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熊野那智大社と
那智山青岸渡寺熊野信仰を感じることができる 那智山
和歌山県南東の那智勝浦町の山あいにたたずむ熊野那智大社。那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)とともに熊野信仰の中心地として、古来より多くの人々の信仰を集めました。熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山と呼ばれています。その他、那智勝浦町には、海辺の良質な勝浦温泉や生まぐろの水揚げ量日本一を誇る勝浦漁港など、多くの見どころがあります。
熊野那智大社
熊野三山の一つである熊野那智大社は、那智山の中腹に鎮座し、那智の滝への自然崇拝を起源とする神社です。467段の石段の上に建つ鮮やかな朱塗りの拝殿の奥には、6棟からなる本殿が佇み、神聖な空気が漂っています。境内には生まれ変わり信仰のひとつ「胎内くぐり」ができる樹齢約850年の大楠があります。毎年7月には、日本三大火祭りに数えられる、「那智の扇祭り」が行われ、白装束の男たちが燃えさかる重さ50キログラム以上の大松明の炎で参道を清める「御滝本神事」は迫力満点です。
那智の滝
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝。日本一の落差を誇る日本三大名瀑の一つです。飛瀧神社には社殿がなく、この大滝がご神体で、大いなる自然への畏敬の念が起源である熊野信仰をまさに象徴しています。那智の滝の上流には、修験道の修行場で「那智四十八滝」と呼ばれる多くの滝があり、那智の滝は「一の滝」とも呼ばれています。高さ133メートルの垂直に切り立った岩肌を流れ落ちる姿は圧巻です。
那智山青岸渡寺
那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)は、熊野那智大社と隣接して建っています。那智の滝、那智の原生林を望む西国三十三所第一番札所(西日本巡礼の最初の札所)。熊野信仰の霊場として長い歴史があり、那智の滝を中心にした神仏習合の一大修験道場でしたが、1868年に青岸渡寺と那智大社に分離しました。本堂の後方には朱色の三重の塔があり、背後の那智の滝との絶景スポットとなっています。
熊野古道 大門坂
熊野那智大社や那智の滝へと続く熊野古道の大門坂は、杉木立に囲まれ苔むした石段が続き、古の参拝者たちを受け入れてきた往時の熊野古道の雰囲気に満ちています。途中には、平安衣装の着付け体験ができる「大門坂茶屋」や、聖域と俗界とを分かつ「振ヶ瀬橋」、推定樹齢800年の大きな2本の杉「夫婦杉」など、見どころも満載。大門坂の入口から熊野那智大社へは上りの石段ですが、約1.3キロメートルと距離も短く、熊野古道体験にはもってこいの魅力が凝縮されたコースです。
観光地詳細
名称 | 熊野那智大社と那智山青岸渡寺 |
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Webサイト | https://www.nachikan.jp/kumano/ |
所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
アクセス | JR紀伊勝浦駅からバスで約25分 紀勢自動車道すさみ南ICから車で約1時間20分 |
お問い合わせ先 | TEL: 0735-52-5311(那智勝浦町観光案内所) |