行は17:30までのところもある)。休業日は、土・日曜、祝日
施設によって異なるが、国立の博物館は9:00〜17:30か18:00になっているところが多い。夏は19:00までのところもある。多くの施設でチケット販売は1時間前までとしている。
デパートやショッピングセンターは、10:00〜22:00のところが多い。一部は0:00まで営業している。一般の商店は10:00〜20:00ぐらいまで。スーパーマーケットは9:00〜20:00のところが多い。
朝食を扱っているところは7:00、あるいはもっと早くから開店しているところが多い。スターバックスやカフェネロなどのチェーン店は7:00〜22:00、場所によっては23:00まで。カフェも8:00からのところが多い。ランチタイムからの営業店は、繁華街で12:00〜0:00、アルコールの出ないレストランや住宅街に近い食堂は昼に始まり20:00〜22:00頃に閉店する。
トルコでは18歳未満の酒類とタバコの購入は不可。
ホテルは、ロビーなど屋内の公共スペースのほか喫煙可能と指定された客室以外は禁煙。レストラン、会社、学校など自宅以外のすべての屋内は禁煙。公共交通機関内、タクシー内、ツアーバス内も全面禁煙。違反した場合は罰金が課せられる。