パスポートやビザ、時差、気候と服装、通貨、電圧と電源(プラグの形状)、祝祭日、市内交通などの旅に役立つ基本情報をご案内します。 時刻表や機内サービスなどのフライト情報、海外航空券の運賃・予約・購入情報、その他旅に役立つ情報もご用意しています。
掲載している内容は2024年3月1日時点の情報です。
また「ビザ」「パスポート」の情報は、日本国籍の方を対象としたご案内です。
急な変更も予想されますので最新情報は大使館等の公的機関にご確認ください。
観光ビザの取得には旅行確認書とバウチャーが必要。2017年より一部の極東エリアに限り、8日間有効の電子ビザが発行されている(発給停止中:2022年7月現在)。
ロシアに入国する場合、パスポートの有効残存期間はロシア出国期限より6ヵ月以上必要。ビザの申請の際には、少なくとも見開きで2ページ以上の余白があること。
日本からロシアへの渡航の際、以下のものは禁止品ではないが、検疫対象となる。
ロシアに入国する際は、入出国カードの提出が義務づけられている。入国審査の際半分が返却され、出国の際そのカードを提出する。また規定された以上の通貨や物品を持ち込む場合は、税関申告書の提出が必要。
ロシアでは、電子たばこ、および液体カートリッジは、個人的な使用目的であれば持ち込みは可能。無申告で持ち込める嗜好品の範囲である「200本あるいは250g以内のたばこ、あるいは50g以内の葉巻」に準じた扱いになる。
ロシアにおいて8労働日以上滞在する場合、滞在登録が必要。
通常の観光でロシアを訪れる場合は、ホテルに宿泊した際に自動的に登録がなされるので、この滞在登録に関してあれこれと心配する必要はない。友人宅などに宿泊する場合は、受け入れ側に手続きをしてもらう。
ロシアには11の時間帯がある。日本との時差は最西端の飛び地カリーニングラード州でマイナス7時間、モスクワ、サンクトペテルブルクを含むヨーロッパ・ロシア地域のほとんどはマイナス6時間、ハバロフスク、ウラジオストクなど極東地方はプラス1時間、東端のチュコト半島はプラス3時間。2011年にサマータイム制度が廃止され、かつての冬時間が標準として設定された。
国内を移動する際にいちばん気をつけたいのがこの時差のこと。現在は航空機なども現地時間でスケジュール運行されている場合が多いが、昔の習慣を守ってモスクワ時間で運行という場合もある。切符を手にしたらまず現地時間かモスクワ時間か確認しよう。
典型的な大陸性気候。国土の大部分は寒冷な気候で、短く冷涼な夏と、長く続く厳寒の冬が特徴。夏と冬の気温の差は30~75℃に及ぶ。ヨーロッパ・ロシアの1~2月の平均気温は-10℃前後だが、シベリアでは-20~-35℃で、内陸部は-50℃以下になるところもある。ただ近年は、猛暑や暖冬となる年も珍しくなく、渡航前に現地の状況を情報収集しておくことが望ましい。
通貨単位はロシア・ルーブル(本サイトではPと表記)。補助通貨単位はカペイカ(本サイトではKと表記)。1P=100K。
2024年3月18日現在、1P≒1.62円。レートは変動する。
紙幣の種類は5000、2000、1000、500、200、100、50、10、硬貨の種類は10、5、2、1Pと50、10、5、1Kが流通している。
ソ連時代はチップの習慣はなかった。現在も強制ではないが、観光客がよく訪れるレストランなどではチップが期待されている。目安としては総額の10%程度。カフェは100〜200P程度。一部のレストランでは10~15%のサービス料が別途加算されており、その場合はチップを渡す必要はない。
電圧は220Vで、周波数は50Hz。プラグはヨーロッパCタイプが一般的。プラグアダプターは日本の量販店などで購入できるが、現地では入手困難。日本の電化製品を現地で使う場合は、使用する機器が海外での利用を保証しているか、必ず確認を。
ロシアのテレビ・ビデオ方式(SECAM)は、日本(NTSC)と異なるので、一般的な日本国内用ビデオデッキでは再生できない。DVDソフトは地域コードRegion Codeが日本と同じ「2」と表示されていれば、DVD内蔵パソコンは通常SECAM出力対応なので再生できるが、一般的なDVDプレーヤーでは再生できない(SECAM対応機種なら可)。
郵便事情はあまりよくない。大切な荷物、書類などはEMSや、DHLなどの国際輸送会社を利用したほうがよい。一般の国際郵便は、中央郵便局など大きな郵便局から送る。
一般の航空郵便は、日本まではがきも封書(~20g)も45P。モスクワから日本まで、郵便が到着するのに2~3週間かかることもある。
一般に月~金曜の8:00~18:00、土曜8:00~17:00。各地の中央郵便局は日曜も営業し、営業時間も一般局よりも長い。
8-10(国際電話識別番号)
81(日本の国番号)
3(0を取った市外局番)
1234-5678(相手先の電話番号)
国際電話会社の番号
010(国際電話識別番号)
7(ロシアの国番号)
市外局番
123-4567(相手先の電話番号)
土・日曜と重なった場合は基本的に翌月曜が振り替え休日となる。
公用語はロシア語。各民族独自の言語は100を超える。
一般に月~金曜の9:00~17:00。土、日曜は必ず休み。大使館などでは受付の曜日や時間が限られているところも多い。
一般に月~金曜の9:00~18:00。13:00~14:00頃昼休みを取るところが多い。
一般に食料品店は月~土曜の8:00~18:00、服飾雑貨店などは月~土曜の10:00~18:00。途中昼休みを取る店もある。現在は無休で営業する店も多い。大型ショッピングセンターでは年中無休がほとんど。一概にはいえないが、日本にあるような24時間営業はまだ少ない。
ロシアでは18歳未満の飲酒と喫煙は禁じられている。
町なかや駅、デパートなどの公衆トイレはだいたい有料で、20〜30P程度の料金がかかる。町なかに公衆トイレは非常に少なく、よく簡易トイレが使われているが、あまり快適ではないのでデパートや博物館などに入った際に用を足しておいた方が無難。男性用は▼かM、女性用は▲かЖで表示されている。
公園、路上などあらゆる場所の屋外および公共施設での飲酒は禁止されている。飲食店および住居以外では飲酒できないことになっており、違反した場合罰金が科せられる。また、夜間のアルコール類の販売も禁止されている。
空港内、駅構内、バス停など公共の場での喫煙は禁止されており、違反した場合罰金が科せられる。基本的にレストラン、カフェ、バー、ホテル、駅のホーム、船内や長距離列車内なども禁煙。