パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月1日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
観光目的での滞在の場合、90日まで不要。
2025年よりETIASへの申請・取得が義務となる見込み。
詳細及び申請はETIAS(エティアス)欧州渡航情報認証制度のウェブサイトを参照。
イタリアを含むシェンゲン協定国出国予定日から90日以上の残存期間が必要。出入国カードの記入の必要はない。
日本からイタリアへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
免税の範囲は、中身のたばこが紙巻きたばこ200本に相当する数量まで
日本との時差はマイナス8時間。イタリアの10:00が日本では18:00となる。サマータイム実施時はマイナス7時間の差になる。
サマータイムの実施期間は3月の最終日曜から10月の最終土曜日まで。ただし、変更される年もある。
南北に細長く、温暖で四季がはっきりしている。日本の気候とよく似ており、ミラノ、ローマも東京の気候とさほど差がない。ただ、朝夕の温度差が大きく、冬季はかなり寒く、シチリア島でも雪が降ることもある。夏は乾燥し、雨は冬にやや多い。緯度が高いので、夏は夜遅くまで明るい。
イタリアと東京の気温
平均気温・平均降水量の月別一覧表
東京とミラノの平均最高気温・平均最低気温
月 | 東京の平均最高気温 | 東京の平均最低気温 | ミラノの平均最高気温 | ミラノの平均最低気温 |
---|---|---|---|---|
1月 | 10℃ | 2℃ | 4℃ | 2℃ |
2月 | 10℃ | 2℃ | 7℃ | 0℃ |
3月 | 12℃ | 5℃ | 14℃ | 3℃ |
4月 | 18℃ | 10℃ | 19℃ | 7℃ |
5月 | 23℃ | 15℃ | 22℃ | 12℃ |
6月 | 25℃ | 18℃ | 27℃ | 15℃ |
7月 | 28℃ | 23℃ | 28℃ | 17℃ |
8月 | 30℃ | 24℃ | 27℃ | 16℃ |
9月 | 27℃ | 21℃ | 25℃ | 14℃ |
10月 | 23℃ | 15℃ | 19℃ | 9℃ |
11月 | 16℃ | 10℃ | 10℃ | 3℃ |
12月 | 13℃ | 5℃ | 5℃ | 0℃ |
東京とミラノの平均降水量
月 | 東京の平均降水量 | ミラノの平均降水量 |
---|---|---|
1月 | 40mm | 50mm |
2月 | 50mm | 50mm |
3月 | 100mm | 60mm |
4月 | 110mm | 70mm |
5月 | 110mm | 60mm |
6月 | 140mm | 60mm |
7月 | 140mm | 40mm |
8月 | 130mm | 50mm |
9月 | 170mm | 50mm |
10月 | 130mm | 60mm |
11月 | 70mm | 70mm |
12月 | 40mm | 60mm |
硬貨の表面は数字とヨーロッパ地図の入った、EU共通デザイン。裏面はコロッセオなど、イタリア独自のデザイン
通貨はEU単一通貨ユーロ。通貨単位はユーロ€(euro)とセント¢(イタリア語読みはチェンテージモ centesimo/複数形はチェンテージミ centesimi)。
€1=100¢、€1=約163円(2024年3月18日現在)。
紙幣は€500、€200、€100、€50、€20、€10、€5。
硬貨は€2、€1、50¢、20¢、10¢、5¢、2¢、1¢。
ほとんどの商品にIVAと呼ばれる付加価値税が4~22%*1かかっている。EU以外の居住者は、タックスフリー加盟店で1店舗€70以上の買い物をし、所定の手続きをすれば、手数料などを引いた税金が還付されるシステムがある。買い物をするときや帰国時には、忘れずに手続きをしよう。
2011年より、イタリアの一部の都市での宿泊に滞在(宿泊)税が課される。各自治体により、呼び方、対象宿泊施設、金額、時期、期間などは異なる。ホテルのランク、時期などにより1泊につき、ひとり€1から8程度。チェックアウトの際に直接ホテルへ支払う。ホテルにより支払いは現金、あるいは宿泊料とまとめてカード決済も可。金額、時期などは今後変更される可能性あり。
2024年4月からヴェネツィアでは日帰りの観光客に対して、€5の訪問税が課せられる。
レストランやホテルなどの料金には、ほとんどサービス料が含まれているので、必ずしもチップ(イタリア語で manciaマンチャ)は必要ではない。快いサービスを受けたときや通常以上の手間をとらせたときなどには、以下の相場を参考にしてみよう。
端数を切り上げて渡そう。
「コペルト」と呼ばれるイタリア独自の席料が加算されることが多く、1名あたり€0.50~5程度。サービス料として5~10%程度かかる店もある。コペルトやサービス料が発生する場合、チップは必要ないが、端数を切り上げて渡す、もしくは店の格により5~10%程度を目安にしよう。
ポーターやルームサービスに対して、€1~5程度。
係員が一律に徴収する場合や、机にお皿を置いて任意にとする場合がある。入口のゲートに指定料金を投入する無人タイプもある。€0.50~1程度。
プラグはCタイプ。変圧器内蔵の電化製品ならプラグ変換アダプターを差せば使える。
電圧は220Vで周波数は50Hz。ごくまれに125Vもある。プラグは丸型のCタイプ。日本国内用の電化製品はそのままでは使えないので、変圧器が必要。
イタリアのテレビ・ビデオ・DVD方式(PAL方式)は日本(NTSC方式)とは異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキやDVDプレーヤーでは再生できない。DVDは、パソコンやPAL互換機能、リージョンフリーのついたDVDプレーヤーなら再生可能。ソフト購入時に確認を。
郵便局は中央郵便局と小規模の郵便局の2種があり、営業時間や小包などの取り扱い業務が異なる。切手は、郵便局のほか、Tのマークのタバッキ Tabacchi(タバコ屋)で購入でき、ポストも日本同様に各所に設置されている。
日本への航空便(ポスタ・プリオリタリア)は、ハガキや20gまでの封書は€2.40。
中央郵便局は月~土曜8:15~19:00頃。そのほかの郵便局は月~土曜8:15~14:00頃、土・日曜休み(一部都市により異なる)。
00(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3(0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
事業者識別番号
010(国際電話識別番号)*1
39(イタリアの国番号)
0123456789(相手先の電話番号)(最初の0も入れる)*2
イタリアでは市外局番と市内局番の区別はない。どこにかけるときでも0からダイヤルする。
キリスト教に関する祝日が多い。年によって異なる移動祝祭日や各都市の守護聖人の祝日にも注意。
イタリア語。地方により少しずつ異なる方言があり、また、国境に近い町では2ヵ国語を話す。
以下は一般的な営業時間の目安。商店やレストランなどは、店や都市によって異なる。また、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどの一大観光都市を中心に、ブランド店をはじめとする一部の商店、デパートなどでは昼休みなしで、日曜も営業する店も増えてきている。
月~金曜8:30~13:30頃、15:00~16:00頃。祝日の前日は昼までで終了する場合もある。銀行の外側や駅などのクレジットカード対応のキャッシュディスペンサーは24時間利用可能。
10:00~20:00頃に通して営業する店が多い。地方や一部の商店では13:00~16:00頃を昼休みとし、日曜と祝祭日を休業とする場合も多い。
昼食12:00~15:00頃、夕食19:00~24:00頃。北に比べ、南は開店がやや遅い傾向あり。
レンタカー会社では、21~25歳以上で運転歴が1年以上、または65歳以下などの年齢制限を設けている場合もある。
イタリアでは18歳からアルコールとタバコの購入が可能だが、飲酒・喫煙の最低年齢を定める法律はない。
2005年1月10日より、「禁煙法」が施行され、美術館、博物館、映画館、列車および、レストラン、バールなどを含め、すべての屋内、公共の場での喫煙は禁止。違反者には、罰金が課せられる。