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湯殿山

山岳信仰修行の山、湯殿山

湯殿山は標高1,504メートル、山にこもり厳しい修行を行う山岳信仰(修験道)の霊山として名高い山です。月山・羽黒山と合わせて出羽三山と呼ばれ、月山・羽黒山で修行をした行者がここで仏の境地に至るとされています。湯殿山の北側の中腹の峡谷には、湯殿山神社本宮があります。

「語るなかれ」「聞くなかれ」 湯殿山神社本宮

湯殿山の中腹にある湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られ、俗世とは切り離された神域の神社です。湯殿山神社には社殿がなく、ご神体は熱湯の湧き出る茶褐色の巨大な岩。古来より「語るなかれ」「聞くなかれ」と言われ、ここで見聞きしたことは口外してはいけないことになっている、神秘的な神社です。

湯殿山注連寺(ゆどのさんちゅうれんじ)

800年代初頭、弘法大師が湯殿山を開山した折、ここ湯殿山の麓にお堂を建て祈祷所にしたのが始まりと伝えられる由緒あるお寺です。鉄門海上人(てつもんかいしょうにん)の即身仏(ミイラ)が安置されています。注連寺での体験を元に描いた文学作品「月山」の舞台としても有名。境内にある樹齢約200年のカスミザクラ「七五三掛桜(しめかけざくら)」や、本堂の天井画は必見です。

湯殿山総本寺 大日坊瀧水寺(ゆどのさんそうほんじ だいにちぼう りゅうすいじ)

弘法大師が開山された寺として知られる湯殿山の総本寺です。弘法大師自作の秘仏である御本尊と即身仏「真如海上人(しんにょかいしょうにん)」、国指定重要文化財「釈迦如来(金剛仏)」が安置されています。(1200年代に活躍した高名な仏師)運慶作の仁王像のある仁王門や高さ約27メートルの老杉「皇壇の杉」も見逃せません。

観光地詳細

名称 湯殿山
Webサイト http://www.dewasanzan.jp/publics/index/52/
所在地 山形県鶴岡市田麦俣六十里山7
アクセス 山形自動車道月山ICから車で約30分 
山形自動車道庄内あさひICから車で約40分 
JR鶴岡駅から庄内交通バス月山8合目行きで約1時間25分
営業時間 湯殿山神社参拝 4月下旬〜11月初旬
湯殿山口からの月山登山 7月〜10月下旬
お問い合わせ先 TEL: 0235-53-3411(あさひむら観光協会)
料金 御祓料
中学生以上:500円、小学生以下:無料

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