飼い主とペットとの快適な空旅を演出する「ペット連れのお客様向けサービス」
ペットも大切な家族の一員だからこそ、一緒に旅を楽しみたい。そんな飼い主の思いに寄り添ったペット連れのお客様向けサービス。でも実際に利用するとなると、フライト中の環境や預けることによるペットへの負担などが不安で、結局、飼い主側の行動範囲を狭めていることもあるのでは?そこで今回、ご自身やご家族がペットを飼っている3名の方に、サービスを利用した感想、不安や疑問をホンネで語っていただきました。
■桑高和恵さん
猫がいない生活はしたことがなく猫がいるのが当たり前だという猫派のワーキングマザー。年3回の北海道への帰省の際には必ずANAでペットと一緒に飛行機を利用しているヘビーユーザー。2匹の猫を連れて利用したこともあり、ペットを留守番させての遠出は考えられないとか。
■石橋昇子さん
サービス利用経験なし。一度利用したいと思うも多忙なため旅に出られないのが一番の悩み。猫を置いていけないと遠出をしない義母が気がかりで、今回の座談会で知ったサービス内容を義母に伝え、猫と旅行できることを教えたいと考えている。今回の座談会の司会進行役。
■小柳晴輝さん
大阪の実家には中学生の頃から飼っている犬がいる。飼う際に「もう旅行にはいけないね」と家族間で暗黙の了解があったため、これまでサービス利用の経験はなし。興味はあるけれど不安も大きく利用に踏み出せない慎重派。ちょっぴり天然なところが憎めない。
【石橋さん】今回はANAのペット連れのお客様向けサービスについて、使用した感想やサービスへの疑問、不安などについての本音をお聞きできればと思っています。ではまず皆さん、旅行や帰省で自宅を空ける際にはペットをどうされていますか?
【桑高さん】私は実家が札幌にあるため、帰省の際には必ず飛行機を利用します。毎回猫を連れて帰っていますし、実家の母がこちらに来る際も猫同伴ですね。今14歳の猫が小さいときから一緒にANAを利用しているんですよ。10年来のヘビーユーザーです。
【小柳さん】僕は今一人暮らしをしているのでペットは飼っていませんが、実家では僕が中学生の頃から犬を飼っています。旅行のときは留守番をさせることが前提だったので、正直連れていくという発想はなかったですし、このサービスがあることも知りませんでした。
【石橋さん】夫の実家でも猫を飼っていますが、義母もやはり猫がいるからと出不精になってしまっているところがありますね。置いて出かけるのは心配だけど、連れていくのも困難なようで。
【小柳さん】犬と遊びに行きたいという気持ちはあるので、行き先を調べることまではするのですが、どうやって連れていくのということがいつもネックになるんです。それで結局、多めにご飯とお水を置いてお留守番させることに。ごめんね、ごめんねと後ろ髪を引かれる思いで出かけていました。
【石橋さん】よく利用しているという桑高さんにお聞きします。最初にこのサービスを使ったときのことを覚えていますか?
【桑高さん】猫を飛行機に乗せること自体が浸透していなかったと思うので、「猫も一緒に飛行機で帰ったよ」と会社で自慢した覚えがあります(笑)。それまではずっとペットホテルに預けていたのですが、費用はかかるし帰ってきたら寂しさでストレスがすごかった。
【小柳さん】でも貨物室に預けるんですよね。預けている間、どんな状態なのか不安だなあ。荷物のような扱いだったらちょっと残念です。だから、引っ越しなどどうしようもない理由のある人だけがそのようなサービスを利用するのかと思っていましたが、そうか、旅行や帰省で利用するんですね。
【石橋さん】お膝にのせて一緒に乗るわけではありませんからね。心配になる気持ちもわかります。
【桑高さん】確かに私も初めの頃は不安がありましたが、私は別々のほうがいいかな。電車でもそうだけど、ちょっとでも泣き声がすると焦ってしまう。アレルギーの人も苦手な人もいますからね。あと、すごくいいのが、到着すると他の手荷物のようにターンテーブルで受け取るのではなく、係員の方が直接引き渡してくれるんです。お迎えに行くとそれまで小さくなっていた猫がほわっと大きくなる感じで。安堵しているのかな?その姿がまたかわいくて!
【小柳さん】へえ、安堵するペット、見てみたい!係の人は動物好きなのかな?
【桑高さん】飛行機に乗る前にカウンターで家から入れてきたケージのまま預けることが多いのだけど、手続きをする時の係員の人の対応がすごい笑顔なの。だからこちらも「バイバイ、後でね」という気分で預けられます。扱いも丁寧で優しくケアしてくれているのが伝わってくるので、これまで嫌な思いをしたことはないなあ。
【小柳さん】暑かったり寒かったり、空調の具合で体調を崩したりしませんか?
【桑高さん】いわゆる荷物用のコンテナとは違って温度、湿度ともに管理されているし、夏は給水器や保冷シートを貸してくれるのも助かっています。
【石橋さん】ペットを預かる環境も配慮されているようですね。気になる体調ですが、日頃からペットの体調管理は飼い主の役割。ペットの様子をよく見て利用すれば、それほど心配はいらないかもしれませんね。
【石橋さん】ところで、そもそもペットを旅先に連れて行くことについてはどう思われますか?
【桑高さん】絶対一緒に行くべき!ペットホテルに預けるのとは安心感が違います。だって、預けるのはフライトの時間だけだし、あとはずっと一緒にいられるから。預けたりお留守番させておくと心配でゆっくり遊べないですよ。
【小柳さん】気になりますよね。会いたくなっちゃうし。
【石橋さん】動物たちも飼い主と離れることをきっと不安に感じているはず。それがフライトの間だけなのか、何日間にも渡るのかによってペットへの負担は違ってきますね。ペットを飛行機に乗せることへの不安だけに目が行きがちですが、もしかしたら何日間も離れることのほうがペットにとって苦痛かもしれませんね。
【小柳さん】一緒に連れていけるということは思い出が増えるということですよね。家族の一員として思えば家族旅行にはぜひ連れていきたいという思いは飼い主ならみんな持っているはずです。
【桑高さん】帰省の度に実家で記念撮影をするのですが、必ず猫も一緒に写ります。大きくなっているのがわかるので、よい思い出になりますよ。
【小柳さん】家族といいながら置いて行くことが心苦しくてこれまで出かけないようにしていたけれど、一緒に行けるなら一緒に行きたいなあ。
【石橋さん】桑高さんは、これから新たに使ってみたいサービスはありますか?
【桑高さん】いつもは当日その場で預けていたのですが、事前予約ができるようになったようなので利用してみたいですね。予約をすればこれまでは空港で記入していた同意書の手続きもネット上でできるようなので、当日の流れがスムーズになると思います。
【石橋さん】ますます利用したくなりますね。小柳さんは不安が解消されましたか?このサービスを使ってみたいと思いますか?
【小柳さん】使ってみたくなってきた!今までの時間が惜しいなあ。もっと早くから知っていたら色々な所にいけたのになあ。一緒に旅行をしてみたいとずっと思っていたので、皆で行けるよと家族にも提案しようと思います。あきらめていた小柳家にとって明るい話題です(笑)
【石橋さん】今からでもぜひ!
【小柳さん】北海道とか沖縄、ハワイとか!将来、自分の結婚式にも連れていきたいなあ……。
【桑高さん】私はこれからも年に三回の帰省の際だけでなく、家族旅行のときにもフル活用させていただきます。よし、旅行の計画をしよう!
【石橋さん】どんどん楽しみが膨らみますね。ペットと一緒の素敵な旅行の時間を作っていきたいですね。
実際にサービスを利用した方からの具体的な内容や感想から、ANAのペット連れのお客様向けのサービスについて理解が深まりました。。預けることへの不安が大きく利用に踏み切れなかった方も、安心してお預けいただけることをご理解された様子でした。聞けば聞くほどこんな便利なサービスを利用する手はないといった様子でした。このサービスを利用しペットとともに行動する範囲が広がることで、大切な家族との思い出づくりができたら素敵ですね。