男池湧水群

阿蘇くじゅう国立公園の指定区域にあり、九重連山の東端に位置する「黒岳（くろたけ）」。その北側に男池湧水群はあります。黒岳は全てが原生林でおおわれている自然豊かな山で、登山をしなくても、駐車場から湧水地へ向かう遊歩道を少し歩くだけで自然のエネルギーが充満していることを実感できます。新緑から紅葉までの時期が訪れるのにベストシーズンですが、葉っぱが落ちて木々の間から青い空が見える冬場も穴場です。

湧水群の周辺には遊歩道がいくつか整備されており、自然の中を楽しみながらトレッキングすることも可能です。中でもおススメのルートは、水の流れに沿って下流へと向かうルート。自然のままに近い道なので、ちょっと歩きづらい箇所が所々にありますが、長い歳月を重ねて出来たであろうコケの美しさを脇目に見ながら進んだ先には、「名水の滝」が姿を現します。豊かな湧水が生み出す滝の周囲はマイナスイオンたっぷりで、ここまで来た疲れをすっかり癒してくれるはずです。