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総本山金峯山寺

奈良の吉野に佇む世界遺産、修験道の開祖が開いた金峯山寺

奈良県南部の吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は古くは金峯山と称し、古代より広く知られた聖域でした。修験道の開祖である役行者神変大菩薩が7世紀後半に修行に入り、金剛蔵王大権現のお姿を山桜に刻んで山上ケ岳と山麓の吉野山に祭祀されました。これが金峯山寺の開創と伝えられています。

本堂・蔵王堂(国宝)

金峯山寺の本堂で、秘仏本尊蔵王権現(約7メートル)三体の他、多くの尊像を安置しています。重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さがあり、大変勝れた建築という高い評価を得ています。 金峯山寺内では古くから、白鳳年間に役行者が創建されたと伝えていて、また、奈良時代に行基菩薩が改修されたとも伝えています。その後、幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は1592年頃に完成したものです。

蓮華会・蛙跳び行事

金峯山寺の三大行事の1つであり、役行者が産湯を使われたと伝えられる奈良県大和高田市奥田にある弁天池の清浄な蓮の華を蔵王権現に供える法要です。毎年7月7日は弁天池の蓮の華を蔵王堂に運んでご本尊に献じ、合わせて境内では「蛙飛び行事」が執り行われます。蛙飛び行事は、蓮華会と共に行われる行事で、大青ガエルの太鼓台が町内を練り歩き、金峯山寺蔵王堂の前で人間に戻されるという奇祭です。

観光地詳細

名称 総本山金峯山寺
Webサイト https://www.kinpusen.or.jp/index.html
所在地 奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
アクセス 大阪方面
近鉄あべの橋駅から特急で約1時間15分
JR天王寺駅から王寺・吉野口駅のりかえで約1時間50分
京都方面
近鉄京都駅から橿原神宮前駅のりかえ特急で約1時間45分
奈良方面
近鉄奈良駅から西大寺・橿原神宮前駅のりかえで約1時間25分
名古屋方面
近鉄名古屋駅から八木・橿原神宮前駅のりかえ特急で約2時間55分
高野山・和歌山方面
高野山からJR橋本・吉野口駅のりかえで約1時間50分
JR和歌山駅から吉野口駅のりかえで約2時間20分
参拝可能時間 8:30~16:00
お問い合わせ先 TEL: 0746-32-8371
料金 蔵王堂拝観料(ご開帳期間は別料金となります。)
大人:800円
団体:720円
障がい者:400円

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