ANAでは家族の一員である大切なペットと一緒の旅をサポートいたします。
ANAでは大切なペットが快適に過ごせるよう十分配慮いたしますが、日常生活とは大きく異なる輸送環境は、ペットの健康状態にさまざまな影響を与え、衰弱、もしくは死傷することがあります。必ず事前に注意事項をご確認いただき、十分にご検討のうえ、ご利用ください。
なお、当該運送中に発生したペットの死傷について、その原因が、ペット自身の健康状態や体質等(気圧・温度・湿度・騒音による影響を含む)、ペット自身の固有の性質にある場合、もしくは、梱包の不備等にある場合は免責とさせていただきます。
ペットの入国については、国/地区によってルールが異なり、各国法令、検疫制度により手荷物としてお預かりできない場合があります。動物の輸出入に必要な書類(輸出検疫証明書、健康証明書、輸入証明書等)は、お客様ご自身にて出発国/地区、渡航先の検疫所、大使館等に確認をしていただき、事前にすべてご用意ください。
国/地区によってルールが異なり、各国法令、検疫制度により手荷物としてお預かりできない場合があります。
なお、イギリス・香港・オーストラリア*1への入国を伴うご出発の場合は、お預かりできません。
航空貨物輸送として貨物代理店へお問い合わせいただく必要があります。
パース空港は入国・出国共に不可
事前申請いただいた内容と異なる際には、ご搭乗いただけない場合があります。
米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)より、2024年8月1日以降に旅客、貨物便で米国に到着する全ての犬の入国条件が改定される旨、通達が発行されています。
詳細につきましては、「米国へ犬を連れて渡航されるお客様へ」よりご確認ください。
ペットが以下のような状態にある場合、ストレスや気温の変化の影響をより強く受け、健康被害が生じる場合があります。
食欲がなく、元気がない
呼吸が荒く、心拍数が上がっている
ふらふらとした歩行状態である
過度に緊張し震えている
過度に緊張し大量のよだれがでている
パニック状態になり吠え続けている
売買用/産業用の動物ではない
妊娠していない
若齢(生後4カ月未満)ではない
心臓疾患/呼吸器疾患がない
鎮静剤を使用していない
「〇」は可、「×」は不可を表します。
分類 | 預入可否 | 機内持ち込み可否 | 備考 |
---|---|---|---|
哺乳類 | ○ | × | - |
鳥類 | ○ | × | 猛禽類は不可(ワシ、タカ、フクロウなど) |
上記以外の分類 | × | × | - |
毎年5月1日~10月31日の夏季期間は、他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こす恐れのある短頭犬種(*)のお預かりを中止させていただいております。
(*)短頭犬種
ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、ブル・テリア、キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ
ペットが搭載される貨物室には、ペット以外に手荷物や貨物も搭載されます。
貨物室内の環境は、ペットの健康状態にさまざまな影響を与え、ペットが衰弱、もしくは死傷する場合があります。
空調機にて貨物室内の温度や湿度を管理しておりますが、外気温などの影響により、客室とは環境が異なる場合がございます。
特に夏場は気温や反射熱の影響を受けて高温になることも考えられます。
また、航空機への搭載作業は屋外となる為、夏場や冬場は温度・湿度に大きな変化が生じる場合がございます。
離着陸時や飛行中は、航空機のエンジン音・機械操作音・風切り音等、また、航空機への搭載や取り降ろし時は、エンジン音・地上車両の走行音等が聞こえます。
飛行中は貨物室内の照明が消え、暗室となります。
ペットの出入国条件は、国/地域により異なります。動物の輸出入に必要な書類(輸出検疫証明書、健康証明書、輸入証明書等)は、お客様ご自身にて出発国/地区、渡航先の検疫所、大使館等に確認をしていただき、事前にすべてご用意ください。
動物の種類によって、日本輸入時の検疫方法ならびに手続きに必要な書類が異なります。
犬・猫などをお預けのお客様
犬または猫を輸入される場合は、日本到着の40日前までに動物検疫所への事前通知が必要となります。
事前通知が受理されると、「届出受理証」が発行されますので、出発日、ANA搭乗手続きカウンターで係員へご提示ください。
狂犬病の発生がないとして指定されている地域から輸入される犬・猫については、輸出証明書によりマイクロチップでの個体識別がされていることが確認される場合、係留期間が12時間以内となります。
これらの対応がされていない場合、係留期間が最長180日となる場合があります。
詳しくは、農林水産省動物検疫所ホームページをご確認ください。
げっ歯目(ハムスター、モルモットなど)・鳥類などをお預けのお客様
げっ歯目(ハムスター、モルモットなど)や鳥類などの動物の輸入に際し、厚生労働省への届出(所定の届出書、衛生証明書など)が必要となります。詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。
お問い合わせ窓口にて要予約
ANA運航便では、飼い主と同じ便で移動する場合に、貨物室預かりとしてペットの受付をしております。
詳細、ご予約はお問い合わせ窓口までお問い合わせください。
ANA運航便をANA便名でご予約いただいているお客様が対象です。
(他社便名での航空券では、お受けできません。)
日本国内線から乗り継ぎの場合、予約受付期間は第1区間出発日の2日前まで承ります。
料金
ペットをお預かりする際は、無料手荷物許容量に含めず以下の料金をいただきます。
(下記料金相当を出発国/地区の通貨でお支払いいただきます。適用される通貨につきましては、超過手荷物料金(国際線)をご確認ください。)
エリア1:北米、中南米、ハワイ
エリア2:欧州、ロシア(ウラル山脈より西側)、アフリカ、中東
エリア3:ロシア(ウラル山脈より東側)、アジア(日本含む)、オセアニア
「⇒」は行き先を表します。
上記エリアをまたぐ区間 例)羽田⇒ロサンゼルス ブリュッセル⇒成田 |
上記エリア内の区間 |
日本国内区間*1 | |
---|---|---|---|
1ケージあたりの金額 | JPY40000 / USD400 / CAD400 / EUR300 | JPY25000 / USD250 / CAD250 / EUR200 | JPY5000 |
別途消費税がかかる場合があります。
飛行機の搭載スペース上、受け付けできるペットケージ数には限りがあります。搭載可否については、ご予約時にお問い合わせください。
ペットケージ利用時の注意事項
原則動物1匹の収容となります。ただし、鳥は2羽まで収容可となります。
ペット同士の攻撃による怪我のリスクが生じるため、複数収容による輸送は承っておりません。
IATA規定に適合した、航空輸送に耐えうるペットケージでの輸送のみ承ります。
ペットケージの条件*すべての条件を満たす必要がございます。
頑丈な屋根がついている
丈夫なケージである(硬質プラスチック、金属製、木製など)
換気用の窓が備わっているなど通気性がある
外側に機能的な取手付がついている
逃亡や接触を防ぐために鍵がついている
車輪は取り外しが可能、または固定が可能
ペットが立つ、座る、寝る、回転できる大きさである
吸水剤の下敷きなどがあって、液体や汚物などが外に漏れないよう耐水装置がある
保冷マット、飲み水やエサ用の適当な容器や皿が、ペットの状態や輸送時間に応じて準備されている(乗継地でのエサやりは不可となります)
5月1日~10月31日の期間は、通気性が悪くなり危険なため、ペットケージを二重にすることや、ペットケージにカバーを取り付けた状態でのお預かりはできません。
国/地区によって貨物としての取り扱いのみとなる場合がありますのでご注意ください。
受付制限数、料金など詳細につきましては、事前にANAあんしんご予約デスクまでお問い合わせください。
ペットケージの3辺(縦・横・高さ)の和が292cm(115インチ)、もしくはペットとケージの総重量が45kg(99ポンド)を超える場合はお預かりできません。
ペットをお預けのお客様は同意書の提出が必要です。
事前に印刷して必要事項をご記入のうえ、空港にお持ちください。
お客様の同意のうえ、ダウンロードをお願いいたします。
ご留意ください
日常生活とは大きく異なる輸送環境においては、お預かりしたペットが衰弱、もしくは死傷することがあります。
過去の死亡事象は「過去の死亡事象について」からご確認いただけます。
長時間ペットケージの中にいることに慣れていないペットは、ストレスを感じやすいため、ご旅行前に慣れさせておくことをおすすめいたします。
初めて航空機を利用される場合、またご利用に際して心配される場合は、獣医師へ相談されることをおすすめいたします。
獣医にご相談のうえ、ペットにあったワクチンの接種を受けていただきますようお願いいたします。
犬の場合は狂犬病予防法で定められたワクチン接種を1年以内にお受けください。
飼い主の様子の変化をペットは不安に感じることがあります。ご旅行へご出発される際も、いつもと同じ接し方を心がけ、ペットを安心させてください。
お客様のペットをお預かりした後は、乗り継ぎ時を含めてペットの食事をとることができませんので、あらかじめお客様自身でお済ませください。
満腹状態、空腹状態は飛行機酔いなど体調を崩す原因になります。食事や水分を与える際は適量を心掛けてください。
ペットの熱中症や脱水症状を予防するため、また興奮状態を落ち着かせるためにも、給水器(ノズル式)の取り付けが必要です。
給水器は水漏れのないようしっかりフタを締め、ケージに固定してください。
お預けいただける給水器はノズル式のものに限ります。受け皿タイプの給水器は、水がこぼれる恐れがあるためお預かりできません。
夏場はクールマットや保冷剤などの冷却グッズ、冬場は毛布やペット用カイロをご用意いただくなど、暑さ・寒さ対策へのご協力をお願いいたします。
室内で飼育されている犬や猫などはアンダーコート(下毛)が多いケースもございますので、夏季期間のご旅行の際には下毛のお手入れをおすすめいたします。
航空機へご搭乗の際に、ペットケージの中におもちゃなどを入れると、環境の変化などの影響で誤飲してしまうことがありますのでご注意ください。
また、首輪やリードに関しては、おもちゃと同様に、かみちぎってしまったり、身体に絡まったりする恐れがあります。特にリードに関しては、上記の危険性が高いため、必ず取り外した状態でお預けください。首輪を取り付けたままでの輸送をご希望の場合は、緩みがなく、首に適切に装着されていることを事前にお確かめください。
チェックインカウンター
通常の手続きより時間を要するため、出発時刻の120分前を目安にお越しください。
動物の輸出入に必要な書類を事前にすべてご用意いただき、チェックインカウンターにはお早めにお越しください。出発空港にて、検疫検査を受けられる方は、検査をお済ませのうえ*1、カウンターにお越しください。
当日検査を受けられる場合は、各検疫所の受付時間を確認のうえ、余裕を持ってカウンターまでお越しください。
ペットのチェックイン
「同意書」へのご署名とお預かり料金のお支払いで、チェックインは完了。
飛行機への移動
お預かりしたペットは車両にてご搭乗便までお運びいたします。
貨物室は空調機にて温度・湿度を管理しておりますが、外気温などの影響により客室とは環境が異なる場合がございます。
飛行機内
お預かりしたペットは貨物室(バルクカーゴルーム)にお乗せします。
貨物室は空調機能にて管理しておりますが、外気温の影響等により客室と異なる環境となる場合がございます。
到着空港でのお受け取り
お客様の大切なペットは、係員が慎重にお運びして、お客様のもとへ直接お返しいたします。
環境の変化により、体調を崩されることがあります。到着後は、なるべく安静にしていただくようお願いいたします。
以下の症状がある場合は、獣医師の診断を受けていただくことをおすすめいたします。
下痢
嘔吐
呼吸が荒い
体が震える
食欲がない
散歩・外に出たがらない
不安な様子が取れない
いつもと様子が違う場合
など
予約時に、お預けするペットケージの縦・横・高さのサイズ、ならびにペットケージとペットを合わせた総重量の情報が必要となりますので、あらかじめご準備ください。
スマートフォンのLINEアプリを利用したANAメッセージサービスにてご予約の確認を承ります。LINEを起動するとメッセージ入力欄に「国際線ペット予約」の文字が入力されますので、そのまま送信してください。
PCの方は2次元バーコードからLINEを起動いただけます。
スマートフォンにLINEが登録されていない場合は、ANAあんしんご予約デスクにて承ります。
ANAあんしんご予約デスクにて承ります。
ANAメッセージサービスにてご希望便のペットのお預かり可否の確認も承ります。LINEを起動するとメッセージ入力欄に「国際線ペット空き確認」の文字が入力されますので、そのまま送信してください。
PCの方は2次元バーコードからLINEを起動いただけます。
日本国外からお問い合わせいただく場合は各支店のANA電話窓口へお問い合わせください。
ANAグループでは、病気やけが・障がいによりおからだが不自由なお客様、その他のお手伝いが必要なお客様(妊娠中・ご高齢・小さなお子様連れ・お子様一人旅・ペット同伴)が、安心して快適な空の旅をお楽しみいただけますよう、お手伝いさせていただきます。